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【オンライン】新しい時代を自分らしく ワークショップ&交流会 vol.1 これからの働き方

新型コロナウイルスの全国的な拡大をきっかけに、外出自粛やソーシャルディスタンシングが求められている現在。今までは特に疑問を持たれることがなかった『働き方』に、なかば強制的な形で変化が生まれてきています。

・これからの働き方は、どう変わる?
・オフィスの在り方とは?
・住む場所は変わる?
・仕事の進め方や、コミュニケーションの取り方はどうなっていくのだろう?

WithコロナにおいてもAfterコロナにおいても、このようなポイントは多くの方にとって気になるもの。

そこで2020年5月21日、共創型コミュニティ『LivingAnywhere Commons』と日本最大級のお仕事マッチングプラットフォーム『ランサーズ株式会社』のコラボイベントとして、『新しい時代を自分らしく ワークショップ&交流会 vol.1 これからの働き方』がオンラインで開催されました。

現在の働き方と、新しい時代の働き方についてのワークショップ&交流会

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今回のイベントに参加した方は約30人。ライターやトレーナー、会社員の方、コンサルタントの方、LivingAnywhere Commonsの方など、さまざまな働き方やライフスタイルを持つ方が集まりました。

在宅勤務やリモートワークが推奨される現在だからこそ、さまざまな職場環境やライフスタイルからの意見やアイディアがあります。

今回はそれぞれの働き方やライフスタイルから、『現在の働き方(Withコロナ)』『新しい時代の働き方(Afterコロナ)』について意見をシェアしていきました。

5つのグループに分かれて、まずは『現在の働き方』について考えてみよう!

今回のイベントでは、約30人の参加者の方を5つのグループに分け、それぞれの働き方や立場からのワークショップを行いました。まずは『現在の働き方』の視点から、グループごとでわかった状態や働き方への感想をレポートします。

グループ1:新しい環境を通じて、不安や気づきが生まれる

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《グループメンバーの働き方》
・フリーランスとして、元からリモートワークで仕事をしている。新型コロナウイルスが出る前は対面や訪問で仕事をするケースも。
・大学教員。授業はWebシステムを使って全部オンラインで行い、操作方法について講習を受けている。
・研修会社に勤務、リモートで営業をすることも。出社が難しいのでスケジュールの8割は在宅勤務、クライアント様に合わせての働き方にしている。
・デザインの仕事をしている。2月から完全にリモートワーク。
・東京でトレーナーの仕事を対面でしていて、4月から職場異動に。

グループ1では、元からリモートワークをしていた方と、新型コロナウイルスが出てからリモートワークに切り替わった方で分かれました。

リモートワークに切り替わった方としては、「最初は会社に出勤しないことに戸惑っていたが、在宅勤務でのストレスを感じず、リモートワークが割と良いものだと思えるようになった」との声があがりました。ただ、「職場や関係する人たちとのコミュニケーションが限られてしまう」との不安も。「対面でできることとできないことの境目がはっきりしてきた」と、新たな気づきもあったそうです。

グループ2:仕事の生産性は上がっているものの、対面での仕事に価値を感じることも

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《グループメンバーの働き方》
・IT企業に勤務、リモートワークは元々できていて、最近になって加速したように感じる。
・会計事務所とテレワークを掛け持ちでしている。
・会社員をしていたが、新型コロナウイルスが出てからは週に2、3回在宅勤務をしている。
・IT系企業に勤務。新型コロナウイルスが出てきてから、これまで推奨されていたテレワークが本格化した。

グループ2では、リモートワークや在宅勤務への考え方には比較的好意的な印象が見て取れました。「1人で取り組む仕事の生産性が上がった」「在宅では仕事がしにくい側面もあるが、今後はテレワークを積極的に取り入れていけたらいい」という意見が。一方で、「対面だからこその仕事も良いと思った」という声もありました。

グループ3:テレワーク導入後、仕事の生産性が上がった

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《グループメンバーの働き方》
・会社員として勤務する傍ら、パーソナルトレーナーや自動車保険など、副業も取り入れている。
・エンジニアとして、テレワークをしている。
・個人事業主としてライターの仕事をしている。ランサーズをはじめとするアウトソーシング系や、個人的なつながりで案件を受注している。ライティングについてのコーチングとしても活動中。
・フリーランスのエンジニアとして活動中。元々は東京にいたが、大阪に戻ってきた。
・ライティングの傍ら、民泊を運営している。仕事量やスケジュールは自分で調整できていて、働くことへのストレスはない。

グループ3は、元々フリーランスで仕事をされている方が多いイメージです。会社に勤務する方もいらっしゃるためか、「テレワークが導入されてから生産性が上がった」という声もありました。「特に中小企業でのテレワーク導入はまだ進んでいないが、導入した企業からは継続したいという声も聞こえている」との情報も。

グループ4:職種によってはリモートワークが難しい場合も

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《グループメンバーの働き方》
・フレックス制を導入している企業に勤務。子育てや介護などの事情がある方以外は在宅勤務が禁止だったが、4月から全面的に可能に。会食や商談も禁止になった。
・フリーランスライターとして4年目。元々リモートワークで仕事をしていたが、最近ではZOOMやオンラインでのミーティングやイベントが増えたため、以前よりも人に会っている。
・マンション関係で、会社員をしている。新型コロナウイルスの影響により、全面的に在宅勤務が認められた。
・クラフトビールや小売店の営業など、複数の事業を運営。地域創生に取り組んでいる。
・郵送会社にて物流担当をしている。現場での作業となるため、在宅勤務が難しい。

グループ4には、複数の事業を手掛ける方や会社員の方、元々フリーランスとして活動する方など、さまざまな働き方やライフスタイルを持つ方が集まりました。新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が認められる方や、生活や働き方が変わらない方も。「子供が自宅にいるなかでの仕事がしにくい」という声や、「業務内容を考えると、在宅勤務が不可能」という現場からの声も聞こえてきました。

グループ5:休業や仕事の変化などに直面

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《グループメンバーの働き方》
・イベントオーガナイザーとして活動。自宅待機で在宅、週1回で会社勤務。
・東京から静岡に移住後、農業をしている。
・新型コロナウイルスの影響で、仕事が休業に。フリーランスとして仕事を作り、生活している。

グループ5には、ライブハウスや地方での農業、フリーランスの方など、地域も職種も異なる方が集まりました。新型コロナウイルスの影響で休業やワークスタイルの変化などを経験しながら、新たに仕事を作る方も。転職を考えたり、新しい環境や仕事に楽しみを見出したりなど、状況に合わせての捉え方が見て取れました。

・・・このように、職種や生活環境、働き方などさまざまな方が集まってのワークショップでは、非常に幅広い意見や感想が生まれることがわかります。にぎやかで明るい雰囲気でしたが、現状の厳しさや環境変化への戸惑いも同時に見られました。

2つ目のテーマ『新しい時代の働き方』について考えてみよう!

現在の働き方についてひとしきり意見を交えた後は、またグループに分かれ、『新しい時代の働き方』についてのワークショップが続きます。こちらでも現在の働き方についてと同様、多種多様な職種や立場、ライフスタイルからの意見が飛び交いました。

グループ1:職場環境やリモートでのつながりが生まれていく

グループ1では、リモートワークや在宅勤務が推奨されたことをきっかけに、「出勤スタイルや企業に所属するスタイルが変わっていく」という意見が目立ちました。

リモートでできる仕事が増えたため、東京のような都会に依存しすぎることなく、希望するなら地方や海外からでも勤務や仕事が可能になる流れが予想できそうです。リモートでは難しい仕事も出てくるため、デメリットを考えたうえでのワークスタイルが求められます。

また、「対面での業務や集まりがなくなったことに合わせ、不要な会議や飲み会、出社をセーブできるのではないか?」との意見も。

そのなかで、仕事やプライベートにおいて本当に必要なことや生産性について、考えるようになるとの意見も出てきました。さらには、パラレルキャリアに関心を持つ方もあらわれ、環境の変化に伴ってさまざまな意見や希望が生まれてきていることがわかりました。

グループ2:バランスを取った柔軟性の高いワークスタイルへ

グループ2では、「今後はすべてリモートで仕事を続けたい」という方と、「在宅勤務と出勤での勤務で、半分くらいでバランスを取りたい」という方で意見が分かれました。

リモートで仕事ができるならバケーション環境がある場所を選べるので、いわゆる『ワ―ケーション』のような働き方を進められるという希望も。地域によって違いはあるものの、「生活や働き方にある程度の柔軟性が生まれたらいい」との声が強いように感じられました。

グループ3:テレワークと対面の両方を合わせた働き方が進む

フリーランスや副業をされている方が多かったグループ3では、「テレワークの流れも強くなるが、そうでないタイプの仕事との組み合わせも生まれる」との意見が出ました。その働き方に合わせ、私たちの生活スタイルを選べるようにしておくことが大事になってきそうです。

元々自由な形で仕事をしていたからこそ、生活スタイルとの合わせ方も重要視されるように思われました。

グループ4:会社勤めでも、フリーランスでも、新しい働き方を

幅広い働き方をするメンバーが集まったグループ4。会社員の方からもフリーランスの方からも、新しい働き方への考えが出てきました。

「オンラインやリモートワークでの仕事や出勤を合わせた働き方を希望する」という声や、「現在は一人で仕事をしているが、対面やオンラインで複数の方とつながりながら、プロジェクトを動かしてみたい」との声が。また「副業を解禁してほしい」という希望や、「時代の流れに合わせ、対応可能な職種はリモートワークを進めていくと良いのではないか」との意見も生まれました。

いずれにしても、「新型コロナウイルスが収束しても今までの働き方に戻ることはなく、どの職種においても新しい働き方が見い出されていく」との予想が出てきました。

グループ5:複数の拠点や仕事を持つスタイルが増える

グループ5では、今後は一つだけでなく、「多拠点での仕事や複数の仕事を持つことが主な流れになっていく」との意見が出ました。拠点や職種を幅広く取り入れることで、新しい出会いやきっかけが生まれ、仕事や働き方、ワークスタイルが一層豊かになっていくとの考えも。

新型コロナウイルスによる社会や働き方の変化をきっかけに、一人ひとりが柔軟な姿勢や考え方を持つことが求められそうです。2020年は『オンライン元年』であるという意見も生まれるほどでした。

以上、ワークショップのテーマ『現在の働き方』と『新しい時代の働き方』についての意見をグループごとにお伝えしました。

これまでリモートワークを経験したことの無かった人が自粛による在宅勤務を余儀なくされたことで、「あれ?この仕事って場所に関係なくできるのでは」ということに気付き、新たな働き方の可能性を見い出しつつあるように感じました。

もちろん、まだまだ働き方やライフスタイルの変化に戸惑う部分もあるようですが、どのグループも「新しい時代にいかに対応していくか」について、自分たちなりの考えがはっきりとまとまっていたように思います。

30人30通りの働き方とライフスタイルが交わり、活発なワークショップ&交流会に

2つのワークショップで存分に意見を交わした後は、全体発表とエンディングを済ませて交流会に移行。参加者それぞれの働き方やライフスタイルから、普段の考え方や仕事への取り組み方まで、和気あいあいとしたトークが続きました。

最後に参加者全員で、LivingAnywhere Commonsの頭文字”L”をもじったポーズで記念撮影も。

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今回から新たにワークショップスタイルを採用したオンラインイベントでしたが、これまでのイベントとはまた一味違ったコミュニケーションが生まれ、大変盛り上がりました。

今、新型コロナウイルス感染の拡大という思わぬ出来事をきっかけにして、「働き方」や「暮らし方」が見つめ直されています。

今後、場所に縛られない働き方が当たり前になれば、それこそ全国どこでも仕事ができるようになるはず。LACではそんな働き方や暮らし方を実現できるよう、全国に滞在拠点を展開しています。


コロナウイルスが収束した際には、ぜひ一度拠点へ足を運んでくださいね♪

皆さまご参加ありがとうございました!

《次回以降のイベントのご案内》
LivingAnywhere Commonsでは、ランサーズ株式会社と共催で、働き方やライフスタイルをテーマにしたイベントを随時開催しています。

多様な働き方やライフスタイルを持つ皆さまが集まるからこそ、「そう来たか!」「そういう暮らし方も、面白いかもしれない」など、新しいアイディアに出会えるかもしれません。

今後のイベントの詳細は、LivingAnywhere CommonsのFacebookグループにてご案内しています。イベント参加を希望される方は、ぜひフォローされることをおすすめします!

▼LivingAnywhere Commonsとは
株式会社LIFULLが運営する、場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践を目的としたコミュニティです。
メンバーになることで、日本各地に設置された「LivingAnywhere Commons」の拠点の共有者となり、仲間たちと共生しながら、自宅やオフィスにしばられないオフグリッド生活を体感できるだけでなく、理想の生き方を実現するための技術やアイデアを共創する、刺激に満ちた環境に身を置くことができます。

《ライター・加藤小百合》


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