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その68)ベーシックインカムは太るか

※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した予測です。

日本がベーシックインカムになった場合、肥満は増えるかもしれないと考えています。理由がいくつかあります。

ベーシックインカムに近い出来事ではナウル共和国の例があります。ナウル共和国はその昔、リン鉱石の輸出で約30年間、国が税金を免除して、一生懸命働かなくても暮らしていける政策を行いました。リンが採れなくなってきて、この政策は終わりましたが、この間に多くの人が肥満になりました。

また、1920年代にアメリカ先住民は石油が噴出したことでにわかに大富豪になりました。このときも採掘権を持った人々の多くが太ったようです。

この2つは「食べ過ぎと運動不足」という共通点があります。食べ過ぎは摂取エネルギーが多すぎるということですし、運動不足は消費エネルギーを減らします。食べ過ぎと運動不足は肥満の二大原因といえます。

太る食べ物1位はフライドポテトです。糖質と脂は合わさると体重増加作用が倍増するので太りやすいといえます。

ベーシックインカムが施工される時、日本では人口減少していますが世界では増え続けており、穀物不足になると言われています。家畜(特に牛肉)はカーボンニュートラルの観点から減少・高騰し、そのぶんの穀物が増加した人口に充てられるのではとも考えられています。肉を食べられるのは一部のエリートだけになっているかもしれませんね。代替食として大豆の加工品がいろいろな姿になると予想されています。実際「ほぼ肉」な食感の食品は増えました。植物油も穀物から取れますから、栄養はそれらで十分に取れるようになると思います。

太る食べ方を更に見いていくと、早食い、夜食べ、ストレス発散等が考えられます。また、肥満を決定づける要因の7割は遺伝だそうです。

ベーシックインカムの時代は恐らく雇用はない世界でしょう。ブルーカラーの仕事は残っていますが、体力的・精神的にきついものもあると考えると、健康に気をつけていても、人間関係や仕事のキツさによってストレスが溜まったり、暇を持て余してしまう人は食べてしまって肥満になる可能性が高いと思います。コロナ禍で家にこもっているうちに太った人は38%に登るそうです。

そう考えていくと、ベーシックインカムになったときも太ってしまう人は増えると考えられます。太らない方法は運動をすることと、食べすぎないことです。どんな物をいつどれだけ、どんな風に食べるかをコントロールできることが太らない秘訣になりそうです。運動は太りにくくなるだけでなく、健康維持したり頭の回転を良くしたりしますから、ベーシックインカムの時代もとても大事な生活要件になるでしょう。




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