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【SII2024に参加】Tactile Presentation of Orchestral Conductor's Motion Trajectory

はじめに

杉浦裕太研究室M2の上田雄斗です。1/8から1/11においてベトナムのハロンで開催された The 2024 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII2024) で発表してきました。シドニー大学のAnusha Withana先生との共同研究です。

研究の概要

振動アクチュエータを用いた触覚提示により、視覚障碍者に指揮動作の軌道を提示する手法を提案してきました。本研究では、反応時間を評価尺度とした比較実験を行い、特に提案手法が様々なテンポ変化に対応できるかについて詳細な評価を行いました。結果、テンポ変化を伴う場面や演奏開始のタイミングの理解において、指揮動作の軌道を提示する手法は既存手法より有効であると分かりました。

当日のフィードバック

聴講者から振動の振動数や振動子同士の間隔に関する質問を受けました。今後は、振動の振動数は演奏のテンポやリズムをどの程度正確に伝えることができるか、また振動子同士の間隔が使用者の体感にどのように影響するかについて、調査していこうと思いました。

感想

SII2024での発表は、私にとって非常に有意義な経験でした。会議中には、国内外の様々な学生や研究者の方々と交流することができ、彼らから得られた洞察やフィードバックは、私の研究に対する新たな視点を提供してくれました。研究に関する深い議論から、異文化間コミュニケーションの重要性まで、多岐にわたる話題を共有できたことは、私の知識の幅を広げる助けとなり、貴重な機会となりました。

フォー

発表文献情報

Y. Ueda, A. Withana and Y. Sugiura, "Tactile Presentation of Orchestral Conductor's Motion Trajectory," 2024 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), Ha Long, Vietnam, 2024, pp. 546-553, doi: 10.1109/SII58957.2024.10417570.

発表スライド

発表動画


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