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自分のフィルター

人が身の回りの出来事を把握するとき、自分自身の経験や学んだことからできているフィルターを通して、その出来事を把握すると言われています。

同じ出来事でも受け取る人によって解釈が異なるのは、そのフィルターがあるからなのでしょう。同じ出来事に『ラッキー♪』という人と、『げーっっ!』っていう人がいるのは、そのフィルターゆえなのだと思います。

そのフィルターの大部分は、幼いころに保護者から受け継いだものでできています。性格形成に家庭環境が大きく影響しているのは、生きていくために保護者の意向に沿う事が必要だと、子供ながらに理解しているからでしょう。

こうすれば生きていける。それが自分を苦しめるとしても、そのフィルターを壊すことの方がはるかに怖い。未知の世界へ踏み出すことの怖さゆえに、苦しい状態を継続することを選択してしまう。この苦しい世界をコンフォートゾーンと呼んだりします。

傘の下は雨も当たらず快適ですが、傘の下から出て雨に当たってみると、ヘレンケラーのように何かが理解できるようになるかも知れません。

傘の中から見た世界。

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