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記憶が抜け落ちる現象について

今、話したことすら聞いていない人がいる。厳密に言えば、聞いていないのではない。聞いているのに頭に入らず、心に残らないということが起きるのである。

その原因はいくつかある。1つは思い込みが支配していて新しい情報が記憶に残らない場合である。そもそも思い込みが支配している場合は、耳に届いた情報すら間違えて聞こえているので、なかなか治らないし、意思疎通が困難となる。

なんでこんなにも思い込みに支配されてしまったのか、見ているこっちがかなり悲しい気持ちと残念な気持ちになり、取り込まれそうになってしまう。
思い込みに「支配された」と書くと、その人がコントロールされて可哀そうな気持ちが湧き上がってくるが、心の奥底を見に行くと支配されるということは本人が支配されたいのだ。

支配されるメリットとは

「思い込みに支配される」現象はどうして起こるのか。思い込ませたい人(親などの養育者)の枠を子供に完全コピーさせて、その枠のなかで子育てすることが子育ての成功だと考えているからなのである。その親を受け入れたい子どもが受け入れている証として、親が持っている思い込み(枠)に支配されることで受け入れていることを身をもって表現するのである。つまり子供の無条件の愛の証明として支配されるのだ。
「愛し愛される」証に『支配』を選択してしまうこのループから抜けたほうがいいだろう。

反発する子ども

支配をするされる関係性にどっぷりな親子もいれば、その関係から抜けたくて反発していく場合もある。反抗期が激しかったり親にぶつかっていくこともあるだろう。しかし、無言の反発を選択する子どももいる。無言の反発になってしまった子どもは重症で、親の言うことを無視、聞いてないフリ、もしくは聞いているフリをして全く聞いていない、そもそも関わらない、など、このような症状が出てきているときは本当にやばいと思う。
どっぷり支配関係になるのもダメだが、正反対に反発する関係性もダメで、なぜなら、この二つの関係性は180°の直線の関係だから。結局、支配から逃れようと反発しても、結果的にはこの場合も支配されているということに気がついた方がいいだろう。

記憶が抜け落ちているときの本人の心の中

本人は聞いていないのだから、まわりから「言ったでしょ?」「なんでやらないの?」「何度も言わせないで」と言われても困ってしまう。それに加えて、自分がなぜ責められなくてはいけないのか『怒り』が湧いてきてまわりに悪態をついてしまう。素直に聞けない人に対してまわりは「怒り」「注意」「サポート」「支援」などをするだろう。しかし、その対応も本人には届かないのだから感謝もわかないし、意味も分かっていない。そうするとまわりは「諦め」「貶し(けなし)」の気持ちが湧いてきて最終的には『見放す』ことになる。見放された先は『無関心』が起こるので、当の本人は「なぜ、自分は悪くないのに私は一人ぼっちで、まわりから見放されるんだろう」と思い悩む。
ここで、思い悩むならまだいい。この辛い経験をも記憶から抜け落ちるから、人生は底に落ちて行ってしまうのだ。そして、底に落ちた世界が自分の生きる世界となり、その世界しか経験がなくその世界がすべてになるため、一生這い上がってこれないことになる。まわりから見れば辛い状況だが、結局、そのまわりの人間も「見放し」ているし、「無関心」になっているので、本人がそんな世界にいることすら、本人もまわりも気が付かない、気が付けないという状況に陥る。まさに、誰の関心も寄せつけない無法地帯が出来上がるのである。

唯一の抜けるタイミング

「無法地帯」を作り上げた人の罪は大きい。このパターンは家系のカルマとなる。なので、自分の産んだ子どもが同じパターンになって育てずらくなったときにようやく気が付く。ここで抜ける以外に本人の助かる道はない。
自分が親からされたこと、自分が周りにしてきてしまったこと、そして、自分の子どもにしてしまったことなどを、子育てが終わるまでの期間に一気に回収しなくてはならないのだから。
心と言葉の乖離におけるゆらぎは空間に残る。空間に残るということは波動として周りに伝わる。この波動を受信しやすい人は、家系みんなとなるので、未来永劫、負のゆらぎを子孫たちは受信し続ける。いわゆるこれが家系のカルマなのだ。だから、自分の発したゆらぎは自分で回収しなければいけない。唯一の抜け出すポイントは、このタイミングだけで、期間としては子育て中だから長い期間があるのだけど、大抵の人はその期間に気が付いて、反省し、回収するところまで行かず、子育てが終わった後に後悔する。
だれのところにも「運」というタイミングはあるのだから、それを見逃さずに生かしてほしい。

自分ひとりでは難しい人のために

先にも書いた「誰の関心も寄せ付けない無法地帯」にいる場合、本人では気が付かないし、まわりも気が付かない。そんな場所にいる人を引き上げる仕事を8年前からしている。潜在意識は奥が深く想像以上に広い。そして3次元的認識できる空間ではなく、さまざまな次元要素が絡み合って「場」を作っている潜在意識。ここに潜るには方法があって、それを知っている人のサポートを受けたほうが安全だと思う。継続的にサポートを受けることで必ず改善していける。「運」とはそういうものなのだとお伝えしたい。



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