うっとり100%

銀座で打ち合わせのあと、せっかく銀座へ来たのだから、老舗ブランドなどを拝見いたしましょうと三越へ。一階のジュエリーコーナーには、先日BSのドキュメンタリーで見た「ショーメ」のコーナーあり。そのお隣のお店にはちょっと美しいブレスレット800万円也があり、「試着できますか?」と聞くと、「お値段が、大丈夫ですか?」と確認される。800万払えない客と見えるのかしら~?と苦笑しながら価格を再度見ると、8000万円でした。「あ、冷やかしでも申し訳ないです、ありがとう♡」と爽やかに去りました。

Cちゃんが男物のマフラーが見たいとのことで、早速紳士服売り場6階へ。三越の紳士服売り場なんて、そうは行くことがないのでワクワク。エスカレーターを上がって奥の方にアクアスキュータムの上質マフラーが見えたので、一目散に向かう…つもりが、ふと通りかかったRichad Jamesというブランドのコートが、見るからに上質で超カッコいい(上の写真の右下)。

Cちゃんに試着させると、まあ似合うこと似合うこと。カシミア100%なので、肌さわりも抜群。「気持ちいい~♡」とスリスリしていると、コートが気持ちいいのか、Cちゃんに触って気持ちいのか、曖昧になる…笑。並んでいるスーツ、ネクタイも、ため息が出るほど美しいので、お店のおじさまのおすすめもあって、色々試着しました。

スーツはクラシカルな大きめのチェック(深緑)のものがとても似合い、ネクタイはサイケな緑のペイズリー柄のものが意外にもマッチ。きゃーきゃー言いながら色々試して結局何も買いませんでした。おじさま、ごめんなさい。でも Richad James という名前はしかと脳裏に焼き付けましたぞ。イケてるサイトをどうぞご覧ください。

伝統と格式ある名門テーラーが軒を連ねるロンドン、メイフェア地区のサヴィル・ロウにお店を構えたリチャード・ジェイムスは、古くからの慣習をぶち破るべく、土曜の定休日を返上、週末にショッピングを楽しむ若年層のライフスタイルに配慮して、土曜日の営業を開始したそうです。また、接客担当のカッター(生地を裁断する職人)には、生地や仕立ての蘊蓄はもちろん、最新のファッション事情や時事ニュースなど幅広い知識を備え、お客様の興味の対象や年代に応じて対応するコミュニケーション能力を要求したとか!

サヴィル・ロウの異端児として誕生したリチャード・ジェイムスは、その街に敬意を払いつつ、変えたいというよりも、もっと若い人や世の中にそのクラフツマンシップを知ってもらいたいとインタビューで答えています。あのしかめっ面したロンドンの伝統に敬意を払いつつ、新しい風を吹き込むなんて、超カッコいい…。自分が男だったら絶対スーツ買ってるわ。

私とCちゃんは、お金持ちのマダムとその愛人に見えたことでしょう…。本当にお金持ちのマダムだったら、お店のスーツもネクタイも何もかも全部買い与えていたかもしれません。いや~、すてきでした。また遊びに行っちゃう。

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