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『ブッダのことば スッタニパータ』その④ 初期仏教って何を言ってる?!

 自分がまだ若かった頃、仕事帰りによく駅前の本屋によって、講談社学術文庫や岩波文庫辺りで面白そうな本を探していました。そういう本にハマる時期だったのでしょう。   ふと『スッタニパータ(ブッダの言葉)』という本を立ち読みして、その内容に惹きつけられました。
 自分にはごく普通の日本の、「仏教とはこういう宗教」という既成概念がありました。でも、『スッタニパータ』の仏教は、自分の知っていたつもりの仏教とは、何か色々違う。仏教の慎ましさがなくて、少しはあるんですが、それよりもガンガン行こうぜみたいな勢いと情熱を感じました。
 買って読み始めて最初の方は詩の形式で書かれていて、分かりやすくて良かったのですが、後半からは書いてあることが半分も理解できなくなりました。
 

 その数年後、アルボムーレ・スマナサーラ長老というスリランカ仏教の長老が、原始仏教の教えを説いた本を多数出版していることを知りました。『スッタニパータ』のことも一部書かれていていて、解りやすく原始仏教を解説している本にやっと辿り着けました。

 アルボムーレ・スマナサーラ長老は日本テーラワーダ仏教協会という団体で指導されていて、朝日新聞のカルチャースクールで瞑想教室を開いていました。

 自分は、瞑想教室とかは興味惹かれず、もっぱらスマナサーラ長老の本の読者でした。

 そんな感じで自分は、ゆるく少しずつ仏教を学び続けていました。

            続く。
 
 



 

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