今日は日本語のお話

「ズ」と「ヅ」はどう違う？

ぼくは日本語教師でもなければ日本語学者ではないので、絶対的な自信はないのですが、イチ日本語のネーティブスプーカー（＋少し音声に詳しい人）の戯言だと思って聞いてください。

「ズ」はザ行に属するので、子音は [z] なのです（「ジ」を除く）。[z] の子音を作る時に舌の先は大きく関与はしていません。舌の先はどこにも当たらずに息が流れていっているはずです。

「ヅ」はダ行に属するので、子音は [d] を含む音なのです。ただし日本語のダ行はかなり複雑で、カ行やマ行とは違い、ダ行5音全てが同じ子音という訳ではないのです。
少なくとも、ダ行の共通項は「舌の先が歯の裏に当たる子音」であるということです。

ということは、舌の先を歯の裏に当てて「ヅ」といえばダ行ウ段の音ができるのです。

「ズ」は舌の先が歯の裏に当たらない
「ヅ」は舌の先が歯の裏に当たる

できましたか？
手や足のような見える部分だけでなく、口の中のようなみえない筋肉の動きを自分で感覚的につかめるようになると、フランス語の発音学習にも役立ちます。

「感覚」を高めてください。

ご参考まで