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ドラゴン桜 9話 感想

あんなに性格が悪かった藤井くん(鈴鹿央士)がどんどん素直になっていきますね。
これは東大合格路線に向かっているということでしょう。


桜木(阿部寛)に説得されて、なんと共通テスト後に急きょ理系から文転することを決意した藤井。

虫の研究をやりたいという原健太(細田佳央太)とは違い、藤井は特に理系でやりたいことがあるわけでもなく、兄たちが理系の分野で成功者となっていることから肩を並べたい思いがあったので志望を理系にしていました。

けれど藤井の適性から文系の方が良いのではないかという桜木の判断ですね。

そして桜木は文科三類を勧めました。
文科一類は法学部へ、文科二類は経済学部へ多くの人が進みます。
文科三類はそれ以外の文系学部です。

私の身内は文科二類に数年前、現役合格しました。
彼は毎年東大ベストテンに入る中高一貫校でしたが、文系のトップ層の子たちは例外なく文一を受験していたと思います。
その次の層は文二、男子校だからか文三志望は少なかったです。

身内の彼は夏の東大模試ではA判定で冊子に一応名前も載りましたが、秋の東大模試は判定を落としました。
その時の点数で文三にしていたら判定が上になっていたことがわかりました。
そのくらい文一、文二、文三では志望者の成績による難易度に差がありました。
どうしても東大文系に受かりたかったら募集枠が最大の文三にするという選択は合っていると思います。
身内の彼も特に法学部や経済学部に興味があったわけではないので、文三に変更するかどうか迷っていました。
模試の判定を落としたことで自信を失いかけていたので、浪人したかったらしても良いし気持ちを楽にすれば良いと私は応援しました。

模試の成績によって東進に通わなくても無料で入れる東進の東大特進で、国語は林先生の生授業を何度か受けていましたが、特に国語は模試の成績はあてにならないと言われたらしいのもあります。
結局、彼は当初決めた通り文科二類で受験することを決めたのです。

受験結果の開示ではわずか数点差で合格に届いたという、ギリギリの合格だったことがわかりました。


あの藤井くんがこんなふうにみんなに頭を下げるなんて思いませんでした。
文転するので力を貸してほしいと、最初は小ばかにしていた東大専科の仲間たちに頼むのです。

その時の仲間たちの言葉に、私は感動して胸が熱くなりました。
小杉麻里(志田彩良)が「私で良ければいつでも聞いて」と真っ先に名乗りをあげます。


次に早瀬菜緒(南沙良)が「日本史だったら私のノート貸してあげる」と申し出ます♥️
彼女も文科三類志望なので藤井くんはライバルとなりますが、そんなことは知ったこっちゃなく、この笑顔です。


続いて天野くん(加藤清史郎)が「僕も国語だったら」と申し出ます。


岩崎楓(平手友梨奈)も笑顔です😀

ライバルに手を差し伸べるなんてドラマならではの綺麗事と思うかもしれませんが、受験は団体戦なので、こういうのが受かりやすい環境をつくるんだと思います。

それぞれのポジティブな波動が重なり合って、みんなを合格へ押し上げていくのです。

模試で藤井に高校のランクをバカにしたことを言ってきた子たちがいましたが、そういう子たちは実は自信がなくネガティブなのです。
人間のランクが低いので不合格になりやすいと思います。


藤井はカッとなって言い返そうとしましたが、そこで自分が今まで同じような仕打ちを東大専科の仲間たちにしてきたことを省みたのです。

その場面を心配そうに見ていた原健太は、一番藤井に嫌なことを言われてきたのに、「藤井くん、いつもと顔違う。余裕ない」とバナナを差出します。
「ありがとう」と受け取って食べる藤井が、このあたりから変われたのだと思います。


共通テストの初日、みんなで円陣を組んで
「いよいよ決戦の時だ。今日はベストを尽くそう
行くぞぉ! オー❗」と瀬戸(高橋海人)の声がけで気合いを入れます。
この場面と、みんなで並んで向かって行くシーンはとても絵になって好きです♥️



東大専科に途中から参加した練習生のヤンキーペア、小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)も円陣の輪に入っています。

桜木から「一日目の試験の後は一人で帰れ」と言われてきたので、ヤンキーベアも約束を守ります。


試験会場の廊下でばったり会いますが、口をパクパクさせて無言で離れていきます。
この二人は表情がすごく面白くて、役者としての表現力が際立ちます。

一日目の夜、瀬戸が一人でストリートバスケのシュートをして心を落ち着かせる場面があります。

回想シーンで、桜木とバスケのフリースローの対決をして負けたシーンが思い出されます。
瀬戸は前半で勝ちを意識した瞬間から、桜木の追い上げに焦ってしまい勝負に負けます。
桜木は最初から6割決めれば良いと思っていたのでミスに動揺しなかったそうです。
「不安をコントロールしろ」と桜木は言います。

例えば水泳でも「あと少しでゴール」と意識するとタイムが遅くなるので、一流の水泳選手はゴールより向こう側をイメージするそうです。
バドミントンなどの遊びでも「100回続けよう」なんて決めた時、95を過ぎて「あと数回」と意識するとなぜかミスしてしまう経験はありませんか? (私にはあります)
意識した瞬間、勝ちが逃げてしまうのです。


桜木の遠投、ダイナミックに決まりましたね。

初期のドラゴン桜でもかっこ良く決めた記憶があります♥️

瀬戸はここにきて見せ場の流れをつくってきたので受かる路線に乗せてきたのかな?と一人バスケのシーンで思いました。

けれど共通テストの点数は足切りされるような点数しかとれず、最終回前に脱落となりました。


それとも文一で受験する可能性があるかもしれません。
文三は足切りの点数が高く、文一は低い傾向があると思います。
でもどちらにしても合格は厳しいでしょう。

ドラマ的には目立つ瀬戸とバドミントンの岩崎楓は合格させるのかな?と少し思いましたが、瀬戸は成績の点からリアルではないと思っていました。
瀬戸は残念というリアルな路線で行ったようです。
瀬戸はかなり泣いていますが可哀想だとは思いません。
瀬戸からしたらすごく成績が伸びたのだから素晴らしいことです❗
東大に拘るなら浪人すれば良いし、拘らないなら当初では考えられないような大学に入れる実力を得たと思います♥️

小橋と岩井も足切りを突破する成績には遠く及びませんでしたが、立派な努力で来年も頑張るという気迫充分でした😀


共通テストの点数です。

小杉麻里ちゃんはちょうど9割ですね🙂

私の身内もセンター試験で9割を越えて、早稲田の政経の合格をセンター利用で確保しました。

合格する子は800点を越えてくる人が多いと思います。
他には健太、天野が800を越えました。

共通テスト(センター試験)は時間との勝負で独特の緊張感があるため、実力がある人でも失敗してしまいます。
身内の彼の学友も「センター試験だけはもう二度と受けたくない」と言っていたそうです。
(足切りさえ通れば本番で巻き返せます。)

本番に弱いと言っていた藤井は719点しか取れていません。
岩崎楓や早瀬菜緒のほうがずっと良い点数を取っています。


スポーツの本気の試合に出ていた子は緊張に強いし不安をコントロールできるので、本番の試験には強いです。
スポーツ系の部活を高2までやっていた子のほうが勉強ばっかりの子より強いと思います。

ミッチー教頭(及川光博)は裏切りそうと思っていたら、やっぱり裏切りましたね。


今回までなんとなく中途半端で目立たない印象でしたが、一気に面白ダークヒーローへと開花させました。


さてさてさて♫ と言いながら学園売却側のトップに躍り出る軽快なステップワークと表情、最高に面白かったです♥️
なんか憎たらしいのを通り越して愉快な感じです。
恐らくコテンパンにやられるでしょうし🙃


ところで予告で言った最強の助っ人とは誰でしょうか?

水野直美(長澤まさみ)が桜木に言いました。「何度も諦めそうになったけど、矢島やみんなが支えてくれた」
矢島とは山Pですよね。


登場したら最終回が盛り上がりますね。

誰が東大に合格するのか楽しみです♥


前にもドラゴン桜の感想を書いています。

最終回も楽しみに見て感想を書きたいと思います。

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