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LGBT理解増進法案がほぼ通過したようでござんす


こちらの表がわかりやすいので引用させてもらいました。

動画はこちらから↓

前回の記事↓

LGBT理解増進法案が衆議院を通過したようでござんす。今国会はねじれでもないし、加えて衆院の優先権があることも考えると実質可決なのかな。

「不当な差別はあってはならない」というのは、何を「不当」とするかを解釈する余地を与えてしまっている。

そして教育に「学校」を明記しないのはLGBTはそれぞれの「家庭や地域のこと」として、いまだに価値観の違いの範囲内とされていることで、そこに差別の問題が含まれていることから外されてしまう。

「すべての国民が」という意味は、少数派であるLGBTの尊重という趣旨からは外れていると言えそうだ。この文言が入ることで、時と場合によってはこの法律が性的マイノリティの保証や利益を阻害することもあり得るだろうということも推測できてしまう。

外枠だけ海外からの圧力で名目上整えているんじゃないかと思うような法案だ。しかもQ(クエスチョニングやクイア)であることも許されてない。法制化の前には有識者会議もあったはずなので、今は「QIA」とか「+」をつけて包括的になっているのを知らないはずがない。なので、あえて20年前の呼称で行くというのはおそらく意図的に外されたのであろう、と読み取れる。

法案可決反対でデモに出かけた当事者やアライの気持ちはよく読み込んだらやっとわかるのだが、こういった論点もまだ伝わってない感じがするのはなんでだろう。なでだなんでだろう。

多様性を認めてほしいという趣旨なので、一枚岩であれ!とは思わないけれど、なんだか当事者内で内ゲバが起きてる風に見えてしまうのもマイノリティコミュニティが声をあげることの難しさの一つなのかなぁとも感じてしまった。

これはかなり闇深い。

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