アピール出来ないアーティスト


こんばんは。

れふとです。
私は20代のほぼ全てを音楽に費やし、
ある一定のところで音楽を続ける事を辞め、
社会人になりました。

今は今でなり遂げたい事もあり、
それなりに暮らせています。

音楽をしていた頃の話は別途まとまったら自己紹介として載せていきたいと思いますので、
その時には是非お読みいただければ幸いでございます。

リンクという技を覚えたので使ってみてますが、
このURLには音楽時代のことはまだ載っていません。

それ以前の話としてもしよろしければ。

当時ぼくが20代の頃はギリギリバンドマンが勢いを持っていたくらいの時代で、
私は有名になりたかったわけでもなく、
ただただ、曲を書いて、弾いて、歌って暮らしていきたいタイプでした。
基本的に目立ちたくない性格でした。

しかしながら当時は今のように自由に音楽を発信できるサイトはまだまだ少なく、
新しい道を開発できるほどの知識もない子供でした為、
一旦売れるしかない。
そう思い込み、一人で上京し、メンバーを集めるところから入っていきました。

詳細は別記事で書かせていただくとして、
メンバーを集めていく中、レーベルの人と話す中、
イベンターを交えて勢いのあるバンドの人たちと接していく中で、
一つ、ずっと違和感を感じていた事と、
その違和感は正解だったと思わせてくれた事があります。

今人前に立って、一生懸命に音楽を表現している皆さんにも是非、
役立てて欲しいなと思っています。

それは、自作を事務所やレーベル、イベンターやラジオ局、TV局などに聴いていただく時、
よく耳にする言葉。

『この曲のアピールポイント、ここを聴いて欲しいなどはありますか?』
みたいな内容の質問です。

特に私は暗くて悲しい曲とか、うるさくてギャンギャンしてるような曲を得意としていたので、
ロックバンドとよくご一緒する事が多かったのもあるかもしれません。

『聴いてもらえればわかるんで。』
みたいな事を言うバンドがとても多かったのです。

私にはそれの意味がわかりませんでした。

必死に作って、メンバーみんなで編曲をして、より良くしていく大切な楽曲を
アピールしない…?

実際のところ質問をしてくれた方々も困ってしまう言葉だと思います。
私はそういった事がいろんなシーンで起きていく中で実感しました。

『自分達の楽曲をちゃんとアピールできないバンドは大した事ない』

と、いう事です。
アピールポイントがあって、特にここを聴いてもらいたい。
1コーラス目と2コーラス目の譜割と歌詞のハメ方を特に聴いてほしい。

大サビ前に一回半音落としているのにトップキーをファルセットにして表現している部分を特に…。

作り手として意識しているところ、命をかけているところ、何度もリピートしてほしいところがたくさんあっておかしくないのに、
それを『聴けばわかる』という言葉で終わらせる発信者。

一見カッコいい感じはしますけど、関係者にそれを言うって、
そんな程度の楽曲なの?って、思われてしまってもおかしくないと思うのです。

あくまで、視聴者の方へのキャラとしてラジオやTVでそう言うのは分かるんですけどね。

今夢を追って頑張っている皆さんには是非心にとどめておいてほしいなと思います。

関係者、メディアなどからのこういった質問をいただいた際には
もういいですと言われるくらい熱く、熱く語ってくださいませ。

それくらいの熱意がないとプッシュもしにくくなってしまいますし、
何よりライブを始めとして大切な場面で披露する時、聴いていただける時にいらぬ固定概念で観られてしまう可能性さえあります。

ご自身を大切に、楽曲を大切に、バンドそのものを大切に、
是非掛け替えのない時間を過ごしてほしいなと思っております。

才能があるのに日の目を見ずに終えてしまうアーティストがたくさんいます。
是非、巡ってきたチャンスを活かしていってくださいませ。

あれ、真面目な話になってしまいました。
急に恥ずかしくなってきたのでおやすみなさい。

本日もどうか、良い夢を。

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