sekiguti shinichi

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思いつきで家を落札したり、生物、人工生命、アプリづくり、バイオリン、DIYリフォーム、珪藻の顕微鏡観察、3Dプリンターなど興味をもったらとりあえずチャレンジしてます。/保育士・社会福祉士/共著:パソコン天体観測入門

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  • 趣味の顕微鏡

    生物顕微鏡での珪藻の観察、顕微鏡の自作や改造などについての記事をまとめました。

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    安かったのでヤフオクで家を買いました。 果たして住める家になるのか?

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趣味としての人工生命づくり 第一回

●人工生命って?人工生命ってちょっとSFチックな感じがする言葉ですね。なんだか未来的なイメージがある反面うさんくさい気もします。 人工生命(Artificial life)という言葉が使われるようになったのは、1980年代の後半のことです。だいたいパソコンの普及と同じ頃です。 そもそも、人工生命ということを提唱したアメリカのC.ラングトンは、大きなスーパーコンピュータではなくapple Ⅱという小さなパソコンを使ってプログラムを作っていました。 人工生命を研究している人には

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    • 顕微鏡写真の画像連結

      3Dプリンターで作成した電動の研究室グレードの顕微鏡「OpenFlexure顕微鏡」を色々試している。今回は画像の自動撮影機能を使って撮ったモザイク写真を結合する手順を書いてみる。 今回はMacを使用したが、Windowsでも同様にできると思う。 少し古いソフトだがマイクロソフトのImage Composite Editorという無料のパノラマ写真を作るソフトが使えるようだ。すでにサポートが終わっているので自己責任でご使用ください。 64bit版: https://w

      • 旧式の生物顕微鏡を電動化してオートフォーカス&自動撮影する

        しばらくオープンソースの顕微鏡作りにハマっているが、それが実際の顕微鏡の電動化にも使えるのではと思い試してみた。 OpenFlexure 制作記はこちら なぜ電動化したいのか 以前オークションでオリンパスのBHという生物顕微鏡を買って、珪藻のスライドを見るのが趣味だった。海外オークションサイトのebayで100年ほど前のスライドを購入したりもしていた。 数がたくさんあり全部見ることもできていない。これを撮影してデジタルデータにできないかと思いカメラに接続して時々イ

        • 3Dプリンターで作る研究室グレードのオートフォーカス顕微鏡制作記③

          しばらく記事の更新が滞ってしまいましたが、途中で新しいものを見つけてそちらを制作していました。 https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1029/2021GC009693 また、本家サイトに結構細かく作り方が載っているので、組み立ては大体書いてあるとおりに進めればできると思います。 ゴムを引っ掛けるのがうまくいかないようでしたら、手芸用のシリコンゴムを結んで引っ張ると良いです。 OSを起動したときにアップ

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        趣味としての人工生命づくり 第一回

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        記事

          メディアとしてのAI メディア論から考える①

          noteで文章を書いていると読む人のことが気になってくる。どんな人が読んでいるのだろうか?読んでどんなことを感じているのだろうか? いいねをくれた人の記事を読んだりすると、「こんな人が読んでくれているんだ。」と読み手を想像して書くということもでてくる。 AIに読んでもらうために書く noteで書くネタを考えていたときに、ふと自分が書いたものがAIの学習に使われてAIの知識の一部になるかもしれないなーと思いついた。そうすると人間に向けてテキストを書くだけでなくAIに学習さ

          メディアとしてのAI メディア論から考える①

          3Dプリンターで作る研究室グレードのオートフォーカス顕微鏡制作記②

          3Dプリンターを買おう 前回は材料の紹介をしましたが、肝心の3Dプリンターを持っていない方もいるかも知れません。私は9年ほど前に中国製のキットを買って作りましたが、最近は初心者でも使える3Dプリンターが以前より安く売られているのでチャレンジしてみるのも良いと思います。 組み立て方や使い方の手順はこちらの記事がわかりやすいと思います。 作ってみよう今回作った顕微鏡は高画質バージョンのOpenFlexure Microscope v7というものです。V7でだいぶ性能がアップし

          3Dプリンターで作る研究室グレードのオートフォーカス顕微鏡制作記②

          3Dプリンターで作る研究室グレードのオートフォーカス顕微鏡制作記①

          研究室グレードの顕微鏡を3Dプリンターで作れるというネット記事を読み、少し材料をネットで買えば自分でも作れそうだったので早速作ってみました。 日本語での情報がそれほどなかったので、参考になればと思いまとめてみます。ブラウザの翻訳機能を使えば中学生でも作れると思います。 顕微鏡の機能オートフォーカス 電動ステージ キーボードや操作画面からステージを上下左右に操作できます。 撮影画像をクリックしてステージ操作 画面をクリックすると、クリックした場所が中央になるようにステ

          3Dプリンターで作る研究室グレードのオートフォーカス顕微鏡制作記①

          趣味としての人工生命づくり 第6回 ホタルの同時明滅モデル<制作時間30分程度>

          前回、生命現象の中で不思議に思われることをいくつか紹介しました。その中で、今回はホタルの同時明滅の現象を取り上げたいと思います。実際にNetLogoでシミュレーションを作成しながら様々な条件を試してみましょう。 ネットロゴのインストールについては、第1回を御覧ください。 ホタルは種類や生息場所によって発光のリズムをもっています。それぞれの個体が、それぞれのタイミングで発光するのですが、ホタルの種類によっては集団になるとその発光のタイミングが集団で同期して行く現象が知られて

          趣味としての人工生命づくり 第6回 ホタルの同時明滅モデル<制作時間30分程度>

          趣味としての人工生命づくり 第5回 生物の謎3つ

          高校の時に生物部に入り、生物の授業を聞く中で生物学に興味を持ったのですが、学んでいく中で、本当に知りたいことは、なかなかわからないという思いが溜まってきました。 僕の生物への興味は、自分がこうして意思を持って存在しているということへの強烈な疑問と不安に基づいています。それは、小学生の頃や思春期の頃に宇宙の始まりや終わり、死を想像した時の胸が締め付けられるような不安と不思議さへの畏怖のような気持ちです。 生物学は、本当に信じられないような緻密な仕組みによって生き物が生きてい

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          趣味としての人工生命づくり 第5回 生物の謎3つ

          シチズンサイエンスサイト作成 覚書

          この前、市民科学(シチズンサイエンス)のサイトを作ろうと思い立った。 そこでどんな方針で作っていこうか思いついたことをつらつらと書いてみる。 タイトルについて 市民が参加する、または市民の立場にたった科学的な活動のことを「市民科学」ということが多い。 市民という言葉には、市民VS政府というように体制へのチェックや異議申し立てのニュアンスもあり実際そのような活動も広く行われている。 環境汚染や原発事故の問題、公害について市民が主体となって科学的な調査を行うなど実際に成果

          シチズンサイエンスサイト作成 覚書

          市民科学のプラットフォームを作ろうと思う

          以前、UVレジンで顕微鏡を作る記事を書いた。これは、たまたま見かけた「Fabricating low cost and high performance elastomer lenses using hanging droplets」という論文を元に、身近に手に入るUVレジンで試してみたものだ。といっても英語は読めないのでグーグル翻訳にたよった。 「Foldscope」という折り紙顕微鏡の記事を見て30セットぐらい購入したこともあったので、なんとか自分でもこういったものが作

          市民科学のプラットフォームを作ろうと思う

          バリバラと24時間テレビにみる「障害者」の捉え方の違い

          乙武さんの「五体不満足」の本は、一般的な障害者のイメージを崩して広く受け入れられたけれど、「感動的な」障害者像の枠をでるものではありませんでした。(その後の活躍を通じて、障害者も人間だということが広まりましたが) 感動ポルノとは 「感動ポルノ」という言葉は刺激的で24時間テレビで取り上げられる障害者のドキュメンタリーにもよく当てはまります。NHKでもそのような番組はよくあります。もちろん取り上げられる事例が全くの嘘ということではないし実際感動的だと思う。ただ言われてみると

          バリバラと24時間テレビにみる「障害者」の捉え方の違い

          ChatGPTくんと進化やAIの未来について話した

          私:生物はなぜ進化するのか? ChatGPT:生物は自然淘汰の過程で進化します。 自然界では、種内の個体の特性にはばらつきがあります。 これらのバリエーションの中には、有利で生存と繁殖の可能性を高めるものもあれば、不利でこれらの可能性を低下させるものもあります。 時間の経過とともに、有利な形質は集団内でより一般的になります。これは、これらの形質を持つ個体がそれらを子孫に伝える可能性が高いためです。 世代を超えて有益な形質が徐々に蓄積されていくことが、種の進化につながります。

          ChatGPTくんと進化やAIの未来について話した

          鏡の中世界

          あなたの顔をじっくりと見てください。 そうはいっても顔は自分で直接見ることが出来ません。 私達は鏡などに映っている顔を自分の顔だと思っているのです。 鏡にあなたの姿を映してみてください。鏡の中には右と左の入れ替わったあなたがいます。 このもう一人のあなたを仮に佐藤君としましょう。あなたが右手をあげると佐藤君は左手をあげます。 あなたが左目でウインクをすれば佐藤君は右目でウインクを返します。 文字の書いてある紙を鏡に映してみると というふうに左右の入れ替わった文字に変わって

          星と名前

          言葉が「もの」をつくるという考え方があります。これは私達の常識からすると全く逆に思えます。「もの」が在るから名前が付けられるのであって、名前が付いてなくても「もの」は在ると考えるのが普通です。  しかしちょっと考えてみて下さい。星座を知っている人にはオリオン座は確かにそこにありますが、知らない人には星がバラバラに見えるだけかも知れませんし、そこにまったく違う形を見つけるかも知れません。このことは言葉がオリオン座という「もの」を造ったと言えるのではないでしょうか。  言葉は

          進化と目的

          生物のある部分が機能を持つと考えられるとき そのある部分が存在する原因として機能が考えられるとき あるものが目的を持つとき、そのものが出来る過程において目的がその物を成立または維持させる原因となっている 例 もの−扇風機 機能−風を送る 作成者−人   扇風機の形態は風を送るという目的を前提に作られた これを生物にも応用できないか 問題は作成者と機能をどのように探り出すか 機能は関係の中で作られるので同定しにくい また観察者の恣意的な見方に影響される 作成者も実体の