見出し画像

エニアグラムで自己及び他者を理解する~タイプ①編~

いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
Biz Craftです。

前回ご紹介しましたエニアグラムのPart1ですが、その各編であるタイプ①編が出来上がりましたので、早速ご紹介したいと思います。

ご自身がタイプ①に当てはまる、周囲にタイプ①の方がいると感じた方にとっては、有益な記事になるかと思います。
☟前回ご紹介した記事です

本編では、タイプ①の職場における特徴と、彼らとどううまく付き合っていけばよいかの対処法を解説していきます。

本当はタイプ①~⓽まで一気にご紹介したいところですが、
ボリュームの関係で1タイプごとのご紹介とさせていただきます。
なにとぞご了承ください。



1.おさらい タイプ①とは?

まずはおさらいです。
タイプ①とは、以下の特徴があります。

✔別名:裁く人、改革する人、模範となる人、潔癖な人、きちんとした人
✔モットー:規則を見つけそれに従う
✔基本的な考え:良い人間とは自らを向上させる人である。
✔気になること:どこかに誤りはないか。
✔ものの見方:無意識に完璧さの基準と照らし合わせている
✔欠点:グレーゾーンを認められない
✔成長するには:正しい道は一つではないとことを知る。
✔心がけること:寛大になる。間違いは成長過程の一つ
✔上司になると:道徳的な見本を示して指導する。
倫理に基づく理想を行動規範にし、他人にもその指針を実行するよう求める
✔他者の目に映る姿:堅苦しい。礼儀正しい。常識的。
✔衝突パターン:「私は正しい、あなたは間違っている」、規則や法律をよりどころにしたがる。

✅良い面:責任感が強く自らが手本となって正しく行動する
✅悪い面:何事にも改善の余地が見えるため、周囲の人からは自分が過ちを犯しているような気にさせられてしまう。
✅向いている仕事:明確な指針のある組織、細部まで正確さが要求される仕事(経理、財務、科学技術など)
✅向かない仕事:仕事の方針が目まぐるしく変わる分野の仕事
(テクノロジー機器のマーケティング、新設会社の仕事など)


2.安定時はタイプ7に向かう

タイプ①は勤勉な努力家である分、仕事をうまくこなしたことに喜びを見出します。
従って、仕事がうまくいっているなどの安定時には心にゆとりが生まれます。
このような状況では自分を批判することもなくなり、あまり心配性ではなくなります。

そうすると余計な取り越し苦労をせずにすむので、タイプ⑦のように建設的なこと将来の計画に注意が向き、いろいろな選択肢を見出すことができるようになります。


3.ストレス時はタイプ4に向かう

仕事を頑張っていてもなかなかうまくいかない時、タイプ①はもう少し頑張ろうとします。

それでもうまくいかないときは、内なる批判者の声がささやき始め、あれこれあら探しをするようになります。

そしてついに苛立ちが頂点に達すると、さぼっているように見える同僚が許せなくなります。

苛立ちは怒りとは違うことと思っているので、不機嫌になっても構わないと考え、ひとり不機嫌になってしまいます。

これが知らず知らずのうちに周囲の人に不機嫌になっていると映ってしまいうのです。

最終的には「どうしていつも私だけが尻拭いをするのだ、どうして周りは見て見ぬ振りができるのか?」このような悪循環に陥ります。

しかしこのような悪循環に陥った後で、タイプ①の怒りタイプ④のあきらめに変わっていきます。

つまりタイプ④の否定的な面(現実に満足できない)に向かうと、「ルールに従って一生懸命やってもダメなら、ほかにどうすればいい?私は何をしたいのか?」このような疑問を持つようになります。

こうして「するべき」ことがうまくいかないとき、タイプ4の個性や独創性が重視される仕事に喜びを見出す方向に向かうこともあります。


4.タイプ①とコミュニケーションをとるには?

タイプ①は一般論を語るのではなく、事実を伝えようとします。
話題を秩序立てて説明しようとし、あいまいさのない結論を確実に導き出そうとします。

ですからできるだけ具体的な話から始め、一般論で語らないようにしましょう。
そのためには言いたいことを前もって整理し、しっかり把握していると確信してから話をするように心がけましょう。


5.タイプ①をヤル気にさせるには?

タイプ①をヤル気にさせるには、以下の対応が有効となります。

・明確なビジョンと高い水準を確立すること
とにかく正しく遣り甲斐のある目的のために働くことに魅力を感じています。

・誠実で公正な態度をこころがけること
不利な立場にいるように感じたり、上司が誠実さに欠けると思ったりすると、貢献するのをやめようと考えることがあります。

・義務や指針を定め、整然とした職場環境を与えること
あいまいな指示命令系統は好まないので、明確な境界を設けるようにすることが大切です。

・責任の所在をはっきりさせる
タイプ①が責任を背負い込みすぎないように、他人のミスでとがめられないように教えることが有効です。


6.タイプ①に時間をうまく使わせるには?

・どこまでやれば十分なのかを先に教えること
細かい部分まで完璧にしようとするので泥沼に入りやすい傾向にあります。
先に境界を定めておき、進みやすいように促しておくことが有効です。

・他人に責任をゆだねられるようサポートする
自分一人だけが責任を抱えているようでは、他の人の欠点に目が行くようになります。これを防ぐには、他のひとにも責任能力があるのだということを理解させることが有効です。


まとめ

以上、職場におけるエニアグラムタイプ①についての特徴と接し方を解説しました。

皆さんいかがでしたでしょうか?
エニアグラムは各タイプを体系的に把握しなければ理解できない面もあります。
少し大変な印象を持ったことと思います。

私自身もタイプ①及びタイプ⑤に当てはまる傾向があるので、他人からどう見られているか、安定時とストレス時にはどういう心境の変化があるのかなどを理解することができました。

このように、エニアグラムは自己を理解すると同時に、他者からどう見られているか、また他のタイプの人間にどう接するかというときに参考となります。

次回はエニアグラムタイプ②「人の助けになりたい人」について解説できればと思っています。

ここまで記事を読んでくださりましてありがとうございました。
本記事が何かのお役に立てれば幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?