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不安から準備すると疲れる~疲れやすいあなたへの処方箋~

最近、私が事業している飲食店で急な退職者が出て・・・
入院による退職だから仕方ないのだけど、急な話だと店はリズムを崩す。
引継ぎもままならない状態での営業に、
「あれもしなきゃ」「これはどうなのか」「仕込みは?」「業者への注文タイミング」「在庫管理」など、一気に押し寄せてきて、お客様にご迷惑かけないように必要以上に事前準備が過剰に多くなってしまった。在庫もいつも以上に増えるし、冷凍庫は入りきらなくなったりと、この1カ月は大変だった。

2か月目に入るころには慣れてきて、過剰な準備をしなくてよくなり、逆に「なぜ、こんな無駄なことを彼(退職者)はしていたのか」ということに向き合うことになった。

彼の性格は・・

振り返って考えてみた。なんで、こんなに彼は無駄が多かったのか。
心配性な性格で、必要以上に準備ばかりしていた。
「お弁当の注文が〇〇個以上になったら対応できないから△△しなくては」「〇〇になったら、△△という困りごとが出てくるので××しましょう」
など。業務は任せていたから、”そうなんだな”と思って彼の意見を採用してきていた。もちろん、「それは無駄なんじゃ?」と思うこともあり伝えたこともあったけど、彼なりの「なぜそれが必要なのか」を話してくれたから、彼の意見を採用し、じゃあそれで行こう、と思っていた。

今、振り返ってみると・・

もうそろそろ3カ月目に入ろうとしている。
最初の1カ月は、彼のいなくなった穴に対して不安があって、その不安が現実化しないように頭を巡らせ準備していた。本当に疲れた1カ月で…
2カ月目に入り、リズムが出来上がってくると、彼がやっていた「無駄」に気が付き、無駄をなくしていった。在庫も減り、廃却食材も減り、業務もスマートになって、流れがスムーズになったのだ。

その不安は現実化はほとんどしない

あれ?彼がいない方がスムーズに流れるぞ!
ということに気が付き、考えてみた。
そうか。彼は自分の「不安」から準備していただけで、お店にとっての必要な危機管理ではなかったのだと気が付いた。
『彼の不安』は『お店の不安』ではないのだ。

不安だ、不安だ、心配だと、それに囚われてしまっては、エネルギーが削がれてしまう。その不安や心配は、本当に必要なのか、そこに着目することは大切だ。

普段の私

様々なことを展開しているけど、不安に囚われたりはしない。
心配なこともあるけれど、それに足を引っ張られていては何も前に進まないから、やりながら考えていくタイプ。「トライ&エラー」ってやつ。
もちろん、不安や心配に取り込まれて動けなくなるときもあるけれど、もしそうなったらその先へわざわざ進もうとはしないだろう。その動けなくなった「場」に自分のエネルギーが吸い取られていき、ブラックホールを増大させることに加担していることが嫌だから、動けなくなった時間が長くなった場合は、その「場」から離れるようにしている。

もし、その「場」に居続けたいときは、なぜその場に執着するのか、自分の心の中を見に行ってみてほしい。


「不安」という場をスタートに思考しないこと

スタートがあるからゴールがある。
マラソン大会でもそうだろう。スタート地点を間違えたらゴール出来ないのだ。だから、「思考」のスタート地点を間違えてはいけない。
「不安」からスタートするから、「欲しい」ゴールが得られないのだ。

あなたの手にしたいものはなんですか?
欲しければ欲しいほど、失敗したくないから、不安や心配にかられると思います。でもね、スタートを間違えたら、いつまでたってもゴールにはたどり着けないよ。

本当に欲しいなら
あなたが望むゴールへ向かうなら
その未来だけを見据えて、目をそらさずに進んでみてほしいと思います。

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