無題336

自分のかたちをみつけて新しいサービスをつくりだすということ

今回は、私の大好きなお友達(Nanami Tohse)のお話をしたいと思います。

聡明で強くて素直な彼女。私たちは新卒同期として出会ってから、互いの違いと共通点に惹かれ合い、励ましあったり笑いあったりしながら一杯の珈琲で何時間も語り合ってしまうような関係を続けています。

最近、そんな彼女が個人でブラック企業アラートというサービスを立ち上げました。調査してほしい会社の情報を送ると、その会社がホワイトかブラックかをサクッと調べてくれるサービスです。

どうやってこのサービスが生まれたのか、イキイキと彼女が話してくれたお話が面白かったのでnoteにまとめてみることにしました。

ではさっそく。

まずは自分のかたちをみつける

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新しくサービスを始めるにあたって、どうやって自分のやるべきことをみつけたの?

「まずは自分の形をみつけることかな。人って自分の長所があたりまえすぎて正しく認識できないものだから、他の人と比べてみるのが大事だと思っていて。他の人が自分よりうまくできていないことを探してみたの。」

なるほど、自分が助けてあげることで喜ばれやすいものを探したんだね。つい自分の得意なものだけに目がいきがちだけど、喜んでくれる他者の存在とセットで自分の強みを棚卸しするのって大事だね。

「give&give」で小さな集団で評判になる

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それから、次はどんなことをしたの?

「自分の形がうまくハマりそうなタイプの人たちがたくさんいそうなコミュニティに身を置くの。つまり、補いやすい形をしている相手ができるだけ多く存在している場所ってことね。私の場合は、自分の経験や知識を発信することで価値を発揮しやすそうなオンラインサロンに入ったよ。まずは小さな集団の中で評判になることを目指したの。それができれば次のステップに進みやすくなるかな〜って。」

おお、すごい。評判になるためにはどんなことを心がけていたの?

「最初のうちはとにかく見返りを求めず、とにかくgive&giveし続けること。とにかく皆の役に立つことだけをひたすら考えてたよ。」

手応えをつかめたら成長の兆し

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誰かの役に立つことって、それ自体が楽しいし、嬉しいものだよね。

「そうそう、自分の発信する情報で喜んでくれる人がいたり、サービスのリピーターさんが増えてきてくれたりしてすごく嬉しかったな。そうやっているうちにどんどん定性的な反応が集まってきて、もしかしてこれは需要があるんじゃないかなって思ったの。手応えみたいなものを感じ始めたんだよね。」

与え続けることで少しずつ評判を積み重ねていったんだね。すごく素敵なサービスの成長の仕方だね。

コミュニティの主に引き上げられて一気に拡散

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それからどうなったの?

「そんな私の姿をみていたコミュニティの主が、やがて私のことを応援してくれるようになって。サービスの拡散を手伝ってくれたの。拡散力のある人に広めてもらうとサービスが一気に世に広まるんだなって実感したよ。」

おお、それはすごいね!主のちからは偉大だね。サービスが広まったことももちろんだけど、そうやって誰かに自分の活躍を見守っていてもらえたことや、その頑張りを認めてもらえたことも嬉しいね。

「うん、もともと憧れていた人だったからすごく嬉しい。そして今回の件で、評判は雪だるま式で大きくなっていくんだなってしみじみ思ったよ。」

雪だるま式か、なるほど。面白いね。まずは小さくはじめた雪玉が、うまく転がりだしたらどんどん大きく膨らみ続けるんだね。

(つづく)


いったん今日はここまで。
また彼女のお話をしたいと思います。

雪だるまを転がしはじめた彼女は、その後ちょっと失敗をして学んだり、そのおかげで大切なことに気付いたりしたそうです。まっすぐに色々なことをお話してくれたので、それもまたイラスト&文章にしてみようと思います。

前回スキルの形は体積で表せるという記事を書きましたが、同じPMながら私と彼女のかたちは全くちがうなと常々感じています。だからこそ、互いに補い合いながら楽しくやっていけているのかもしれないなと思います。違うからこそ尊敬しあえるし、違うからこそ面白がりあえる、そんな関係に感謝しつつ、また彼女を珈琲に誘いたいと思います。


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