宗教学ってなんやねん

宗教学ってなんやねん、あんた、大学入ってオカルト目覚めたの??と思ってる方へ

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たぶんだけど、みんなが「宗教学」っていう単語から想像するような学問の本当の名前は「神学」

宗教学勉強してるのって言うと、何の宗教を勉強してるの?ってよく聞かれる。

私が毎回言う答えは「全部だよ」


キリスト教の創造論がどうこうとか、イスラム教の教典読解とかそういうのはキリスト教神学・イスラム教神学を勉強してる人がやること。

神学を勉強してる人は1つの宗教に対してその信仰が絶対に正しいっていう信念を持って研究してるの

例えば、キリスト教神学者はイエス・キリストの存在を疑ったりすることはないし、イスラム教神学者にとってはイエスではなくムハンマドが最後の預言者であることに疑いはない


「宗教学」の面白いところは、それぞれの宗教が100%正しいと信じ切らず、かつそれぞれに良し悪しを付けずに宗教全体を学ぶこと。

1つの宗教に特化するんじゃなくて、宗教っていう概念とそのものとか、色んな宗教の考え方とかを学ぶの。

私はあれが良いこれが悪いとかじゃなくて色んな文化を平等な視線で偏見なく見てみたいから、私にとってはすごく面白い学問


例えば、どうして宗教は生まれたんだろう?とかもやる


これはちゃんとした記録があるわけじゃないから分からないけど、「死の意味づけ」とか「社会集団を成り立たせるための道具に過ぎなかった」とか、、、


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あと、宗教ってそれを浸透してる人の感覚に染み込んでることが多いから、私たち日本人には理解不能かもしれないけど

ヒンドゥー教のカーストってただの差別に見えて、彼らの信仰の中ではちゃんと理論的な理由に基づいてるし
(まぁそのカーストが原因で苦しんでいる人から目を背けてはいけないけど)

キリスト教の人に「失敗してごめん」て言うと「お前は努力をしてこなかったのか?」って思われるし
(絶対神のいる宗教って基本的に起こることは神によって決められてるって考え方だから、努力した上での失敗は神の仕業だから仕方ない。でもその失敗を謝るってつまりあなたは努力すらしてこなかったってことなの?って思われちゃう)


私たちが思ってる以上に世界の人は宗教を大事にしてるし、生活に浸透してる。


私自身が何かの宗教に回心したっていう訳じゃなくて(むしろみんなと同じように神仏混淆の信仰持ってると思う)、色んな宗教を知って色んな文化を学びたい、人の心の中のセンシティブなところに気づける人間になりたいなって思ったのよ。


あと宗教施設ってめっちゃカッコよくない?
教会も、モスクも、お寺も、神社も

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人間が超自然的な何かの為に、その時持てる技術を最大限に注ぎ込んで作った感じがたまらなく好き


と、いうわけで8/11からアメリカ合衆国オハイオ州にあるヤングスタウン州立大学で約1年間、宗教学メジャーで留学してきます、Bye👋





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