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新型コロナパンデミックの非常時下で法曹界にキャリアアップするための司法試験対策サイトを勝手に比較しました 【随時更新】

  「元には戻らない」かもしれないと言われるWithコロナ、Afterコロナ社会を生き抜くために、個人としてのキャリアアップが絶対必要と思っている方は少なくないと思います。
 「手に職」のような労働ではなく「知に職」のような資格、例えば、司法関連の資格や知識があれば、どんな状況でも仕事に困ることはないのではないでしょうか。雇用先に縛られない。独立しても店舗の家賃や従業員の給与の心配がない。自分一人でもテレワークでも稼げる。社会の役に立てる、など明るい未来が見えてきます。
  今は勉強しようにも、自宅から動くことが憚られています。そこで、Withコロナ社会でも司法の勉強ができるeラーニングサイトをまとめて勝手にランキングしてみました。

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目次
1 先ず、関心度別に5つのカテゴリー分け
2 講座の選びやすさランキング
3 価格の安さランキング
4 講義の分りやすさランキング
5 選択科目の充実度ランキング
6 ブランド力ランキング
7 まとめ(総合ランキング)
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1 先ず、関心度別に5つのカテゴリー分け
 現在はVUCAの時代(V olatility:変動性、U ncertainty:不確実性、C omplexity:複雑性、A mbiguity:曖昧性の頭文字から予測不能な状態)といわれています。さらに、コロナショックで混迷を極めることは、火を見るよりも明らかです。すでに、5月の試験が延期されたことからも周知の事実ではないでしょうか。
 その状況では、司法予備試験から司法試験合格までを最短で突破しなければなりません。そのために最も重要なスピード感と柔軟性を重視して関心度別に以下の5つのカテゴリーに分けランキングすることにしました。
 【カテゴリー】
 「講座の選びやすさ」
 「価格の安さ」
 「講義の分りやすさ」
 「選択科目の充実度」
 「ブランド力」


2 講座の選びやすさランキング                   
 講座選びでつまずくと、最初の1歩が踏み出せません。選びやすさはスピード感を持つ上で重要です。予備試験と司法試験をコース分けている予備校やサイトが多いようです。
 しかし、司法試験の最短合格が目標だと、予備試験の合格(最終発表11月)の翌年5月の司法試験に合格しなくてはなりません(ただし、本年度は非常時事態宣言のため試験日程は未定です)。そうすると、6か月間の勉強時間しかありません。こんな短時間で、司法試験コースの盛りだくさんのカリキュラムと分厚いテキストを改めて勉強できるでしょうか(なお、本年度予備試験の合格発表から次年度司法試験まで間隔がさらに短くなる場合も予測されます)。 
 司法試験と科目や型式が若干違うにしても、逆算すると予備試験の段階でリーガルマインドから思考プロセスまで含めて司法試験対策の勉強しておく方が効率は良いのではないかと疑問を持ちました。予備試験合格後、数年空ける予定なら別です、が。
 このような観点から、予備試験と司法試験のコース分けをしていないサイトはシンプルで、サイト選びにあれこれ迷って時間を浪費することもなく敷居が低いと推察してランキング付けしました。

第一位 BEXA
(ベクサー)
講座の選びやすさの1位BEXAは教育プラットフォームを謳って、TOPページから具体的な講座中心に掲載され、講義内容も見やすく分り易くなっています。基本講座は「アウトプット(問題を解き)しながら足りない知識もインプットできる講座」と「知識をインプットしながら短文事例問題によりアウトプットへも移行できる講座」の2タイプがあり、自分に合った勉強方法が選べます。
 他校は複数の講座を抱き合わせたコース制が多く、且つ司法試突破までに予備試験用と司法試験用の2回コースを受講することになります。
BEXAの方式はあくまで勉強方式の選択なので、基本テキストとして予備試験から司法試験突破まで1つの講座で大丈夫のようです。
講座の選びやすさとしては、オンリーワンとも言えるかもしれません。

第二位 資格スクエア

 資格スクエアはオンライン予備校です。いつでもどこでも受講することができます。また、オンラインシステムに非常に強く、YouTubeの活用など講座の選びやすさも工夫もされています。

第三位 伊藤塾

 やはり、実績の安全・安心、信用・信頼の観点からすると伊藤塾が1位だと思うのですが、スタート時の経済的負担を考えると選びやすいとは言い難いことから3位としました。


3 「価格の安さ」ランキング
 いくら合格できる可能性が高い講座でも、高すぎると受講できないという問題が生じます。経済的余裕が無くても確実に合格を目指せるのはどの予備校なのか、価格を比較してランキング付けしました(ただし、各サイトで基本講座、コース、セット、パック等などの違いがあります)。それぞれの内容に違いはありますので、講座内容等の詳細は、各予備校やサイトのホームページ等で確認してください。

第一位 スタディング

 価格の安さの圧倒的1位はスタディングです。スタディングは多目的のeラーニングサイトです。予備試験合格コースは13万円程度となっており、大手予備校の10分の1程度の価格となっています(ただし、司法試験コースは別途購入が必要です)。 

第二位 BEXA
(ベクサー)
 2位はBEXA(ベクサー)です。基本講座は24~30万円程度で
す。大手予備校の4分の1程度の価格となっています。ただし、予
備から司法試験までカバーしてくれます。また、選択科目が充実し
ていて講座単位で必要な講座だけ購入できるので司法試験突破までトー
タルのコストパフォーマンスは良さそうです。

第三位 資格スクエア

 3位は資格スクエアです。スタディングやBEXAには及びません
が、合格パックが50〜80万円程度です。大手予備校の2分の1程度
の価格となっています。なお、予備試験対策と司法試験対策では別途
講座の購入が必要です。


4 「講義の分りやすさ」ランキング
 最も重要な部分が「授業のわかりやすさ」です。
従来「わかりやすい」とは確実に知識をインプットしていくことが求められてきました。
 しかし、最近の短期合格者体験談では、アウトプット力がポイントだったと言われています。また、わかりやすさやインプットの手助けとして、テキストも重要です。従来は、漏れなくびっしり書いてあるテキストが良いとされてきましたが、同体験談ではシンプルなレジュメに講義を聞き自分で書き加えて思考プロセスを培っていくスタイルへのニーズが高まっているようです。
 このような動向を踏まえてランキングしてみたいと思います。

第一位 伊藤塾
 講義の分りやすさ1位の伊藤塾には、伊藤先生や呉先生、本田先生など、授業がわかりやすいと評判の先生が大勢いらっしゃいます。丁寧な授業で基礎を徹底的にインプットします。ただし、アウトプット(論文対策)でつまずく受講生も見られます。総合的にみて授業の評価は高いと言えます。

第二位 アガルート
 2位はアガルートです。看板の講師工藤先生が作る授業レジュメが評判です。アガルートではテキストを講師が自ら作成することで、各自の授業に最適な形で提供しています。授業を聴きながらテキストにメモをとるスタイルはインプット効率も高いようです。
 ただし、知識量が半端ではなく受講生によっては、北斗先生なら覚えられるだろうけど、自分には無理という弱音を吐くこともあるようです。

第三位 BEXA(ベクサー)
 3位にBEXA(ベクサー)を入れました。人気上昇中の資格スクエアや実績豊富なLECや有名書籍を多数出版している辰巳法律研究所などもあり悩みました、が。司法試験へチャレンジするハードルを下げたいという教育プラットフォームの意気に感じて中村先生、吉野先生をはじめとする有名予備校で実績も人気も高い講師が集っているBEXAベクサー)をランクインさせました。


5 「選択科目が充実した」ランキング
第一位 BEXA(ベクサー)
 約100講座に及ぶ選択科目は掲載方法からバラエティさまで充実度は群を抜いています。サイト内の「講座の選び方」を見て、そのことが良くわかりました。

6 「ブランド力」ランキング
第一位 伊藤塾
 ブランド力の圧倒的第1位は実績に裏打ちされた伊藤塾です。特に、予備試験合格者の7割以上が何らかの形で伊藤塾を利用したと言われています。

第二位 アガルート
 2位はアガルートです。テキストを作るプロと言われる工藤先生は新興の予備校やサイトの魁となりました。

第三位 資格スクエア
 3位は資格スクエアです。オンライン学習システムの中で最も進んでいると言われています。また、YouTubeの活用や鬼頭先生によるイメージ   プロモーション等で認知度急上昇中です。

7 まとめ(総合ランキング)
第一位 伊藤塾
 総合1位は予想通り伊藤塾です。実績に裏打ちされた講義の分りやすさやブランド力など時間とお金に余裕のある人にとって信用、信頼の予備校として総合評価が高いと考えました。

第二位 資格スクエア
 2位は資格スクエアとしました。新興予備校の魁アガルートと悩むところですが、オンラインのメリットである価格の安さやオンラインシステムの先進性、最近の認知ど急上昇などマジョリティ向けの予備校といえます。  

第三位 BEXA
(ベクサー)
 3位は大穴でBEXA(ベクサー)をランクインさせました。講座の選びやすさ、価格の安さ、 講義の分りやすさ、選択科目の充実度など今までの予備校では満足できなかったオンリーワン性とカスタマイズ性が新しい受講生のジョブを解決するのでないかと期待されています。まだ小規模な新参ながら、令和元年の司法試験では合格者の3人に1人が何らかの形で当サイトを利用するまでに実績を伸ばしているそうです。

以上様々な観点からランキングをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。みなさん自身の合格目標となる年度や現在の環境・学習状況などにあわせて参考にしていただければ幸いです。

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