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ぼくのフィービー・ウォーラー=ブリッジ女史の怒れる魅力

先日、2020年公開予定の『007』シリーズ新作『Bond 25』のコードネーム「007」役女優が発表されましたね。
007役初の黒人女優起用となる、ラシャーナ・リンチ女史と。
ちなみに、ラシャーナ・リンチ女史は『キャプテン・マーベル』でMCUおよび宇宙最強女子説のあるキャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン*)の地球での相方、マリア・ランボーを演じていましたね。戦闘機の操縦大活躍でしたね。

*ブリー・ラーソン女史については、後日改めて別の記事で熱く調理します。

さて、それもそうなんですが、『Bond 25』の脚本陣のある女史が気になりまくっているのですよ僕は。

ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
スコット・バーンズ
キャリー・フクナガ
フィービー・ウォーラー=ブリッジ

ニール・パーヴィス→『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(2010)以降の007シリーズ脚本の人
ロバート・ウェイド→同じく『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(2010)以降の007シリーズ脚本の人
スコット・バーンズ→『インフォーマント!』(2009)の人
キャリー・フクナガ→NETFLIX ダークコメディ・リミテッドシリーズ『マニアック*』(2018)の監督の人。

*『マニアック』超面白かったなぁ世界観...ジョナ・ヒル痩せまくってるし。


ここまでは、007脚本の参加初めての人もいるがしかしキャリアもなんとなく分かりましたと。ひとつ違和感。

フィービー・ウォーラー=ブリッジってあのドラマで、下品な言葉を連発するあの人ですか?」(僕の脳内)と。

記事が表示されたスマホを二度見したくらいフィービー・ウォーラー=ブリッジという意外な登用。(でも調べるうちになんとなくなぜいま007なのか理解したし楽しみではある)

彼女の起用は、『フリーバッグ』のファンだったというジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグの希望で実現したという。
- CINRA.NET より

なので、フィービー・ウォーラー=ブリッジにいま触れておかねばならないな、と。
ラシャーナ・リンチ女史のことはこれから続報くるだろうし、ボンド・ガール続投のレア・セドゥはもう言わずもがなな大女優なので、誰かが語るはずだしほっとこうと。

フィービー・ウォーラー=ブリッジとぼくの出会い

いわゆるシットコム(シチュエーション・コメディ)でおもろいのないかなーと探しているときに、Amazon Prime Videoで飛び込んできた英BBCの『フリーバッグ』。そのあらすじがそそり。そこではじめてフィービー・ウォーラー=ブリッジ(めんどいので以下主にPWB)を僕は知りました。

このあらすじ、おふざけ半分で書いたなとか思いながら。1話目のあらすじも乙なのですよ。

怒れる変態、非常識で笑える女、フリーバッグが華々しく登場。生き延びるために使える人や物を求めて、ロンドンの街を駆けずり回る。

あらすじでふざけてみるのにも、度を超している。「ラッパーか。」と。

そんなショックから"ジャケ買い"的な視聴がきっかけですね。
そこからはもう、『フリーバッグ』の第1話の冒頭「それいま観客に向けて言う!?」というシーンが衝撃的すぎて脳にめり込みました。のめり込みました。PWB演ずる主人公のフリーバッグが、第四の壁を破り観客に悪態つきまくりて、すごいドラマだなと。まるで『デッドプール』(2016)かと。
フリーバッグは実家から金の像を盗むわ、サンドイッチを法外な価格で客に売りつけるわ、お姉さんのコートを平然と掠め取るわ、まぁその厚かましさがフリーバッグというかもはやPWB自身のパーソナリティなんじゃないかと半ば引きます。引くゆえに、このフリーバッグの変態性ユーモアとテンポが中毒になる。
でもちゃんと、悩めるアラサー女子の悶々とした過去と家族のあたたかさを描き回収し締めるとこ締めててずるいなと。

しかも、PWBはこのドラマの主演のみならず脚本・監督までやるのかと。
原作はPWBの一人芝居でそれをみたBBCがドラマ化に動いたとのこと、英断かと。イギリスだけに。

シーズン2は、輪にかけてフリーバッグがひどい。家族も余計にひどい。セクシー神父もなおさらひどい。冗談がえぐいやりとりが続いていくのだが、最終的にはフリーバッグにひきこまれる。
シーズン2まで一気に観て、しかも翌々週には2周目。シリーズが終わってしまったのが惜しまれる本当に。

そんなこんなで、『フリーバッグ』きっかけでPWBを興味深く思えてきた次第ですね。

そんな奇天烈なアラサー女子を描く『フリーバッグ』は人気を博し、いわゆる"フリーバッグ・エフェクト"まで起こる始末(詳細はこちら。)
今年のエミー賞にもきっちりコメディ部門で作品賞と主演女優賞にノミネートしており、もう、素晴らしい作品であることはお墨付き。

そんな『フリーバッグ』を作り出したフィービー・ウォーラー=ブリッジの魅力は、Amazon Prime Videoのあらすじに詰まっている。と考え、もっとも大事なので、『フリーバッグ 』第1話のあらすじをば再引用。

怒れる変態、非常識で笑える女、フリーバッグが華々しく登場。生き延びるために使える人や物を求めて、ロンドンの街を駆けずり回る。

フィービー・ウォーラー=ブリッジの怒れる魅力

バツが悪そうですよね。このフェイス、好きです。
このフェイスと、イギリス英語の低いトーンでジョークを連発するところがチャーミング。

Phoebe Waller-Bridge
俳優、女優、脚本家、プロデューサー
1985年7月14日、イギリス/イングランド/ロンドン生まれ
身長:175 cm
1985年にロンドンに生まれた彼女は、ロンドンの王立演劇学校で学んだのち、2007年に舞台演出家の盟友ヴィッキー・ジョーンズと共にシアターカンパニー・DryWriteを共同設立した。様々な舞台への出演や脚本執筆を経て、2013年にドラマ版『フリーバッグ』のもとになる同名の一人芝居をジョーンズの演出で初演。その公演がBBCの目に留まり、テレビシリーズとしてシーズン1が放送されたのが2016年。同年には、現在Netflixでも配信されている『クラッシング』でも脚本・主演を務めている。
2018年にはBBCアメリカ製作のサスペンスシリーズ『キリング・イヴ』シーズン1でショーランナーとして脚本家チームを率い、製作総指揮も兼務。さらに映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場した女性型ドロイド「L3-37」の声とモーションキャプチャーを担当した「中の人」としても知られ、ドナルド・グローヴァーと共演した。
(中略)
『007』新作の脚本家にも抜擢。シリーズ史上2人目の女性脚本家に
- CINRA.NET より 

美女型ドロイド「L3-37」はい、このお方です。嫉妬して悪態つきまくってたなこのドロイド。。。


VOGUEの「73の質問」から垣間見るPWBは...(日本語字幕がないのが残念)

- 好きなイギリスのことわざは,,,?
"Never look a gift horse in the house."(「貰うものは夏でも小袖」:もらえるものがあれば、どんなものでも、頂くということ。非常に欲が深いことのたとえ。)

- 作品を作るプロセスは,,,?
"Panic and hope."

- 好きな言葉は,,,?
"We write to taste life twice"(ものを書くのは、人生を二回味わうためなのだ。:フランスの著作家アナイス・ニン)

変顔が得意。

- カラオケで何歌う,,,?
"He's a Tramp," from Lady and the Tramp(『わんわん物語』の挿入歌)

"Uncontrollable, violent, female anger."

まだ観てないけど観たいぞ!フィービー・ウォーラー=ブリッジ!

『クラッシング』(2016)
先に書いた『クラッシング』(2017)は全く別物だったので追記。

あらすじ
建物の管理という名目で、格安の家賃で使われなくなった病院に住み始めた20代の若者たち。彼らが繰り広げる複雑な恋愛模様や事件・騒動を描いた青春コメディ。
- NETFLIX より

PWBは脚本しつつ、はたまた変態なルルとして登場。

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『クラッシング』(2017)(ジャド・アパトーの方)

あらすじ
ちょっと冴えない中年男たちが、夢を追いかけて奮闘する模様を描いた、ジャド・アパトー製作総指揮のコメディドラマ。郊外の裕福な家庭で育ち、幼なじみのジェシカと結婚したお坊ちゃまのピートは、ある日、妻の浮気現場に遭遇してしまう。これまで築き上げてきた世界が音を立てて崩れ落ちていき、夢、仕事、家庭など、人生における優先順位を改めて考え直すことを余儀なくされたピートは、混沌としたニューヨークで突如スタンドアップコメディアンを目指すことを決意する。
-Real Sound 映画部より

ジャド・アパトー製作総指揮だと...なぜ見逃していたのか?
ジャド・アパトーといえば『スモーキング・ハイ』などなどのコメディ映画の。
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『キリング・イヴ』(2018-)

やばいらしい。これも口悪いらしい。しかも、さまざまなメディアなり賞レースの評価が高い。
主演のサンドラ・オー女史はアジア人としては初めてエミー賞にノミネートされ、第76回ゴールデングローブ賞では主演女優賞に輝くなど。
予告怖そうでシリアスな感じだけども、どんなユーモア飛び出すのか想像もつかない!
PWBがシーズン1では脚本。シーズン2では脚本からは退きエグゼクティブプロデューサーとして参加。

WOWWOWで放映していたが今はしていないので、日本での配信を待つ!!!!!

ドラマ『Killing Eve(原題)』は、MI5に所属するイブ(サンドラ・オー)が、雇われ暗殺者ヴィラネル(ジョディ・カマー)による一連の殺人事件を追うスパイドラマだ。強烈な個性を放つ二人の女性キャラクターと、ジャンルの伝統を踏襲しつつも急激な変化球を織り交ぜた予測不能のプロットを武器に、レビューサイトのRotten Tomatoesでは批評家から100パーセントのポジティブな評価を獲得している。
-海外ドラマNAVI より

そして、次に控えるはラブコメ新シリーズ『Run(原題)』が楽しみすぎる。。。

さて、以上がフィービー・ウォーラー=ブリッジに関して僕が思うアレコレでした。
とにかく、演技やら脚本やら演出やら、『フリーバッグ』でもう魅力が炸裂しているのでまずは観ていただきたいなと思いつつ、バツの悪いフェイスと汚い言葉で悪態つく怒れる変態をとしてフィービー女史を注目してます。はい。

P.S.
今回のようにですね、海外の女優を掘り下げるエッセイをばですね、noteで続けて書いていければと思っております。

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あの頃のウィノナ・ライダーへ。
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やまだー

株式会社CAMPFIRE 執行役員 polca事業部 事業部長 山田のnoteです。/ 映画と海外ドラマとビールとワインがあればもうそれで充分。あと、社会心理学。ついでに、インターネット。 それと、ハリウッド女優。あと餃子。だいたい毎回、神楽坂で呑んでます。

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