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家族で楽しめるバリ島旅行&大人のアートツアー

これまでにいろんな国を旅行してきましたが、その中でもとくに記憶に残る国の一つがインドネシアのバリ島。バリ島は「神々の宿る島」といわれ、どちらかというと大人向けの観光地のイメージですが、今回は小さな子供も楽しめるアクティビティなどを交えながらその魅力を紹介します。

家族で訪れるならより治安のいいエリアへ

バリ島は観光地として非常に人気があり、地元住民は親切でフレンドリーです。子どもにも優しく、レストランにも気軽に連れて出かけることができます。子ども連れで旅行に行く際に気を付けたいのが現地の治安。ここでは、3つのスポットに絞って、おすすめのエリアを紹介します。

サヌール: サヌールは一般的に穏やかなリゾートエリアであり、治安が良いとされています。夜間も比較的静かで、賑やかなナイトライフは他の場所よりも少ない傾向があります。

②ヌサドゥア: ヌサドゥアは高級リゾートが立ち並ぶエリアであり、入口でのセキュリティチェックがあることからも安全性が強化されています。観光客が多く訪れるエリアであり、一般的に治安が良好です。

③ウブド: ウブドは内陸部に位置するアートと文化の中心地で、世界中のアーティストが集う村としても有名です。静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。観光客が集まるエリアであり、一般的に治安が良いとされています。朝夕の棚田の雰囲気はとても幻想的で、観光で訪れた際にはぜひ目にしたいところです。

子どもも大人も大満足!おすすめ観光スポット

バリ島は美しいビーチ、文化的な名所、アクティビティが豊富な場所です。小さな子供たちでも楽しめるスポットやエリアがいくつかあります。以下はそのいくつかです:

  1. 水族館 (Bali Safari and Marine Park): バリサファリアンドマリンパークには、さまざまな動物やショーがあり、子供たちにとって楽しい場所です。サファリトアや水族館で、色とりどりの魚や海洋生物を見ることができます。

  2. スプラッシュウォーターパーク (Waterbom Bali): ウォーターボムバリは、水のアトラクションが豊富な大規模なウォーターパークです。滑り台やプールで子供たちが楽しむことができます。

  3. バリ・バード・パーク (Bali Bird Park): バリバードパークでは、多くの異なる種類の鳥が展示されています。子供たちは色とりどりの鳥たちを見て触れることができます。

  4. ディスカバリー・ショッピング・モール (Discovery Shopping Mall): クタにあるディスカバリーショッピングモールは、ショッピングや食事、映画鑑賞が楽しめる場所です。子供向けのショップやカフェもあります。

  5. タヌアロット・ライス・テラス (Tegallalang Rice Terraces): タヌアロットにある美しい棚田は、子供たちが自然と触れ合いながら歩くのに適しています。風景が美しく、写真を撮るのにも最適です。

  6. ウブド・モンキー・フォレスト (Ubud Monkey Forest): ウブドのモンキーフォレストでは、子供たちがウモウシやマカクザルなどの猿たちと遊ぶことができます。ただし、食べ物や小物を持っていくと猿に注意が必要です。

これらのスポットやエリアは、子ども連れで楽しめるアクティビティや観光地が豊富! バリ島に行く際には参考にしてみてくださいね!


神々の宿る島バリ島・ウブドとバリ美術史

ここからは、私がバリ島ウブドに訪れたときの感想と、バリ美術について紹介します。

バリ島は、多くの人々にとってビーチリゾートとしてのイメージが強いかもしれませんが、私にとって最も印象的な場所は、山間部に広がるウブドです。ウブドは、その美しいライステラスで知られ、これらの景観は世界遺産に登録されるほどの風光明媚な場所。小高い丘の上から一面に広がるグリーンのライステラスに、心癒されます。私たちが訪れたのは日中でしたが、朝日の出前や、夕方日の入りあたりにこのライステラスを眺めるのもおすすめです。日中の暑さとは対照的に、ひんやりとした空気が心地よく、あたり一面、神秘的な雰囲気に包まれることでしょう。

植民地時代、ウブドの伝統文化を残すために

ウブドは芸術村としても有名。世界中からアーティストや創造的な人々が集まり、様々な芸術活動を展開しています。ここでの滞在は、文化的な刺激を受ける絶好の機会であり、その環境が創造性を刺激します。バリ島のウブドは、自然と文化が共存する魅力的な場所であり、私の旅の中でも特に心に残る場所の一つです。

ウブドはバリ島の絵画の中心地の一つであり、伝統的なバリ絵画のスタイルやモダンアートが両方存在します。バリ絵画は神話や宗教的なテーマを描いた美しい作品で知られており、ウブドには多くのギャラリーや工房があります。アーティストたちはここで独自のスタイルを追求し、美しい絵画を生み出しています。

ウブドでの芸術が大きく発展したのには、19世紀初頭、バリ島がオランダ東インド会社の支配下に入り、オランダの植民地となったことが大きく関係しています。この時期、オランダ政府はバリ島の支配と統治を進め、地元の文化や宗教に対して圧力をかけました。
バリ島の中でも力を持っていたウブド王家はバリの伝統芸術と文化を守るため、西洋の芸術家を宮殿に招き、伝統的なダンスや音楽の公演を開催。ウブド王家の支援により、外国人アーティストたちが次々にウブドに移住しました。ウブドは美しい自然環境にも恵まれており、これがアーティストたちにとって創造的なインスピレーションの源となったのです。

ウブドでの外国人画家たちが滞在し、遠近法などさまざまな西洋芸術を伝えたことで、バリの芸術コミュニティが飛躍的に発展。バリ絵画が多様で創造的な表現の手段として発展するきっかけとなったのです。さらに、この文化的な交流と共同制作によって、バリの芸術が世界的に有名に。今でも世界中の多くの芸術家から注目を集めるなど、芸術と文化の中心地としても有名です。

私が訪れた時、いくつかの絵画を見せてもらった記憶があります。絵画には、色鮮やかな寺院や村人の生活、伝統儀式が描かれていたり、何匹もの野鳥が描かれていた記憶があります。

ウブドは、バリ絵画で有名な村ですが、テキスタイルも注目したいアイテムの一つ。『バティック(batik)』と呼ばれるろうけつ染めの布を使い、花、鳥、動物、抽象的なパターン、宗教的なモチーフにした伝統的なテキスタイルの製造が盛んです。ウブドにはテキスタイル工房やショップが点在いるので、バリの布地や衣類を購入してきてみるのもいいかもしれませんね。

ウブドの芸術はバリの文化と歴史を反映し、訪れる人々に豊かな芸術体験を提供しています。アーティストや芸術愛好者にとっては、ウブドは創造的なエネルギーに満ちた場所として魅力的です。

記憶に残ったレストランでの思い出

私たちがウブドを訪れたのは、旅の最終日。その日は朝から快晴で、標高が高く涼しいウブドでも汗ばむほどの日でした。私と友達はバンに乗って目的地の絵画を描いているスポットなど、いくつかの観光地を巡っていました。だんだん暑さのため、私は体調が悪くなり、ランチで訪れたレストランでは椅子にもたれかかっていました。提供される食事のメニューが決まっていたにもかかわらず、まったく手が付けられず。心配したレストランスタッフの男性が、気分が悪いのかを聞き、少しでも食べたほうがいいからと、料理の一部を使い、サンドイッチにしてくれました。

バリ島でのその特別な経験は、忘れがたい旅の思い出の一部となっています。料理の香辛料がその日は口に合わず、食べられなかったものの、スタッフの親切さと思いやりがとてもありがたかったです。

その日、レストランを後にする際、スタッフにお礼を伝えることができました。彼の心温まる対応が記憶に刻まれ、またバリ島に行きたいと思う一因となりました。そのスタッフとの再会はありませんが、その出会いと思い出は私の記憶に残り続けています。

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