サクラ、チル
お父ちゃんは桜が満開の時期にいなくなった。
あれ以来、桜を見る度に心が苦しくて、悲しくて、切なくて、ずっと花見になんて行けなかった。
お父ちゃんがいなくなって10年を機に一人で墓参りに行ってからは桜を見るのが辛くなくなったし、今ではすっかり桜を愛でるようになれた。
でも、やっぱりお父ちゃんのことは想い出すよ。
忘れられない。
お父ちゃんがいなくなって何年経ったかなんて忘れても、お父ちゃんのことは忘れない。
ウチはウチのタイミングでお父ちゃんを想い出して、お父ちゃんを偲ぶ。
桜が散ってもお父ちゃんへの想いは消えない。
毎年、毎年 お父ちゃんという桜の木が私の中で大きくなる。
咲いては散って、散っては咲いてを繰り返す。
小さくて弱々しくて、芽吹くことすらできなかった この胸の中の桜(想い)が今年も咲いて散っていく。
来年もきっと綺麗に咲くだろう。
お父ちゃんと言う名の桜の木。
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