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【英語X年目】ガチ翻訳の腕試しを無料で

1、去年、翻訳コンテストに挑戦した話


ちょうど一年前くらいに、こんなサイトを見つけました。

JATという翻訳業の方向けのプラットフォームが主催する翻訳コンテストで、毎年開催されているようです。
今年のものはこちら ↓


まあぶっちゃけ個人的には、「翻訳とはどうあるべき」みたいな翻訳論的は全然知らないのですが、なにしろ無料で誰でも参加できる(実務翻訳経験3年未満)、ということなので、物は試しと思って去年やってみました。
英日、日英と二つの部門がありましたが、どう考えても「日英翻訳」は出来るレベルではないので、英日翻訳だけです。
課題は、アメリカとメキシコの国境の壁に関するニュース記事の翻訳でした。

偶然にコンテストの存在を知った時点で、既に締め切りまで10日くらいしか猶予がなかったので、とにかく慌てて取り組みました。
しかも締め切りの数日前くらいに、気まぐれで『お!去年の分の審査講評がある。課題は一段落ついたから、ちょっと読んでみよう!』と読んでいたら、
『え?ガチ翻訳ってそういう感じなの・・・?全然知らなかった・・・』と参考になることが様々に書いてあり、とりあえず残された時間の中で必死に出来る範囲で手直ししました。
あと提出の時にシステムトラブルも発生していたみたいで、すごいテンパったのが、今では懐かしい想いでです。

で結果はというと、お察しでした・・・(といっても上位5名の番号しか発表されないのですが)
原文の意味を正確に読み取れていない箇所があったので、それがショックでしたね・・・。


とはいえ、「翻訳」について学ぶとてもいい機会になったことは間違いありません。
特に、審査講評がすごくためになることを書いてくださっています。
一つ前の講評も締め切りギリギリになって読んだわけですが、でも自分で実際に課題の翻訳をやったうえで、さらに審査講評も読むと、やはり重みが違います。
審査講評からより深く学ぶためにコンテストに応募するのも全然ありだと思うくらいです。


2、去年の翻訳コンテストで学んだこと


で、去年の翻訳コンテストから学んだことを箇条書きしてみると、

・どうやら私は英文をざっくりとしか読んでおらず、細かいところは意味がわからなくても「うん、だいたいわかった」で済ませて気にしていないらしい(←)
・対して翻訳は文章の細かいところまで正確に理解し、とにかく正確に訳すことが、一番の使命。
・日本語表現に対するセンスでも同様。日本語の言葉の細かい意味やニュアンスの違いにもっと神経を払い、過不足なく訳さないといけないらしい「だいたいあってんじゃん」じゃだめ)
・あと、辞書やネットの関連ニュースなど、自分でリサーチして応用する能力がすごく大事。
・そしてリサーチの手間を惜しまない!(←)

課題の発表から提出期限まで一か月の時間があるので、普通の学校のテストとは違って、辞書やネットを使った調べものはやり放題なわけです。
そしてそこで手間を惜しんでいると、他の人達に差をつけられてしまうようです。

実際去年やったとき、最後までよくわからない箇所が残ったのですが、講評では外部リンクとともに「こういった関連ニュースを見ればどういうことかわかるはずです」とのお言葉が・・・。
私も一応簡単に調べはしたのですが、わからないところをどんぴしゃりと書いてある記事にまで辿りつくことが出来る前に、「もういいよ、調べても出て来ないし、他にはあまり出てない情報なんじゃね?」と諦めてしまったのです・・・。
細部まで原文を理解する能力も大切ですが、リサーチの能力によってそれを補うことも必要なようです。

というか、そもそも的なことで言えば、とにかく英語の読書量が不足している気がしています。
英文を読みなれていれば、ニュアンスや細かい意味を読み取る能力があがりますし、それにリサーチにかかる心理的な負担も減りますしね。
関連ニュースをググったときに『えーこれ読むの?欲しい情報が載っているかもわからないのに・・・?』とかいちいち思ってる場合ではなかったわけです・・・。
講評の中でも「そもそも日本語・英語ともに読書量をこなしていれば、いわゆるテクニックなど必要ないのです」とまで。
(身に沁みますね・・・)


もうここまでくると、根本的に自分のおおざっぱな性格や、効率重視で手間を惜しむ悪い癖が、あまり翻訳に向いていないんじゃないかという気もし始めているのですが、
でもまあ、いい勉強にはなるし(というか、無料だし!)、今年も一応やってみようかな・・・?と思っています。

3、今年の翻訳コンテストがもうすぐ!

というわけで、JATの翻訳コンテスト今年2020年も10/1に課題文が発表で、10/31が締め切りです!

「俺は翻訳で食べていくんや!」という人でなくても気軽に参加できるもののようですので(実務翻訳経験3年未満という条件はあるようです)、自信のある方は、挑戦してみてはいかがでしょうか?
今までよく知らなかった世界を垣間見るだけでも楽しいですよ!

それでは!

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