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ノスタルジック、始めました。

「冷やし中華始めました」のニュアンスで。

一昨年の10月くらいに書いていた小説ですが、ようやく公開の手はずが整いました。
「青春ノスタルジック」というライトノベルです。
3月からカクヨムさんで、週二回更新です。書式を整えたらこちらのサイトでもアップする予定でいます。

青春ノスタルジック

いつからかネット上には「ノスタルジック画像」というジャンルが出来上がっていて、夏・学生・少年少女・青空・海などをモチーフにした絵や写真を披露する場が定期的に設けられています。
かく言うわたしも「ノスタルジック画像」のファンでして、これまでにたくさんの郷愁を催す風景を見てきました。
郷愁といっても、実際に目で見たことのある風景など一つもなく、ただ心が懐かしがっているだけです。「暮らしたこともないのに懐かしさを感じる」というのはノスタルジックファンの中ではよくある感覚のようです。
この気持ちは「インターネット・ネイティヴの心」というか、かなりライトな「集合的無意識」、少なくともその上澄みに近いんじゃないかなと考えたことがあります。
いわば本物の田舎を知らない、ネットを根城にするくらいの、アニメや漫画と共に育ってきた世代のアーキタイプというか……。
儚くて美しくて同じものを共有しているように見える、それらの画を見ているうちに、心の中に積み重なったイメージを物語にしてみたいと思いました。
物語にするというよりも、元からあるはずの物語をなぞっている感覚。
もともと純正オリジナル作品なんて書けませんが、今回の作品はましてオリジナル要素は薄く、たくさんのアニメ世代の人と共有しやすいストーリーを目指してます。だから、ライトノベルじゃなきゃダメなんです……なんて、さっきから格調高いことばかり言っていますが、本当のところは、可愛い女の子が書きたかっただけです。
以前書いた長編小説がわたしの力不足で手に終えず、とにかく書いている間辛過ぎたので、今回は軽やかなお話を書きたいと思いました(ライトノベルというジャンルを軽んじているわけではないですよ、当たり前ですが)。
可愛く書けてるか分からないけれど、とにかく一所懸命やりました。
作品の製作過程や楽屋裏を語るのはすごく恥ずかしいんで、今悶え死にしそうなんですが……この作品の「あとがき」程度に受け取っていただければ幸いです。
宜しくお願いします。

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