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お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

移動MISA美術館とは・・・

※このクラファンは
すでに終了しております。

大学時代の美沙が
描いた数々の絵を
市内の学校へ
巡回させるという一大プロジェクト。

そして今回
相模原市立湘南小学校で
開催されました。

そして今回は
美沙先生を派遣しましたよ。
※写真掲載は
ご了承いただいております。

全校生徒20名という
小規模校なので
一つの教室に
全学年がまぜこぜになって
一つの授業をするという形態。

そして、なんと校長先生は
美沙が中学の時に
剣道部の顧問だった先生。

これまた奇跡の取り合わせで
授業は進みました。

中里校長先生からの質問に
楽しそうに答える美沙先生を
ご覧ください笑

もうねぇ。
これまた本当感慨深いやりとりで。

あの剣道三昧な稽古の日々よ。
先生の圧に負けることなく
挑んでいた日々を
懐かしい気持ちで
思い出していた私笑笑

そして会場である図工室へ。

5人で一つの机で
4つのグループ。

そして全学年の先生が
見守りつつ
こんな感じで授業をして。

いや、ほんと、
楽しそうなの。

誰よりも、美沙先生がね笑

そんな動画を撮りながら
おいおいっ!
それ片付けてから
隣の机に回ったら?
とか、ちょっとツッコミどころも
万歳だったんだけど笑笑

でも、それでいい…と言うより
私が口出しちゃいけない
そんな雰囲気で
かちっとこの教室という場が
完了されていた、
素晴らしい教室でした。

みんな楽しそうに
ワイワイガヤガヤ
自分の使いたい材料を
取りに行ったり来たり。

そこには本当に自由にみんな
そして先生方も
子どもたちの様子を見ながら
自分の作品を作る、
ということをやってくださっていた。

美沙は先生でありながら
パフォーマーに
徹することができたのも
先生方がそこにいてくださったから
なんじゃないかなぁ。

でね。
最後に輪になって
みんなが1人づつ
感想を話してくれてるんだけど。

それがまたすごく良かった。

みんながいろんなことを感じていて
そこには「それいいね!」
しかない答え。

と同時に。

娘を通して
学校に対して
本当いろいろ思っていた私。

あはは。

それ、本当に
そこじゃなかったなぁということを
ズシンっと見せられた
そんな場でした。

当時の小学生の美沙を思い出し。

先生、どうしてうちの子を
蔑ろにするんですか?

そんな怒りでいっぱいだった私よ。

・・・全てが全て
そうだと思っていたけど。

そんな場面ばかりじゃなかったことを
この授業を参観させていただき
めっちゃ感じていたわけで。

・・・ええ、
当時はそんなふうに
感じてる余裕なんてないない。

ただひたすらに
なんでうちの子
蔑ろにされてるんだろう。

そんなメガネを私は
装着していたってことね笑

あの美沙が
先生になんてなれっこないよ。
そう信じて疑わない
そんなメガネをかけていたわけで。

美沙のメガネはこんなにも豊かなもの見てたってことね。


まぁほんと、
それは仕方ないんだよ。

ええ。
やっぱり私は我が子が
どうあっても
我が子のお母さんだったからね。

うちの子大事。
うちの子可愛い。

まぁまぁお母さんって
学校側に言われても。

私は、はい、学校のおっしゃることは
わかりますよって
そんな物分かりのいいお母さんには
なれなかったのよね泣

一生懸命お母さんやってたからね。

この子の将来
クラスのみんなについていけない
そんなこの子の将来
どうなっちゃうんだろう。

ねぇ、先生教えてください!
本当に大丈夫なの?
この子、
将来ちゃんと
仕事できるようになるの?

こんなに勉強できないんですよ?

先生お願いだから
ちゃんとうちの子見てください!

ってねぇ。

全面的に信頼できる
療育という場所があったのに。

だけどやっぱり
あの教室にいる以上
そこは避けて通れない、
けども、
それが全てと思うには
強烈な私の子どもの頃の
経験もあった。

ほんと、痛いよねぇ。
今思い出しても痛いくらいの気持ち。

でも、娘が育っていきながら
私自身がこうだろうなぁ↘︎と思う、
そんな世界ではなく、
娘自身がこうだよ↗︎
という世界を
たくさん見せてくれていた。

でもそれは、
あんなに蔑ろにされていた
そんな世界の中にだけ
身を置いてると思っていた
そんな学校があったからこそ
手にできたものばかりだった。

でもそれは
決して平坦な
美沙にとって幸せだと
思える世界ばかりじゃなかったことは
確かだから。

時にえげつないこともあったし
それを全身で
美沙自身が怒りや悲しみとして
表現した日もあったけど。

それでもちゃんと
それを自分の目できちんと見て
感じて
そこから逃げることなく
自分で受け止めた
そんな日々があったからね。

と同時に
すっかり育ち上がって
それは美沙の傷だと思っていたものの
大部分は
私自身がその日に至るまでに
得ていた傷だった、
という気づき。

どう頑張っても
私だけでは
癒すことのできなかった傷を
日々の美沙の成長が
癒してくれていたということを
意味する。

それは私にとっての成長だったと
この授業参観を見て
感じていたことだった。

ほんとねぇ。
それは壮大な世界だったんだよ。

いい歳して
すっかり子どもも育ち上がった
なんなら学校の先生より
すっかり年上になってる私が
なかなかわからなかった
そんな自分自身の物語だった。

ほんと、
そんな簡単に
私の子育ての答えはこれですねって
答えなんて
出せないものなのだから。

だから
自分のお母さんとしての在り方に
納得のいっていない、
そんなお母さんにお伝えしたいのは
何度も言うけど
自分のやっている子育ては
すぐすぐ答えなんて
出ないからねってことだし、
ちゃんとちゃんと
目の前の
こんなにも頼りなく見える我が子が
たくましく教室の中で
出していく答えこそが
ずっと後になって
そっかそういうことかと
どんなに知りたくても知れなかった
そんな答えを
その都度その都度
運んでくれるから
そこに合わせていけばいいよ。

学校が提示する正解ではなく
その子自身が出している正解こそが
その先その子自身で生きていくための
一つ一つの答えなんだよ。

だからお母さん、
あなたは大丈夫なんだよ。

それを決して1人で
頑張らなくていいんだよ。

でも、それでも頑張っちゃうんだよ。
お母さんっていう人はさ。

そしてめちゃくちゃ自分の人生として
あれこれ見ちゃうことなんだよ。

本当は我が子の話なんかじゃないの。

お母さんになる前の
あなたが頑張って
どうにもならなかったことはもちろん
我慢したこと
飲み込んだこと
それ全て込みでそこにあるんだよ。

それはめちゃくちゃ
深い。
だけど
とっても豊かな世界なんだよ。

それがあの教室という場所なんだ。

だからそれでいいんだよ。

そう心から伝えたいなと
思っています。

だからこそ
教室はそんなすごい場なんだよって
ことを
いろんなお母さんに伝えたいのです。

今日を生きる、今日生く=教育の場

そして、あなたは
子どもを産んだからといって
すぐすぐお母さんには
なれないし、
ならなくていいんだよ。

自分の思い描くお母さん、
ではなく、
自分がこうじゃないのにって思う
今の現実のお母さんが
実は一番理想のなりたかったお母さん
だからね。

あんなお母さんだったらいいのに、
が、
なりたいお母さんなんかじゃなく、
あんなお母さんになりたくない、

お母さんが本当は一番
自分らしいお母さんなんだよ。

と、そんな世界をいろんな方向で
みていく場を
4月1日から
作ろうと思っています。

メインは移動美沙美術館、なのですが
それプラス
お母さんと一緒に成長する
そんな一般社団法人を
立ち上げます。

日々の足跡は
軌跡であり、奇跡。
持って生まれたものは
良くも悪くも
全てがギフト。

いろんな人向けに研修も
やりたいなぁ。

子どもが学校に行っていても
不登校でも
私はどっちでもいいと思っています。

どうあっても
子どもはちゃんと
自分の道を掴んでいく
そんな逞しさがあると信じるからこそ。

だからこそ、
お母さん自身がそれを
どうみてるのか。

お母さんがかけているメガネを
ここでもう一度観察したら
気づくこともあるよ。

そのメガネをかけて
学校とやり取りしても
そりゃしんどいよねってものを
一緒に見て
一緒に整理しながら
一緒に伴走できたら
私は嬉しいなと思う
そんな場をつくります。

先生方には
お母さんってこんなメガネ
かけちゃうものなんですよっていう
メガネの通訳もできるかな、
なんて思うのです。

お母さん心理学、
語りますよ。

だけどどんな世の中の職業より
子どもの可能性を
こんなに間近で見てくれている人が
いる。

先生って本当は
そんな人だよねって
この参観でつくづく思ったからこそ。

そしてその中にいる子どもは
可能性の塊でしかない。

それが学校という存在があるからこそ
どんな子にも平等に
それを見せる何かがある。

普通級でも
通級でも
支援級でも

行ってても
行ってなくても
行きたくなくても
行けなくても

それをみんなで見ることで
ひとつづつ成長していけたら。

それが私が一番やりたいこと。

そしてそんな当たり前すぎることが
めちゃくちゃすごいってことを
伝えずにはいられない、かな。

それが理想かもしれないし
何いっちゃってんだもありだし。
そうはなれないもありだし。
そうなりたいもありだし。

なんでもいいの。
それを知って
その人がどう思うのか、
その人がどう感じるのか、
それが一番大事なことだと思ってます。

そこを尊重できることが
めちゃくちゃ大事だと思っています。

そして誰もが
なんらかの形で
あの教室という場を
経験した人たちだということ。

そんな場を
いろんな立場、
視点で見ている人達で
一緒に成長できたらな。

というわけで
4月1日
一般社団法人 ミラクルギフト
はじめます。

どうぞよろしくお願いいたします。




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