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広域強盗、闇バイトなどに若者が手を出す理由

闇バイト、広域強盗、パパ活、詐欺事件などの様々な事件が起こる此処最近
昔は、むかしはなんて言うつもりもありませんが、ここ数年犯罪件数は少なくなってきたものの何だか目立つ事件が多くなってきたような気がします。
逆説的に言えば少ないからこそ目立つのかもしれませんが……
また、手口も巧妙化され若い人たちが関わるケースが多くなってきたと感じます。
これらはなぜかを考えていきたいとおもいます。

社会は昔より悪くなっている
社会という考え方は定義の仕方としてデュルケームのような人の集団としてを取り扱うのか、ジンメルのように人と人の間のことを取り扱うのかというところで変わってくるかもしれませんがここでは一般的な解釈に留めておこうと思います。
つまりは皆さんの頭の中にあるかたちで大丈夫です。

この社会というものですが、この30年を見ても悪くなってきたなと感じることが多々あります。
何か嫌なことがあればクレームをつけてくること、暮らしも決して豊かとは言えなくなってきましたし、結婚をしたくてもできない、経済的には不安が常に付きまとう、少子化と言われても子供なんてつくれない...
絵に描いたような大学を卒業して、一つの会社に勤め、結婚して子供を産んで、マイホーム、勤め上げたら退職金をもらって、年金暮らし
そんな昭和すごろくは、もう幻想であることはみなさん百も承知でしょう。

個人は苦しんでいるのです
では、国はどうでしょう
その信頼はもはや失われていて、まだマシだからと一つの政党がずっと政権を握り続けていく国です。ゆえにやりたい放題です。
不正やマズいこともマスコミと手を組んでいますから有耶無耶
マスコミも発表報道をしますが調査報道はしない
もはや国の力も政治としての機能も失われ、監視機能も麻痺をしているのです。
しかし、なぜか一応、国として機能するのは日本人の特性からなるものでしょう。

個人は苦しんでいます。
これを助けるのが本来の国の役割であるはずなのですが、機能をしていません。
本来、暴力装置を国に預け、治安と法で適正な再分配を行うはずの国は機能をしていませんから個人は苦しんだままです。
(ここでは個人という言葉を使うには理由があります、市民、国民とは使わない理由があります)
トマス・ホッブズの理論からすれば国を信用するかわりに暴力装置を預けているわけで自治や生活の安泰を保証するわけです。
社会契約説などはここでは取り扱いませんのでご了承ください

しかし、これが機能をしないのであれば個人の中にこういう人間が出てきます。
国だろうが、個人だろうが、みんな悪いことをして自分が得してるじゃないか、だったら何でもありだろう
こういう思いが衝動的に走ると様々な弊害を起こしていきます。
すると、広域強盗、詐欺事件、パパ活という売春もそうですがこのマインドセットで実行に移していくのです。
でも、それは悪いことだよね?といっても、そんなことは言ってられないし、そもそもみんなやってるよ
そうです。これが日本人の特性です。

海外のジョークにこういうものがあります

世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。しかし、乗客の数に比べて、脱出ボートの数は足りません。したがって、その船の船長は、乗客を海に飛び込ませようとしますが…。さて、船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉とは何でしょう?

アメリカ人に対して・・・「飛び込めばヒーローになれますよ」

ロシア人に対して・・・「海にウォッカのビンが流れていますよ」

イタリア人に対して・・・「海で美女が泳いでいますよ」

フランス人に対して・・・「決して海には飛び込まないで下さい」

イギリス人に対して・・・「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」

ドイツ人に対して・・・「規則ですので海に飛び込んでください」

中国人に対して・・・「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」

日本人に対して・・・「みなさんはもう飛び込みましたよ!!」

つまり、国だってオリンピックをみたって何だって好き勝手に悪いことをしてるじゃないか
バレなきゃいい、何でもありなんだから相手にやられる前にやろう
そして、これに「みんながやっているから」が加わり、SNSがそれを助長します。
これが最悪の組み合わせになったのではないかと考えます。
こうして、最近の凶悪な事件や詐欺事件、パパ活などが気軽にというのは言葉の選び方がおかしいかもしれませんが若者が参加しやすくなってきた動機と原因なのではないかと考えています。

こうなってくると、加速主義によって国という仕組みのリセットが行われ、個人は目が覚めて市民になりまた作り移り変わっていくしかないのかもしれません。
昔に比べて社会が悪くなっているという個人的な意見をまとめてみました

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