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【アラフィフエッセイ】No.13 私と子どもって違うね~。

学校で行われている読み聞かせ。

私は、とても良い活動だと思っています。


私の子どもの頃は、
読み聞かせがありませんでした。

読書好きの私にとって、
新たな世界を紹介してくれる
読み聞かせは、
視野が広がるきっかけ
とさえ、思います。

でも、我が子は
捉え方が違いました。


① この時間にするのは、なぜ?


子ども達が通う(通っていた)小学校では、

○ 月1回、1限目が始まる前に
  保護者のボランティアによって行われる。

○ 週1、給食の時間に放送部によって放送される。

それぞれ開催されています。

娘は、
開催時間に疑問を思ったそうで、
私は何が疑問なのか不思議でした。



② 読み聞かせは、好き。



娘は、幼い頃から
読み聞かせが大好きでした。

読み聞かせ自体は、
今でも好きで
活動には賛成のようです。


ただ、

○休み時間は短いから
トイレや準備にあてたい。

○給食時間は、
お友だちとゆっくり対話を楽しみながら
食べたい。
放送を聴きながらだと
対話ができない。

○1年生から6年生まで
全般が聴くことになる。
どのような姿勢(心の持ちよう)
で聴けばいいのか、わからない。

否定的ではないものの、
モヤモヤした気持ちを
持っていたのです。

まぁ、休み時間は短いし、
給食に対話したいのもわかります。



③ 私と視点が違うね。



私は、新しい本を知る機会になるから
良い、と思っていました。

どのような心の持ちようで聴けばいいの?
と感じる子がいる、とは想像していませんでした。


娘は3年生の時、
担任に読み聞かせにおける
心の持ちようについて、
相談したそうです。

担任は
ハァ???
と不思議そうな反応で、
コメントがなかったそうです。


こんな風に思うことは
変なことなのかな?
と、自分の考えはおかしいんだと
思ったそうです。

全然知りませんでした・・・
気づかずにごめんね。



④ 正解はない。



娘は
○放送部の読み聞かせは、
放送部の生徒が進んで行っていれば
いいが、必ずしもそうではないから、
疑問に思う。

○数名の生徒が交代で語るため、
場面展開が分かりづらい。

○生徒のリクエストを元に
読み聞かせをして欲しい。

○図書室にある本を読んで欲しい。


た〜っくさんの思いが
ある様子。


一見、苦情にも取れるけれど、
なるほどね〜と思う点もありました。


正解はないですし、
娘なりの考えもあるワケで、
そういう思いがあったのね、
と伝えました。


私と捉え方が違うからって、
おかしいことではない。

活動の意図が
伝わっていない部分もあるのだろう、
と思いました。


⑤ 全員を満足させることは難しい。


そもそも小学校には、
たくさんの生徒がいますし、
全ての生徒が満足する
活動は難しいでしょう。

娘の感想を聞いたら、
余計に困難だろうと想像できます。

私は
心の持ちようを気にする子ども
ではありませんでした。


意外と、
娘のように
物事ひとつ1つの意味を
考える子がいるかもしれません。

ただ、
企画の意図が伝わっていないだけ
かもしれません。

⑥ 大人が思うように伝わっているとは、限らない。


学校の企画は、
大人が考えることが多いと思います。

先生が、保護者が、
試行錯誤の中で
最善を尽くしていることでしょう。

ただ、大人が思うように
子どもへ伝わっているとは限りません。

良い悪いを判断しているワケではありません。

提案するに至った経緯や目的などを
伝えることが大切なのかもしれないと
思うのです。

または、子ども達と企画するとかですね。

学校は、

みんな一緒に

これをします。
これをしましょう。

となります。


娘は
運動会は、誰のためにするの?
卒業式は、誰のためのもの?

小さい頃から
一つひとつ考える子どもでした。


その度に、

受け取り方が違う。

捉え方が違う。

感性が違う。

と感じてきました。


気づくことがありました。

教えてもらうことがありました。


それでも、
子どもについて
知らないことだらけ。

対話って大切ですね。

まだまだ足りないのだな・・・


親子でも
こんなに捉え方が違います。

読み聞かせの話から
違う捉え方を知りました。

違いを楽しみたいです。


ありがとうございました。


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