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カタカナの感情たち(ナイーブ・ドライ)と食品豆知識

「あの人はドライだ」「ウェットな愛情表現がお好き」「ナイーブな人だからそっとしておこう」
一見カタカナの感情たちはなんだか自分の中にすっとしみ込んでこないんですよね。ん?結局どんな人なんだっけ?って。英語での意味でそのままっぽいものはわかるけれど直接的でないものもたくさんあるじゃない?

そこでたまたま気になった言葉2つ調べてみました。
目次機能あんま向いていないので適当です。
バランスとかは考えずにいこう~


■ナイーブ

ナイーブにしてもカタカナの英語と英語圏のイメージで少し変わるらしい
例えば日本で「あの人はナイーブな人だね」って聞いたら繊細・純朴みたいなどちらかというと肯定的な意味合いのイメージ。

でも英語圏で「You are so naive」って言ってしまうと「未熟な」といった意味のフランス語から来ている言葉で、「世の中のことを分かっていない、単細胞のお馬鹿さん」というニュアンスのよう。どちらかといえば否定的な意味で使われ、日本語では「世間知らず」が最も近いみたいなんだよね。

使う場所とか使い時に気を付けないといけないものってたくさん。言葉って難しい~
でもそういう違いにぶち当たったときは「へえそうなんだ、じゃあこれは?」とどんどん気になってしまうのが性(さが)ですね。いつかなんか役立つかもしれないのでよしとしましょう。

カタカナ英語に惑わされすぎるな

直訳と全然違う単語
思い出でいうと、昔英語の授業で先生が「筋トレ」は筋力トレーニングだけど「Muscle Training」じゃなくて「Workout!」 って笑っていたのが印象的です。トレーニングしよ~とはいうけどワークアウトしよ~ってちょっと英語上級者感あるよね。私は筋トレのきの字もなく戦力外です。

次!


■ドライ

じゃあ例えばドライな人ってどんな人かな

「ドライ」=そっけないこと。
感傷・人情などに動かされないで、合理的に割り切ること。
また、そのさま。

小学館刊・デジタル大辞泉

なんかさ、ものすごく勝手なんだけど「ドライな人」って表現はよく聞いているからイメージつきやすいのよ。「冷たい人」だと角が立つから「ドライ」がビジネスでも多く使われているらしい。この言葉はポジティブでもネガティブでもなくニュートラルな気がするね。

でも「ドライ」って言葉だけだと、とあるビール会社A社, super drryyyy とかジンジャーエールC社ドライとかあるからさ。おやおやって。

はい、気になっちゃったー調べました。次!


飲み物における「ドライ」の定義

通常よりもアルコール度数をあげて辛口にしたものを一般的に「ドライ」と呼んでいます。
ノンアルコール飲料のドライは、通常よりも炭酸を強くした強炭酸で辛口の物も「ドライ」と呼んでいます。

教えてGoogle!https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7726684.html

元々ビールはアルコール4.5% だったけれど、A社が5% に変えてこの商品が売れてからビールのアルコール度数は5%が平均になったそうな。ルールブレイカーというか確変的な商品であったり存在はすごいよね。。最近弟とゲームキャラでまさにこの辺の話をしたのでちょっとタイムリーでした。
渇きを潤すためのものだけど、すっきりとした飲み心地で「ドライ」って言葉をチョイス、面白いなって。

でもドライ=辛口にも正直ぴんとこない。スパイシーじゃないの?


ビールの辛口は醸造過程から

ビールを醸造するためには、酵母・水・糖による「アルコール発酵」を行います。この発酵に使用する「糖」が少なからず残ります。これによってビールが甘くなります。

なので、「辛口のビール」とは、この「残留する糖」を極力少なくした「甘くないビール」のことなのです。

https://world-beer.jp/column/article/20160115_dry.html

「糖=甘い」という一般イメージで、それを少なくしたものだから辛口らしい。なるほど~

じゃあ日本酒の辛口も一緒なのか?


日本酒の辛口は酒の「比重」から

ビールと近くて、日本酒も元々は製造過程における発酵の進み具合を計る指標から取られているよう。

糖は水よりも重く、アルコールは水より軽い物質です。したがって、発酵が進み、糖がアルコールに変わっていくにつれて、日本酒の比重は小さく(液体が軽く)なります。

https://sakestreet.com/ja/media/what-is-sake-meter-value
「日本酒度計」という浮きばかり。
4℃の純水に浮かべたときに数値が0になるように作られている
参考:佐藤成美『おもしろサイエンス お酒の科学』(日刊工業新聞社, 2012)
私は辛口のお酒が好き。


ただしビールと違って日本酒の評価において「辛口」という表現は、「甘味が少ない」という意味だけでなく「キレが良い」意味も含まれていると。
他にもたくさん辛口にまつわる要素がありましたが今回は割愛。


お酒の「ドライ」の反対語は「スウィート」

「ドライシェリー」とか「ドライマティーニ」ってお酒も辛口だよね。
お酒の辛口の反対語はスウィートらしい。
お酒よりもチョコレートとかのほうが普段接しているのでスウィートの反対語はビターな気がしちゃうな…

・・・調べたので少しだけチョコレートの定義も残しておきます。


アメリカでのチョコレートの定義3つ

スイートチョコレート
カカオマスが15%以上、乳固形分が12%以下とし、その中にカカオマスが35%以上のものとして「セミスイートチョコレート」、「ビタースイートチョコレート」に分類される

ミルクチョコレート
カカオマスが10%以上、乳固形分が12%以上、乳脂肪分が3.39%以上。

ホワイトチョコレート
ココアバターが20%以上、乳固形分が14%以上、乳脂肪分が3.5%以上、甘味炭水化物が55%以下

連邦規則集(Code of Federal Regulations、 略称:CFRより

アメリカのチョコレートの分類
「ビター・スウィート・ホワイト」な種類はアメリカの定義なんだって。

・日本と同様「ダークチョコレート」の定義はない。
・日本とEUは「スイートチョコレート」ではなく「チョコレート」分類。

アメリカの場合、「カカオマス量」で定義。
⇔日本・EUは「カカオ分」で定義。(例カカオ〇%以上表記が多いよね!)
細かすぎるけど、まあせっかく調べたし。メモメモ。
日本の定義とEUの定義とアメリカの定義と違うね。規則とか表示とか難し。(記入する人、確認する人、かかわっている人々皆尊敬しています)

なお友人で97%以上のチョコを好んで食べる人もいてあれもチョコレートという定義に入るのか怪しいところですよね。
チョコの効能とかも面白いけど長くなるので今回は割愛。

もっと詳細知りたい方はダンデライオンのまとめ読んでみて。
ちなみにダンデライオンの個人的おすすめはフレッシュパルプのスムージーです(おやつは激甘)


そもそも「ウェットな人」がわかんないぞ!って思って調べ始めたのに飲み物やチョコレートの定義に行きついてしまったのあまりにも私らしいのでこのまま終わります。長文を最後まで読んでくれたあなたはありがとう。

ではまた!

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