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生理用品のトイレ設置でDE&I Action!ーー設置検討をきっかけに、ダイバーシティ&エクイティ&インクルージョンを考える。

こんにちは。わたしの暮らし研究所の沢田です。

みなさんの企業・学校・組織では、DE&Iをどう体現されていますか?
Diversity(多様性)については、「いろんな人がいるよね!」ということで理解するとよいのかなという方が多いのでは。しかし実際のところ、Equity(公平性)とInclusion(包摂性)については、どう取り組んでよいのかわからない方も多いのでは?

Equity(公平性)とInclusion(包摂性)を持つためには、相手への深い理解が必要です。生活の中でどういう動線で動いているのか、どんな時間感で動いているのか、何に困っていて、何を求めているのか。本当は思っているのに、口に出して言ってくれないことは何なのか。

そして、思うはず。どうしたら、本音を話してもらえるんだろうーー?

生理用品のトイレ設置でDE&Iを考える

わたしたちLAQDAプロジェクトでは、「生理用品がトイレに設置されること」がゴールとは考えていません。生理用品のトイレ設置に取り組もうとする行為自体が、DE&Iの促進になると考えています。

「生理用品をトイレに設置しよう」と考える時、みなさんの頭の中には、きっといくつかの疑問が浮かぶでしょう。

例えば・・・
・なんで今までなかったんだろう?
・どんな判断のもと、置かない選択をしてきたんだろう?
・誰が困っているんだろう?
・これからの働き方の中ではどうなんだろう?
・そこに関わるコストは負担できるのかな?
といったものです。

こういった課題を考えていくことで、企業のDE&Iへの理解が促進しされます。もう少し具体的に見てみましょう。

生理用品のトイレ設置のSTEP

大体いろんな企業での設置ステップを見ていると、以下です。
今までやってきていないので、それぞれのステップに時間がかかる場合もあります。でも、この工程が、企業のDE&Iをとても育ててくれると感じています。

トイレの生理用品設置は、検討や討議を行うことで、生理用品を最終的に設置するのかしないのか、決めることになります。

ひとつひとつの過程で、さまざまな意見が出るでしょう。わたしたちは、誰のEquity(公平性)に寄り添うのか、誰をInclusion(包摂)するのかーー企業は立ち向かうことができます。

検討から討議を開始するだけでたくさんの対話が生まれるでしょう。心理的に安全な場をつくり、本音が言える環境をつくることも大切です。対話が生まれれば、初めてお互いの意見の違いや多様性を感じることができるでしょう。Equity(公平性)もInclusion(包摂性)もそこからがスタートです。

YNKから「DE&Iまちづくりのベストプラクティス」を

そんなDE&Iを具現化するための施策として、この度、YNK(八重洲・日本橋・京橋)エリアのビルで生理用品の設置を行いながら、みんなでこの問題を考えていく実証実験を行います。

「どうして設置するの?」「誰が負担するの?」を実際に設置をしながら、みんなで考えます。そして、誰かが困っている状況について、「どう考えるといいのか?」スキーム自体をみんなで作り上げていく。

YNKは古くから情報や文化の発信拠点でした。この地から、さまざまな人を包摂的に巻き込み、『対話の場』を作っていきます。


**あなたの意見を聞かせてください**

一部のビルで6月1日から設置を開始し、今後は定期的なイベントを開催していく予定です。是非、設置やイベントについて、ご意見ください。

ご連絡は、こちらから→ info★wk-k.com(★を@に変えてお送りください)


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