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「過去の向き合い方」手法の流行と本当の開け方

スピリチュアルも時代でブームはあるんだなぁ
最近こういう投稿をよく目にする。

自己開示系の起業塾の入った仲間が、昔の嫌な過去を思い出して「辛いから自分のも他人のも見たくない」と言い出した。過去の辛い出来事や弱みを話すと失敗する。口にしないほうがいい。もっと心の根本を変えていかないとどんなに可能性がある人も、いつも通りに戻ってしまう。

似たような投稿をざっくりまとめてみた


これ、半分あっていて、半分間違ってる。 昔の過去を思い出すとき、どうやって思い出したか、が大事なの。受動的に思い出したのか、能動的に思い出したのか。同じ場所にたどり着くのも、どの道を通ったかで人生は変わる。これを「運の流れ」と呼んでいる。「流れ」を読まないと転覆する。

あなたはどの道を選びますか?

たどり着く場所が同じなら、歩む道はどれでもいいと考えている人が多い。もちろん道はいろいろあるわけだから、どれでもいいのだが、この考え方を角度を変えて話していく。
過去を見ていくときに大切なことは、無理やり開けない、ということ。なぜならば、辛い出来事を乗り越えるために、蓋をしたり、見なかった振りをしたり、逃げたりして乗り越えてきたからだ。これを心理学では防衛機能という。防衛機能は自分を守るために備わっているわけで、それを自己啓発やカウンセリングという名で、こじ開けてはいけないのだ。つまり、本人の予期せぬ切り口で心をこじ開けられると、せっかくカウンセリングやマインドコーチに習っても失敗する。受け身(受動的)な体制で心を他人から開けられているからである。

過去の扉の開け方

本人が本人を守ってきた防衛機能を自覚し、どんなものに守られてきたかをその目で確認し、そして、その防衛機能を手放しても今の自分は守られるんだという安心感を感じてもらう。安心感というセーフティネットを手にすることで、今までの防衛機能から次の防衛機能へと移行する。自分を守る新しい防衛機能「安心感」が手に入ると、過去の防衛機能がいらなくなるので掃除を始める。この時に過去のいろんな思い出があふれ出す。これは家の大掃除と似ている。掃除をし始めて、懐かしい写真やおもちゃ・手紙が出てきたら、手を止めて読んじゃうでしょ?昔の気持ちに戻って懐かしみ、昔の気持ちに戻って思い出に浸る。
このとき、辛い記憶だと思い出したくないし、自分の弱さだと逃げ出したくなるんだけど、自分の意志で過去の扉を開けた時は機が熟しているので、辛い記憶を思い出しても大丈夫なのだ。つまり、過去に引っ張られることはなくなる。「機が熟す=安心感を得ている状態」となっている。

カウンセラーやコーチング、セラピストの役目

この「安心感」を提供したり与えたりエネルギーとして流したりすることが、カウンセラーやセラピストの仕事だと思う。

まず、クライアントの抱える防衛機能が何なのかを把握するところから始まる。複雑に絡み合っているし、「感情×場面」で防衛機能が変化するのを見逃してはいけない。そして、見えた防衛機能は本人はまったく気が付いていないので、気づくように促す。教えるのではない。伝えるでもない。あくまでも「促す」だけ。促すことで、なぜ本人が見えていないのか、その理由が分かってくるからだ。理由が分かってきたらそれに対して行動を起こせばいい。

そう、心の問題はゆっくり時間をかけて行わないと、大きな揺り戻しにあってしまう。だから、最近のスピリチュアルは「今までのやり方をやってもうまくいかないんだよ」という投稿が多いのだと思う。今までのやり方が悪い訳でもないし、古いわけでもなく、心に入る角度さえわかれば、どのやり方でもあっているのだ。

3次元と見えない世界(スピ)は反転する

心の問題はゆっくり進むけど、あるとき一気に現実が様変わりする分岐点がある。ゆっくり進むとゆっくり過ぎて焦るかもしれないが、潜在意識のなかはかなりのハイスピードで変化している。顕在意識はロースピードでそれに気が付くのはずっと後になるんだけど、これを「事象変化のタイムラグ」と呼んでいる。このタイムラグのときにどう過ごせるかで、大きく「運」が変わるから!自分の運を大切に。運はあなたの命を運ぶの。それを「運命」と言う。「運」は偶然の産物じゃない。たまたまでもない。しっかりとあなたの人生を司るものなのです。



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