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SNS時代の文章術を学べるおすすめ本8選

一つだけ言えること。ライティングは一生使える最高のスキルです。

動画のコミュニケーション配分が増えても、タイトルやキャッチ、リード文章など、テキストのやりとりは無くなりません。

リモートワークが浸透し、むしろ令和に入ってから書く力の重要性はさらに高まっています。

📚仕事の文書にも活かせる汎用性の高さ
📚SNS時代のTwitterやブログへの有効性

今回、SNS時代のライティングを学べる8冊を紹介します。

一緒に学びませんか?

①20歳の自分にウケさせたい文章講義|古賀史健

6年前に買っていまでも読み直すバイブル。文章を書くスキルの基礎を学んでいます。

文章とは静かなものと思っていたけれど、想像以上に視覚的・聴覚的で、リズムが大事だった。

一文の長さ・読点・行間・ひらがなの割合、そして音読に耐えうるか。

いまの時代、読者の信頼を失わないためにも「ウソは付かない」こと。

ここは肝に銘じたいところです。

②ストーリーで語る|秋山楓果

22年2月、私がTwitterをはじめた頃に新刊で手に取った一冊。

一つのツイートを作品のように練り上げるその姿勢に驚きました。

特徴的な「短文羅列×情景描写×140字の著者オリジナルの構文」は、送り手にとって相性が合うかはそれぞれ。

でも、読者心理を念頭においたプロフィールのつくり方などSNS時代のライティングとして学びがきっとあります。

通底するのは"伝わるか"の姿勢です。

③書くのがしんどい|竹村俊助

竹村俊助さんといえば、

『わかりやすい文章」とは、読む速度と理解する速度が一致する文章

といった、SNS時代の「伝わる」を極めているお方。

本書でも、まさにSNSを使う読者の背中を押してくれる一冊。

「書く」心がまえ、ノウハウが語られます。

自分のなかに「書き手」と「読み手」の役割を持たせる技はなかなか難易度が高い。試行錯誤の日々です。

④読みたいことを、書けばいい。|田中泰延

新しい出版社づくりに挑戦する田中泰延さんによる 「書くことの本来の楽しさと、ちょっとのめんどくささ」がわかる一冊。

24年広告業界に身を置いた著者の「ターゲットは想定しない」に膝を打つ。

というのもいまの時代、文章はそもそも届くことはないからです。文章はただ置かれるだけ。

であるならば、自分が最高の読者として読んで楽しい文章を書くのが吉なのです。

⑤マクサン式Webライティング実践スキル大全

尊敬するトップブロガーであるマクリンさんとサンツォさんによるブログ運営を基点としたライティング本。

じつはWebの文章で求められるものの多くはGoogle検索で上位に上がるもの、かつ時間のない読者に伝わること。

まさにブログは Webライティングの作法やスキルを学ぶのにもってこい。

初級者から上級者まで発見のある本です。

書評の書き方に興味がある方は下記もよろしければご覧ください。

⑥ブログで5億円稼いだ方法|きぐち

安心してください。タイトルの嘘みたいな"金額"が目立つ本ですが、内容は極めてまっとうで誠実で実践的。

著者きぐちさんは18年間ブロガーとして活動されているお方。

本書からはPREP法やテンプレートをはじめとしたブログに特化した文章術、Googleのコアアップデートに関わるSEO関連をがっつり学べます。

ブログをお持ちの方には特におすすめ。

⑦三行で撃つ|近藤康太郎

朝日新聞の名文記者による"文章の書き方・技巧"25選。

短いワードで刺すテクニック集では終わりません。

文章とは言葉のパズル・組み合わせのようにも思っていた自分にとって、4発目の「常套句を使わない」の内容が心に刺さりました。

なんとなくの気持ちで言葉の連なりを感覚で置いただけ。「本当に"そう感じて"書いているのか?」と問われたら、答えに窮してしまう。

自分の言葉かどうかって、読者はカンタンに見抜きます。

さて、本書の後半はグルーヴ感で不思議な読後感。

"言葉によって書かされた"という著者の熱い想いを体感してみてください。

⑧土屋耕一のことばの遊び場|編集 糸井重里 和田誠

糸井重里さんに多大な影響を与え、日本のコピーライターの草分け的な存在である土屋耕一(1930年 - 2009年)。

文章を体得しようとすれば、誰しも「うまい表現をしたい」と思いますよね。

レトリック関連の本は他にもありますが、言葉の名人である氏のコラム集を最後に紹介します。

和田誠さん・糸井重里さんのふたりが土屋耕一の作品を選びぬき、編んでいます。それぞれの編集も楽しめる贅沢な一冊に仕上がっています。

私の好きな言い回しをちょっとだけ。

息をはきかけ、掌でこすって仕上げるような〜

〜という自信が歯と歯の間からあふれ出てくるのである

なにか、自分の都合のよい計り方で時計を眺めて、それをそのまま書いて出している、という感じでしょう

糸井重里さんに影響を与えたニュアンス、なんとなく感じませんか?

古さをまったく感じさせない、生きた言葉をぜひ。

まとめ:おすすめ本から考え方のヒントを得よう!

今回は、以下の8冊を紹介しました。

①20歳の自分にウケさせたい文章講義|古賀史健
②ストーリーで語る|秋山楓果
③書くのがしんどい|竹村俊助
④読みたいことを、書けばいい。|田中泰延
⑤マクサン式Webライティング実践スキル大全
⑥ブログで5億円稼いだ方法|きぐち
⑦三行で撃つ|近藤康太郎
⑧土屋耕一のことばの遊び場|編集 糸井重里 和田誠

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