Noru

単振動のように。 思いついたことや心が動いたことなどをゆらゆら揺れながら書き残していき…

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単振動のように。 思いついたことや心が動いたことなどをゆらゆら揺れながら書き残していきます。

最近の記事

縛りを解く

この世の中に誰もが従わないといけないルールなんてあるのだろうか。 明日自分の意識が喪失されるとして、この世のルールを気にする人はいるだろうか。 守った方が上手くいくルールは沢山あるが、必ず守らないといけないルールなんてなくって。 あるとすれば、それは自分で作ったルールに他ならない。 自分で自分のルールを作る。 それはとても自分勝手で、都合がいいように聞こえるかもしれないが、それしか道はないのだ。 人が作ったルールに従うのは、偏に楽だから。利益があるから。 自分で自分に課

    • 自由スタイルライフ

      今現在、僕は13年間ずっといた彼女という肩書の存在を失った。 僕は誰の時間も気にすることなく、毎日を過ごしている。 自分にとって何が最適だったのかは結局今を生きる自分には知り得ないわけだけれど。 一人の誰かを想い、その人の時間を頂き、また僕の時間をその人に与える。それはそれで、一つの在り方であり、生存戦略として機能していた。 今はそういう在り方から余儀なく、強制退場させられているわけなのだが。 ふとした瞬間に、とてつもなく悲しい気持ちに飲み込まれることはあるが、割と明るい

      • 無題

        時に興奮していても、異常なまでに冷めてしまう時がある。 自分が必死こいて何かを求めていたものが手に入りそうになった時に、手に入る自分を客観視して、そこで熱量がピークを迎えてしまう感覚だ。 もしくは自分の欲求を満たすだけのものであれば、自分の中のエゴを直視させられてしまい、そこに自分で自分にゲンナリしてしまう。そういう自分のエゴを直視してもなお、エゴを押し通すにはそれなりに自分の中の理性を壊しておかないと無理な話である。

        有料
        300
        • 求められて

          坂井先生に、先生はどこの科にいっても喜ばれるよ、と言ってまらえたのがとても嬉しかった。 思えば、どこの科に行っても一目置いてくださる先生がいてくれて、僕はそれで救われている。 真摯な態度が人を動かす。 これはいつまでも忘れてはいけない大切なことなんだ。

        縛りを解く

          あの子

          カナさんと会った。 10年後どうなっているのか。 あの子と今度の4月に会うことになっているが、それについてカナさんはあまり突っ込んでこない。 カナさんはあの子と卒業のタイミングで電話したらしい。元気にやってるみたいだった。 あの子が誰かと付き合ってるか聞いたが、どうも歯切れが悪いように、聞いてないって。きっと知ってるとは思うけれど、きっと僕が落胆しないように言わないようにしている。その当時僕だって付き合ってたし、お互いがお互いの相手を見つけている、3年前に話していた状況その

          あの子

          救急医についてまた思うこと

          救急医は専門性がない、自分達で完結できない、そんな風に多科から思われて下に見られているし、舐められていることが多い。 でも仮に救急医が食道内視鏡ができたり、頭蓋内血種除去術ができたとして、それらの患者さんが来た時に実際にその救急医がその治療をする必要があるのか。 その人がその治療に入ってしまったら、誰がその後来る患者を診るのか。 結論、そんな何時間もかかるような専門的な治療を救急医がすることはないし、それはその場で求められていないし、そうしなければならないような環境ならばそ

          救急医についてまた思うこと

          お花の隙間

          僕はもともと3年間はずっとあの子の為に待っているつもりだった。 誰とも付き合わずに、自分を成長させてあの子を待つつもりだった。 それがひょんなことから違う子と付き合って、真剣な気持ちにもなった。 その子とは別れたわけだが、どこか自分の中で喪失感が漂っている。 しかし、もともと空白のはずだったこの2年半がとてつもない量の想い出で埋め尽くされたのだ。これは嬉しい誤算なのだ。 所有することはリスクであるのは当然のはずだったが、いつしか僕はそれを忘れており、知らぬ間負ったリスクをい

          お花の隙間

          わくわく

          自分がいま向かっている方向は、本当に自分がわくわくする気持ちになれる方向なのだろか。 救急治療をやろうとしているが、それは僕の心を躍らせるものなのだろうか。 正直あんまりそんなことはない。 だからと言って、他に何か心躍るような診療科があるかのかと考えても、思い浮かばない。 きっと殆どの医師が別にそんなに心躍っているわけではないと思う。 それでも何となく、慣れてきたし、出来るし、といった感じで続けているのだろう。 そんなの殆どの働いている人がそうなんだろうけれど。 そこで

          わくわく

          感情の動き、環状

          愛する人との死別、これがこの世で最もストレスが大きいイベントらしい。 そのランキングでは7位に結婚というイベントがランクインしている。 幸せなことが僕たちに人間にとってはストレスだったりするらしいのだ。 ストレスフリーで生きるということは、苦も楽も何もない生活のことを指すことになる。 幸せなことを経験したときに、普段の生活に戻る時に必ずそこにあるギャップに少しは落胆することになる。 しかに普段の生活の幸福度を高く保てているかが大切に思える。 継続的な幸せは、何によっても

          感情の動き、環状

          持っているもの、それで

          先日、中学生の友人と7年ぶりくらいに電話をした。 彼女は昔から落ち着きがあり、どこか大人びている感じだった。 そして勉強もできた。 7年前に彼女から目の病気について少しだけ聞いていた。 その時はどれほどの症状なのかは聞いていなかったし、そこまで重症だと認識ができていなかった。 昨日、そのことについて詳しく聞かせてくれた。 どうやら先天性のものらしく、生まれてからずっと弱視であり、文字なんかもかなり読みにくい状態だったのこと。 学校での勉強なんて、殆どが文字によって情報を得

          持っているもの、それで

          整理整理

          自分の人生がこれまで上手くいってきたとかいってきてないとか、それは今の自分にとってそこまで大きな意味はないのかもしれない。 今の自分が満足できていないのであれば、それは悲劇である。 しかし、そうは言ってもこれまでの人生で上手くいってきた人はこの先も上手くいく可能性を想像できるのかもしれない、それは希望というやつだ。 人は希望さえ持つことができれば生きていける。 逆に希望が持てない人生は歩めば歩むほど苦しいものだ。 ここで一見相反するような2つの意見が挙がる。 過去に

          整理整理

          つかれちった

          1.考える言語 考えるのに疲れてしまった 考えてしまうのは、自分考える言葉を持っているから ならば、言葉が不自由な言葉で考え事をすれば、こんなに考えがごちゃごちゃ思い浮かぶことはないんじゃないだろうか。 とりあえず、英会話を再開しようかな。 簡単な言葉で、簡単な思考をしようかな。 思考の不自由さを、逆にその恩恵を受けられないだろうか。 2.精神状態 自分の精神状態をいかに良好に維持できるか、それがとても大切だと感じる 別にどういう風に考えたって、捉えたっていいはずなのに、

          つかれちった

          はじめからゼロの僕だから

          ここ1年で僕は色んなものを失ったなあ。 就活に失敗して、自信を失って、友人や恋人と過ごす時間を失って、そして恋人自体も失って、全て当たり前だと思って存在していたものが、一挙に僕の周りから消えていった。 そうか、もともと僕は何も持っていなかったんだ。 ゼロなんだ。 仮初に色んなものを一斉に手にしていただけだったんだな。 それらが自然とどこかに戻っていく。どこに戻っていくのかは僕には分からない。自分が持っているものは、自分しかないんだ。 僕の所有物は、僕そのものなんだな。 だと

          はじめからゼロの僕だから

          素敵な先生

          こうやって素敵な先生がまた一人いなくなってしまった。 真面目に取り合う人間がこれほどまでに少ないことにも悲しみがある。 素敵な先生をちゃんと素敵だと評価できる人が少ないなと。 Pay Forward 楽しんで指導→怒って教えても恐怖も教え込むことになる 20年前に一人で救急始めた 20年もいたこの病院を、去るというのはどんな気持ちなんだろう。 自分の一部になっていたに違いない。 僕が小学1年生の頃から働いていた病院を、今日去ったのだ。 言葉では表せないけれど、心が苦しい

          素敵な先生

          ちりつもを理由に別れを切り出す人

          もし結婚していたら、この同じ問題に直面した時に、離婚の選択をしたのだろうか。 僕にぶつかってこずに、そのままに離れていく選択をとったのだろうか。 きっと違うと思うのだ。 僕だって相手の意見が変わったこと、例えば君の実家の田舎地方に引っ越してもいいと言っていたのに、突然それを嫌がる。 まあそれについてはいいよ、疑問を感じたら僕はそこについてちゃんと質問する。どうしてなのか。君の思い描く幸せはどんなものなのか、それを知りたくなって聞いたりもした。 しかし、相手は僕のそういう言い分

          ちりつもを理由に別れを切り出す人

          否定された僕

          結局僕は彼女に結婚できないと言われてしまった。 この人にどこまでも付いていきたいという気持ちがなくなってしまったと。 それは、僕の言っていることがコロコロ変わるから、とのことらしい。 自分の中で、一貫性ということを人一倍意識していたから、この評価にはとても悲しみを感じた。 自分の実力不足で達成できなかったことは確かにある。 でも自分の希望、意志などには一貫性を保とうと努めていたつもりだった。 しかし全く真逆の評価を受けた。 指摘されたのは、 ・ずっとこの田舎の地でもい

          否定された僕