タカハシ

自己否定したがりのオンナ。車に酔いやすい。

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NO 〇〇 NO LIFE ②

その頃の彼はただの生主であり、ただの大学生でもあった。 なぜそんな彼に私は惹かれたのか、それは話の面白さや配信に対する熱量、そして私と同じ秋田県出身というところだった。(かもしれない) どんな人なんだろうかと興味が湧き、タイミングが合えば必ず配信を聞いた。 そして…… 完全体セルは消えた ほかの生主によって火がつけられ、プチ炎上した結果全てのアカウントを消していたのだった。 その配信は深夜に行われ、既に眠りについていた私は朝起きて、録画配信を聞いて事の顛末を知り、

    • NO 〇〇 NO LIFE

      現在26歳、今年で27歳になる私。 そんな私は、とある人のライブ告知があるとお金がなくてもチケットを取り、どうにかこうにか参戦するぐらいには…それしか趣味のない人間である。 そもそもあまり音楽が好き!とハッキリ言えるほどでもなく、好きなアーティストもいないし、世間的に大流行りしているような、いわゆる『みんなが知っている歌』しか知らないほど疎い。 そんな私がなぜライブに行っているのか。 きっかけは当時まだ招待制だった 《ニコニコ動画》の会員だった幼なじみが「これがね面

      • 人生に疲れた。 そう思いながらも死ぬほどの勇気もなく、今まで通りの一日を送っていた私は、唐突に仕事を辞めた。 仕事を辞めたら人生が少しは楽しくなると思っていたけど、有り余る時間の使い方がわからないという事実に気付かされただけだった。 「よし」 蓄えがないわけではない。 また唐突に、今度は荷物をまとめると私は一人旅という趣味を始めた。 これまで一人旅なんてしたことがなかったが、思い切って外の世界に踏み出してみると、思いのほか一人旅は気楽であった。 しかしお金という

      NO 〇〇 NO LIFE ②

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