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心と体(痛み)の関係 <TMS理論>

こんにちは!かまちょです(^^) 今日は日曜日☀️家から少し離れたカフェで読書をしていました📖 今読んでいる本は『腰痛は”怒り”である』という本です。   僕自身が腰痛持ちで困っており(理学療法士なのにけしからん笑)、何でこんなに痛いのか、長く続くのか。と思っていたことや患者さんの腰痛を診る上で「心の問題」に対しての知識は必要だなと思った事から読もうと思いました。(先輩が勧めてくれた本) 

なので、実際に読んだ内容をアウトプット、共有を目的に記事を書いていきたいと思います✊✊

では行きまっしょう!!!!!!!!!!!!


TMS理論とは?

サーノ博士(ドクター)という人が考えた”痛み”に対しての理論です。いろいろ経緯があるのですがそれは置いておいて。。。

「TMS」は「Tension Myositis Syndrome」の略で、日本語に直すと「緊張性筋炎症候群」という意味です💡筋肉に炎症が起きているという意味ではなく、  ”筋肉内に何らかの変化がある”という意味でしかないそです。定義としては、「痛みを伴う筋肉の生理的変化」としています!

患者さんを検査していくと検査初見と症状が一致していない事が多々あった。例えば、レントゲン画像やMRI画像を撮ったら椎間板が突出していたが症状は軽度であったり、はたまた検査初見では何も異常はないが痛みを強く訴えるなど・・・リハビリをしていてもよく経験します!必ずしも初見と症状は一致していない!それを解明しようとサーノ博士が考えた理論なのです👉

患者の9割は心身症を抱えている

患者の既往歴を見ていくと、約9割に”心身症”と言われる疾患があったそう   

”心身症”→心身症とは身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的要因が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態を言う。ただし神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。(日本心身医学会)と定義されています。

つまり、筋骨格系疾患を抱えている患者のほぼ全員が心理的緊張によって生じる病態を経験していたそうです。みんな何かしらストレスを抱えているという現状😂

心身症の例を挙げると・・・

呼吸器系では気管支喘息、過換気症候群、COPDなど。

消化器系では胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、潰瘍性大腸炎など。

整形領域では腰痛症、肩こり、痛風など。

原因が解明されている疾患でも心理社会的要因が関連しているという事がわかります😓

痛みとは(3つの学説)

じゃあ、心理社会的要因と痛みの関係性は??何でストレスが多いと痛みが出るんでしょうか。まず痛みについての理論を紹介します。

①【特異性理論】👉侵害刺激(痛み刺激)が痛みに特有な経路を通り、脳の中枢に伝わる事によって痛みの感覚が起こる。痛みはの程度は、受容器に加えられた刺激の強さに比例する。

②【感情理論】👉「痛み」は知覚ではなく、情緒であるという考え方。不安、抑うつに並ぶ第三の病的情緒である。

ただ、「痛み」は確かに不安や恐怖があると過敏に反応しやすいかもしれないが、骨折や擦り傷は①であり②では無い為、どちらも不備がありますね!

という事で出てきた3つ目の説が『ゲート・コントロール学説』

③【ゲートコントロール学説】👉脊髄にはあらゆる感覚の伝達を調節するゲート(門)が存在する。ゲートの開閉によって感じ方や強さがコントロールされている。皮膚刺激「末梢」と感情や意識「中枢」のどちらからもゲートをコントロールしている。

つまり「痛み」には外的要因と内的要因が関わっている。という事になります💡


という事で、心と痛みには関連があるという事がわかっています!そしてその「痛み」はストレスによって出現しうる。じゃあ、痛みを評価する僕ら理学療法士にとって、心の状態(ストレス)を知る事は、痛みの状態を知る事につながり、治療をする上で必要な知識になってきますよね!!💡

今回はこの辺で終わります😌次回は具対的に「ストレスにより心はどう変化し、どう身体に影響を与えているのか」についてを書いていきたいと思います!!


今日は頑張ったので帰って映画でも見ようかな〜♩そしてもうすぐ春ですね🌸あったかくなったら今年こそ細マッチョになる為に運動頑張るぞ!!!笑笑 (その前に腰どうにかせい!)

では、また次回👋

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