週末に家族でお花見をするのに家にあるものでサンドウィッチを作った。
本当に家にある物だけで作ったサンドウィッチ。
あるもので作ったので、トマトなどの色どり要素が無い。
パンも６枚スライスのパンをパン切り包丁で半分に切って使用。

お花見に行くことが決まった時にファーストフード店などで何か買って持っていこうかとも思ったが、ここ数日私が体調不良で臥せっていたので冷蔵庫の中身が予定通り消費されていない。

冷蔵庫の中の食材を何とか予定通りに消費するための、即席サンドイッチ。

具材は左から
・前日の夕食の残りの『ソミュール液に三日漬けて魚焼きグリルで焼いた』鶏モモ肉＋キャベツの千切り＋キュウリ＋マヨネーズ。
・マヨネーズと卵で作ったソースに少しだけ見栄えを気にして半分に切って入れたゆで卵。
・前日の夕食の残りの『ソミュール液に三日漬けて魚焼きグリルで焼いた』鶏モモ肉＋キャベツの千切り＋キュウリ＋マヨネーズ＋マヨネーズと卵で作ったソース。
・ジャガイモと人参の千切りをレンチンしてクレイジーソルトとコンソメ顆粒を少し加えて焼いたソーセージの輪切り。

ありあわせの材料で作った彩が乏しいサンドウィッチも、大きいお弁当箱に入れるとそれなりに見えるから不思議。

出来上がったサンドウィッチを詰めながら、この家族用の少し大きいお弁当箱を使うのがずいぶんと久しぶりなことに気が付く。

はて、最後に使ったのはいつだっけ。
正確には覚えていないけど、確実に使った覚えがあるのはコロナが始まる前の年の運動会の時だったことを思い出す。

運動会の日に朝早く起きて作るお弁当。
おしゃれなお弁当は作れないけど、なるべくみんながつまみやすい物を考えて作っていた。
唐揚げとかおいなりさんとか。
うちは作ったお弁当を持って行ってたけど、オードブルなどを買ってくる人もいたり、私は見たことないけど過去には宅配ピザなんかを頼む人もいたらしい。
聞いた話だと宅配ピザは数家族で注文してお昼の時間に間に合うようにお店に取りに行くんだそうだ。

コロナ後から学校行事等に親が参加することもなくなってしまい、年々運動会も縮小傾向。
子も大きくなったので私が家族の為に大量の弁当を作り、学校に弁当持参で行くことは今後は無いのかもしれない。

保護者の観覧席のシートを敷く場所取りが大変だったりもするので大変ではあったけど、あれはあれでお祭りみたいだったな。
今思えばお祭りみたいで楽しかった。

家の近くの桜の名所にやってきた。
お昼前のだったのでお花見をしている人はまだ少ない。
レジャーシートを敷いて、満開の桜の下で家族三人で即席サンドウィッチを食べる。

息子は千切りのジャガイモと人参とソーセージのサンドウィッチをいぶかしげに見て「これは、何？」と聞いてきた。
きのこが入っているんじゃないかと疑っている。
サンドウィッチの中身を説明すると彼は恐る恐るそれを口にする。
「あ、意外と旨い。」と言ってくれた。
お口に合って良かったです。

天気が良くてよかった。
良い風が吹いてくる。
シートに落ちてきた花びらを頭の上に載せあったりしてみんなでじゃれっこする。

満開の桜を見ると『無事に一年間生き延びることができた』と感じる。

あの年に一緒に桜を見た人はもう居ない。
あの年に一緒に桜を見た人にはもう会えない。

人間関係は変化していく。
周囲の環境も変化していく。
子供も年をとるし、私も年をとる。

来年も家族で満開の桜を見れますように。