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毎日、家で過ごす小学生は勉強なんてするわけなくて

在宅勤務のときは、子供部屋を借りて籠もっている。時折、飲み物を取りにリビングに戻ると、こどもは退屈そうに鉛筆を机に立てて遊んでる。

3年生になったばかりで、授業も始まらないまま習ったことのない漢字の練習。そうそう集中力も続くはずもなくて、ソファに寝転がってる。

急に2ヶ月以上のお休み。家でずっと過ごしていて、勉強なんてするはずもない。私も、たぶんしない。だから、私は怒らない。

こんな状況で、こどもが勉強しないことへの苛立ち。それは、こどもに向けるべきものじゃない。ままならない状況に、教育の不在に、本来受けられるべき権利がないがしろにされていることに。

ゲームしても、YouTube見ても、お菓子食べても、ごろごろしても、好きにしてて構わない。もちろん、最低限やると決めたこと決められたことだけはやる。大した量じゃないし、ゆっくりだらだらやってもしょうがない。それでもきっと終わるから。

学校は、こどもにとってとても大切な場所だ。学校でなくてもいい、家とは違う場所で、親とは別の誰かに教えられ学び合える、そんな存在があるだけで、こどもの世界は拓かれる。

家庭、学校、遊び場。それぞれの役割があって、その役割をすべて家庭が背負いこむことはできないし、重い。学校の不在は、不在のまま受け入れたい。学校も人も環境が急に変わったからといって、すぐに変われるはずもない。ゆっくりゆっくり変わっていけたら、それでいい。

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