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加熱用トマトと給食の思い出

こんにちは
小学生の頃の給食で、皮付きのカットされていないトマトが、1個丸ごと出てくる時があり、食べるのに苦戦していた、ラ・フェ修家です。
(あの頃は給食を、残すと先生に怒られる時代でした)

先日直売所で加熱用トマトが売っていたので、早速買ってみました。

調理用トマトとも言われていて、加熱をすると力を発揮して美味しくなるトマトです。イタリアのトマト缶などに使われています。

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売っているのを見たのは初めてで、使うのも初めてなので、一応生でも食べて見ました。

加熱用トマトという名前で売っていましたが、おそらく形状からすると、「サンマルツァーノ」だと思います。

果肉が固めで、ゼリー状の種が少ないので、生食用のようなフレッシュ感は少ないですが、普通に食べられます。

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パスタのソースやトマト煮込みなどに使うと、濃厚なトマトの味が生かせます。

これを使ってラタトゥイユを仕込みました。

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通常はイタリア産のダイストマトを使っていますが、この加熱用トマトを使ったら、酸味がやさしくなり、甘味が際立っていました。
通常の生食用のトマトを使うと、もっと水っぽくなるので、缶詰と生食用トマトの間をとったような仕上がりになりました。おいしかったです。

加熱用トマトは、いつでも入手できる食材ではないので、また見つけたら買ってみようかと思いました。

冒頭の給食に出てきていた、丸ごとトマトですが、やはり僕だけではなく、苦戦している子が多かったです。
人によっては、トラウマレベルの出来事で、これがきっかけでトマトが嫌いになることもあるかもしれないです。

僕自身、40年近く前の出来事なのに、給食のトマトは記憶に残っています。でもトマト嫌いにはならなかったです。

生のトマトも、一口大にカットして、塩とオリーブオイルをかけるだけで、すごく食べやすくおいしい料理に変身します。

給食のポジティブな思い出は、くじら肉の料理がおいしかったことです。
味の記憶を辿ってみると、油で揚げた後に、しょうゆベースの味の甘いタレで絡めたような感じでした。

あと、ごはんよりパンの方が多かったのは、子供の頃は不思議でした。
毎日ごはんの方がいいと思ってる派でしたので。

トマトの思い出から、ちょっとしたひと手間の大切さを学びました。

今の給食は、かなり進化しているようです。
いちど保育所の給食を、子供たちと一緒に食べる機会があったのですが、美味しくって驚きました。

栄養のバランスを考えて、毎日の献立を作り、衛生管理もしっかりとして、給食を作ってくださっている方々、大変なお仕事だと思います。

料理人になって、よくわかります。

トマトのネガティヴな思い出を書きましたが、おいしい給食もたくさんありました。

ありがとうございました。



貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊