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母の産後愛情曲線と進化心理学

産後、夫への愛情は急激に落ちる

ソーシャルレンズラジオというポッドキャストがおもしろい。
中でも興味深かったのが「子育て・育休」の話。
MCの前田さんが、データに基づき男性の育休取得を猛烈に勧めている。
そこで紹介されていたのが、東レ経営研究所が発表した「女性の愛情曲線」

研究によると、旦那への愛情は出産直後に急降下する。
産まれたての子どもに最大限の愛情を注ぐため、と考えると自然だ。

しかし、旦那には嫁の愛情を取り戻すチャンスが一度だけ与えられる。
それが育児参加だ。

旦那への愛情が回復するか、地を這い続けるかは、出産直後の育児参加にかかっている。

この時期を逃してしまうと、愛情の回復は困難らしい。。。

なぜ一度しかチャンスを与えていただけないのか、、、考えてみる。


進化心理学風に考えてみる

進化心理学ってなに?

人類の祖先が600万年前に誕生した。
以来、農耕がはじまる1万年前まで、人類は狩猟採集民として生きてきた。
約599万年かけて、人類の脳は「狩猟採集民の脳」として最適化されてきた。

農業革命以降、産業革命やIT革命など、短い間に社会が激変した。
しかし、私たちの脳は社会の変化について行けず、未だに狩猟採集民のつもりでいる。
そんな前提で、人間の感情や行動を考えてみる学問です。(多分)

なぜ育児参加が愛情の回復に寄与するのか?

狩猟採集民はサバンナで暮らしていた。
当然、現代と比較にならないほど過酷な環境で、致死的な危険に満ちていた。
肉食動物にも狙われ放題。

そんな環境で父親が育児に参加しないとどうなるか。
母子は餓えてしまうかもしれない。
肉食獣に襲われる可能性も上がるだろう。

そんな父親と「ふたり目の子どもをつくろう」と思う母親がいるわけもなく
旦那への愛情は未来永劫回復することはない

逆に、積極的に育児参加してくれた父親とは、安心してふたり目をつくることができる。
ふたり目をつくるには、愛情を回復してイチャイチャする必要がある。

まとめ

サバンナで生きる女性の気持ちになってみると見えてきた。

彼女たちからすると男性の育児参加は必須
命にかかわる問題だったのだ。

【母親にとって育児をしない男性を愛することは、自分と子どもの命を危険にさらすことに等しい。】

ということで、これから父親になる男性諸君。
自らの未来のためにも、育休取って、育児しよう!

「ソーシャルレンズラジオ」本当にオススメです。




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