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マタニティマークをつけない惑わせ妊婦の持論。


マタニティマークは
母子手帳を受け取ったときに
頂いた。

ただ私は未だに
身につけていない。

妊娠8カ月の今、
お腹はだいぶ大きいけれど
身長が172センチもある上に
体格が大きいので
電車内で見知らぬ人が私が妊婦だと
気づくことはおそらくない。

「この人は果たして太っているのか妊娠してるのか」

目の前に座ってる人を
そう悩ませてしまっているくらいだ。


では
なぜ私がまだマタニティマークを
付けていないのか。

その理由の1つは単純に
今すぐ席を必要とするほど
私がまだ体に負担を感じてないから
である。

普段家にじっとしてる私には
たまに乗る電車で立っていることも
良い運動で

家では座りっぱなしの生活だから
電車でも座りっぱなしじゃ
体にも良くない。

あえて立つことを選ぶことまではないけれど
座れないときはそう思うようにしている。


そしてもう1つは
マタニティマークはいかにも
「妊婦ですから席譲ってください!」
と主張してるみたいで抵抗があるからだ。

辛くてどうしようもない妊婦はまず電車に乗らない。
というか乗れない。
それでも電車に乗らないとどうしようもない場合の妊婦はきっと
見るからに辛そうな顔をしている。

妊婦だけじゃなくてそんな人を見つけたら
自然と席を譲る世の中であってほしいのだ。

それは優先席にいる人間だけじゃない。
そもそも優先席なんて席を作ってしまったから
図々しい元気な老人が
優先席を見つけては座席に走り込むようなことが起きるのだ。

「マタニティマークがついてるから」「優先席だから」
席を譲るんじゃない、手を差し伸べるんじゃない。

必要としてる人に気づくこと、
気づいてあげることがまず大切ではないか
と思う。

人に席を譲ってあげた自慢
なんかするもんじゃない。
そんなことは当たり前のこと
であってほしい。


とふと車内を見渡すと
立っているのは
私だけだったことに気づいた。

今日も妊婦と気付かれることもないまま
元気な妊婦であることも今の私の誇りなのだ。


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