インターン 21日目〜Past Lives〜

18/10/2023

今日はいつも通り17時半にインターンが終わった。アーネムに最後の荷物を取りに行って明日の朝帰ってくる予定。Cineville(アートシネマパス)の予定表を見たら、一番最寄りの映画館で19時から見たかった映画が。タイトルは〈Past Lives〉韓国語と英語での映画で、気になっていた。A 24だしね。というわけで、観てきました。

幼少期に好き同士だった2人が大人になって再会する。という流れ。
2人とも韓国人なんだけど、片方の家族がアメリカに移住することになる。それにより、離れ離れに。時間が経ってからお互いを見つけ、連絡を取り合う仲になるけど、過ごしてきた街や言語が違うし、時間の軸も生活も違う。

物語は”陰陽”について語られるところから始まる。結婚するには前世から8000以上のレイヤーをくぐり抜けるらしい。自分の人生でも、ほんまに、友達も、今の同僚もハウスメイトも、もともと知り合いでなかった人たちと一緒になって何かをして、時間を過ごしていく。不思議な縁とそれによる幸せってすごいよね。"もし、あの時にこうしていれば"、みたいな話が出てきて、大共感の嵐。わたしもだてに20年以上生きてないのでねハハハ。けど、これをしなかったから今があるのも事実で。何が正解かわからないけど、これがわたしの今だし、辿り着いたところだから。It is what it is.みたいな。
主人公の、アメリカに移民したっていう設定が自分と重なってしまう気もする。でも、彼女に感情移入するところもあれば、男性側にするところもあり、もう1人の男性の言っていることもめっちゃわかって。全部のポジションになったことがあるような気がした。これって大人になったってことで良さそう?人生経験積んだんだねえ知らないうちに。
主役のおふたり、演技がすごいの。何がすごいって、目と表情の演技。こないだ友達に「世の中のみんなは、いつこの人が自分のこと好きだなってわかるの?」と小学生みたいな質問したんだけど、友達は「目と顔が”きみは特別だよ”って語ってるよ」と。
このおふたりは完全にそれでした。完全に目も顔も、「長い間会えてなかったけど恋しく思っていたし、思っているよ。特別なあなたへ。」というのが出てました。
幼少期の印象的なシーン、最後のシーンに引用されてたのが良かった。最後に歩く彼女の気持ち、それを抱き寄せて支える人の気持ち、全部分かりみが深い。。。

NYは何度か行ったことがあるので、それもかなりエモさを高めてくれた気がする。ロンドンとかアムスで撮影されてたらより感情移入して号泣だったかも。
アムスはどこかしらのシネマで毎日英語字幕があるので、これからはもっと仕事帰りに観に行ける!嬉しい!!パスを盛大に駆使していきましょう!

つづく、、!


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