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デンマークってどんな国? 〜幸福度編前半(地理・教育)〜

こんにちは!れごです。

突然ですが、幸福度1位はフィンランド🇫🇮です。
ではデンマーク🇩🇰は何位でしょうか?


答えは2位です!!
という訳でデンマークの幸福度がなぜ高いのか、今回は4つの視点から見てみましょう!長くなってしまい私の勉強時間がなくなってしまうので、今回は①と②の前半です。(後半も早めに投稿します)

①地理
②教育
③所得(予定)
④国民性(予定)

それではいきましょう!

地理

デンマークは北大西洋海流の影響で気候は穏やかで、温暖な冬と涼しい夏がある。国土は多くの島々からなり全体で九州と同じくらい。人口は約550万人(北海道ぐらい)。首都コペンハーゲンは北欧屈指の世界都市。

海運大国であり、自給率が高い。→食料自給率300%・石油自給率100%

石油自給率100%にピンとこなかったのですがこのような文献がありました。

1973年と1979年に石油危機が訪れた際、デンマークは主に中東からの化石燃料、石油に全面的に依存していた。石油危機による深刻な経済危機により自給自足と中東からの依存脱却を通じたエネルギー安全保証の目標が掲げられた。

主な活動
・古くから風車が使われており、1970年代から本格的に風力発電を推進
・再生可能エネルギー、エネルギー効率、省エネを重視

結果
・GDPは上昇にも関わらずエネルギー消費は落ち着いた
・1990年から2019年にかけてCO2排出量が43%減少
・2019年では国内の電力生産のうち82%が再生可能エネルギー
・エネルギー自給率99.99%を達成

現在は石炭の使用を全廃する方向で活動している。

こんな綺麗に自国供給に置き換えれるのかと驚いた。けれども日本より国全体で気候が安定していたり、そもそも食糧自給率が高く環境が良いことも関係していると思った。

教育

①教育を受けやすい

デンマークは6才から16才まで規則的な義務教育を受けることになっているが、その中の全ての公立校は国と自治体が経費を負担するため、学費は無料。
大学もデンマーク・北欧諸国・EU加盟国の国民であれば無料。

家庭の経済力を問わず教育の質が保障されている。

②教育の質が良い

教育システムは国が管轄しており、全てに公的教育機関は継続的に承認ならびに評価を受けている。また生徒側も学習の過程に積極的に参加して、責任を持つことが奨励されている。そのためデンマークの学生は意欲的に教育を受けており、これが教育の質の向上につながっている。

デンマークの高等教育は国際色豊かで多くの授業を英語で行うなど海外の学生にも幅広い機会を与えている。デンマークで学ぶ留学生は93%が『安心して暮らせる国』と評価している。

③私が具体的に良いと思ったところ

・入学のタイミングを決められる

中学から高校へのように次のステージに上がる時期が一律ではない。個々の発達や意思に合わせて進級する仕組みがある。

『0年生』という制度がある。これは一年生になる前に集団生活や授業にスムーズに参加できるように、徐々に慣らしていく期間だ。

小学校に上がる時期も個々の成長に合わせて決められる。だから同じ学年の中に2歳くらい差がある子供たちがいるのが普通だ。幼い子供は生まれ月でも成長度合いに差が出る。だからこの制度はとても合理的だ。

また、中学から高校に上がる時も希望する生徒は『10年生』となりもう一年学べる。あるいはエフタスコーレという全寮制の学校(高校)で団体生活を通して社会性を養いつつ、自分が進むべき進路をじっくり考えられるギャップイヤーというものがある。

高校卒業後もギャップイヤーを選んだり、フォルケホイスコーレという成人学校に行ったりする。フォルケホイスコーレは18歳以上なら誰でも行ける全寮制の学校で、音楽、スポーツ、造形、美術、メディア、農業など合計で200科目以上の選択肢が用意されている。自分の特性を確かめながら進路を選択できる。

日本では中学生の25人に1人が不登校だが、デンマークでは不登校がほとんど問題にならない。それはこうした柔軟な制度や、特性がある子供たちにもその特性に合わせた環境を自分で用意できるからだろう。

小学校の一例だが、音が気になる子はヘッドホンをしたり、じっと座れない子はバランスボールを用意する。教室には『ペタゴー』と呼ばれる専門家がいて、対話しながら人との関わり方を学べられる。

他にも探求型の学習が多く、子供が『どうしてそう思うのか』を大切にする。また地球環境を守ることが最優先として、小学校から温暖化や経済とエネルギーの関係などについて学ぶ。


少し長くなりますが私のことや感想を書かせてください。

まず、理想的な教育だと思いました。私は中学受験をして全日制に通っていた頃ストレスなどで感覚過敏が強くなり、体調を崩し進級できなくなったため通信制に転校して今があります。だから本心を書くと『もし私がデンマークで学んでいたらより良い学校生活があったのかな』と思ってしまいました。デンマークの学校という環境についていけない子を取り残すのではなく、来れる時になったらおいでという姿勢。私みたいにヘッドホンやイヤホンをしていてもそれを特性として対応して普通に過ごせる学校の空間。私は全日制に普通に通えるみんなを見て羨ましく思うことがあります。だからみんながいる普通の学校が柔軟で、色んな子を広く受け入れてくれることはとても大きいことです。

最終的に転校する選択をした全日制も感謝しています。学校にはたくさん助けてもらいました。出席して単位を取るために休んでも良い授業を担任の先生と相談したり、友達も休んだ時間のプリントの写真を毎日送ってくれたり、文化祭では団体のみんなが私を気にかけてくれました。本当に感謝しています。

それでも進級できなかったことはすごく悔しいです。家族や学校含め全員が助けてくれたから。

こういう時、すぐに自語りしてしまうのはまだ悲しさと悔しさが残っているからだと思います。話を聞いてくれてありがとう。

結局私が伝えたいことが、うまく言葉にできません。ただ、デンマークはどんな子供も安心して学べる学校を体現しているな。と思いました。

今回調べた内容、主に教育は私にとって衝撃的なものでした。そして世界は広いなとも思いました。最後色々語ってましたができることを頑張ろうと思います。感覚過敏に負けたくないから。

気を取り直して今回の記事は前編です。後編も出来るだけ早く投稿しますのでぜひ読んでください!
ではまた!

参考元

https://cigs.canon/uploads/2022/06/Integrating%20climate%20and%20energy%20policies_Pedersen_Japanese_Translation_202206.pdf

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