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#22 映画「舟を編む」を観て

こんばんは。
今日は、映画「舟を編む」を観ての感想について発信します。

録画されていた映画の中に埋もれていたのを発見して観たのですが、いやー、実にいい空気感の映画でした。

あらすじを簡単に言えば、今まで世に出されていない、現代語(ギャル語等)も織り交ぜた新しい辞書を作るという話で、それと併せて、不器用な主人公が不器用なりに「言葉」を通して人間関係を構築し、仕事仲間との絆や初恋の人との恋愛模様なども盛り込まれた非常に面白い話でした。

主人公だけでなく、登場人物それぞれにも個性があり、いい味を出している。
みんなそれぞれが、「言葉」に対して思いやこだわりを持っている。
特に、辞書編集を進めていくうちに、そのことに気付いたり、自分と違う考えを持った人ともわかり合い、互いに理解し、一つの目標に対して時間と労力をかけて一丸となる様は、理想的なチームのあり方でないかと感じました。

しかし、この一つの辞書を作り出すのに、15年の月日がかかりました。
AI技術などのテクノロジーが発展してきた現代において、必ずしもこの仕事にそれほどまでの価値があるのかといえば、意見は分かれるかと思います。
しかし、僕は少なくとも、仕事に対するこだわり、取り組み方やマインドにおいては心にくるものがありました。

どんなに時代が変わっても、人間のこれらの気持ちをAIが台頭することはできないのではないでしょうか。
僕も、もちろん携帯でパパッと調べたり、チャットGPTに問いを投げたりもします。
デジタル化のメリットも多くあるのは紛れもない事実です。

ですが、一方で辞書を引いて言葉を探すことで学ぶことも多くあると感じています。
つまりどちらがいいと言った話ではなく、どちらもいいところがあり、大事なのはその方法を選択する側がしっかりとその得たい情報に対してアプローチを選ぶというところかと思います。

話が脱線してしまいましたが、要は、仕事に対する根底の部分に関しては、こだわりや思いを大事にして行かなければいい仕事にはつながらない。
それをこの映画では、「言葉」をキーワードにそれぞれの登場人物の思いがつながったものを教えてくれた気がしました。

話がとっちらかっていてすいません。

前述した、その辞書の名前は「大渡海」。
言葉という海を渡る舟を編む。
そんなオシャレな願いを込められた話でした。

みなさん。おすすめです。

ではまた。
おやすみなさい。

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