【反省の向こう側】時短勤務だからって、全然楽ではないのさ!
春の陽気になってきましたね。
この春から勤務形態を変える方もおられるでしょう。
今回は、私の経験を綴ります。
参考になれば幸いです。
① 2回目の育休後は、時短勤務にしました
1人目の育児はわからない事も多くて大変でした。
私は核家族でフルタイム勤務だったこともあり、
本当に時間に追われていました。
時計とにらめっこをしていた感じです。
必死に日々を過ごしていたような気がします。
2人目は1年間の育休を取りました。
その後の働き方については、上司から時短勤務を勧められました。
「ぶるぽぴ、2人目は倍忙しくなるのではなく、3倍も4倍も大変だぞ」
当時、私の所属する組織ではママさんが少ないこともあり、
時短勤務をされている方がいませんでした。
退職するケースが多かったのです。
男性の育休取得は、夢の話でした。
上司は、子どもが幼い頃は奥さんがパート勤務をしていて、
お子さんの送迎を担当していたそうです。
私の夫は出張もあるため、そのことも考慮すると時短勤務で
時間や体力に余力を残した方がいいのではないかとの提案でした。
また、時短勤務の制度を活用することが
次の世代へ参考になるだろう、とのアドバイスも含まれていました。
ありがたく、時短勤務をすることにしました。
② 時短勤務も大変だった
時短勤務は、8:30から15:00までの週4日勤務でした。
時短勤務だから、時間に余裕があるのかと思いきや、
忙しさは全く変わりませんでした。
私は5時半起きで身支度をして、家事などをしていました。
貴重なひとり時間でもありました。
手帳を見てやるべきリストを確認したり、
仕事の段取りを考えました。
時短勤務だからって仕事の質が低下してはいけないし、
責任がないワケでもありません。
働く時間が少し短いだけなのです。
時間を仕事によって拘束されるのか、
それとも子どもとの時間を多く保つのかの違いであり、
自分の時間が増える訳ではありません。
週4日だから、1日はゆっくりできるかもしれないと思っていましたが、
実際は上の子とデートや予防接種、歯科検診、習い事、買い出し。
何だかんだやることが多いのでした。
「フルタイムだったら、どんな風になっていただろう・・・?」
考えてゾッとしたのを覚えています。
時短勤務を提案してくださった上司やスタッフに感謝したのでした。
③ 時短勤務でモヤっとすることもあった
私の勤務時間では、業務は完全に終了することはありません。
急患も来るため、とりあえず予約分だけは目星がついてくる位です。
だから、途中で他のスタッフに引継ぎすることが多々ありました。
切のいいところで引継ぎしたいけれど、
自分のペースでできないもどかしさを感じました。
色んな職種と連携する仕事のうえ、
患者さん相手なので慎重に引き継ぎをする必要があるのです。
業務について提案や反省などをしたいけれど、
一日の終了時にいないから伝達が難しいことがありました。
他のスタッフは交替勤務ですし、
翌日が振替休日や当直明けだったりすると、
記憶が曖昧になり、伝達が困難になる場合もありました。
フルタイム勤務の時は、目処がついてきた夕方の時間帯に伝達できたため、時短勤務になってモヤっとすることがありました。
メリットとデメリットがありました。
④ 時短勤務の誤解
僅かな時間の差であっても、
出来ることと出来ないことが生まれるのが残念でした。
それでも、
「時短勤務で楽だよね~」なんて言われる場合がありました。
でも、それは
誤解です!
もっての外です!
決して楽ではありません!
仕事は自分の都合通りに行かないことが多々あるものの、
自分の工夫が采配できる部分があります。
でも、子育てはそうはいきません。
時短勤務は子どもとの共有時間が長くなりますが、
場合によっては意思疎通が困難な怪獣と
コミュニケーションを取るかのような場面に遭遇するのです。
思ってもみないことが発生したりするのです。
2歳くらいまでは離乳食の準備がある上に、
イヤイヤ期に苦戦する時期でもあります。
子どもが2人、3人と増えれば、
経験値でわかることもある一方で、
親への要求も人数分増えるため
千手観音になりたいと思うこともあるのです。
ぜーんぜん、楽じゃないんですけど!!!
勘違いしている人たちにムカつくことが多々ありました。
⑤ 自分を労わった方がいい
私は作り置きをしたり、献立表を作って、
自分なりに家事の効率化を図りました。
でも、時計とのにらめっこは続きましたし、
いつも時間に追われていた記憶ばかりです。
自分の実力以上のことを頑張っていたのかもしれません。
もっと、『くつろぐ』とか『やすらぐ』とか。
『労わる』など、
自分にゆとりある時間を設ければ良かったな~と思います。
頑張って、頑張って、頑張って、ばかりでした。
ぽけーーっとする時間も必要な気がします。
作り置きや献立表も家事の効率化が図れて良いですし、
時短勤務も良いと思います。
今から子育てと仕事の両立を検討する方は、
ぜひ自分に合う働き方や家事の手放し方を見つけて欲しいです。
常に全力疾走はできません。
自分の身体や心を労り、
『ホッと一息』つけるような時間を確保してほしいと願います。
必死に駆け巡っていた日々は、
大変だったし反省点も多いものの、
想い出になっています。
何だかんだ『経験の糧』にはなっています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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