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真犯人フラグ 5話 考察

誘拐された妻の真帆(宮沢りえ)のママ友の菱田朋子(桜井ユキ)の怪しさが激推しですね。

ラストシーンでは菱田が真帆の傘と同じものを持っていることが発覚しました。

でも、怪しさを見せられれば見せられるほど菱田は真犯人ではないと思わされます。

では家族を誘拐した事件の真犯人は誰か?


二宮瑞穂(芳根京子)と橘一星(佐野勇斗)

この二人のどちらかだと確信しています。

今のところ二宮瑞穂が90%怪しく、橘一星は残り10%位の怪しさです。

橘一星がオンラインサロンのオフ会に二宮瑞穂を誘い、アルティメットというフライングディスクのスポーツを楽しんだ後、ツーショットで和やかに会話します。

しばらくの沈黙の後、
「瑞穂ちゃん」橘一星が言うと

「やっと本題か」

二宮瑞穂が低い声で返します。
その時の表情ったらないです。ドキンとします。

ここで空気が一変します。

「同盟を組みたい」

橘一星の提案。「誘拐した犯人を捜す。犯人は近くにいる」

このシーンを見て確信しました。

どちらかが真犯人だからこそ、こういう緊張感のあるシーンを脚本家は入れてくるのです。

他に真犯人がいて、同盟を組んだ二人が仲良く協力して真犯人を捜すなんてことは100%ありません。
ぬるすぎてドラマにならないのです。

頭脳派の二人のうちの一人が犯人で、一人が追い詰めていくと思います。

ユーチューブの考察する人たちはバーのマスターの日野が真犯人という声が多いらしいですが、5話を見てもそう思うのかな?と疑問です。


アルティメットというスポーツを知らなかった二宮瑞穂ですが、驚くぺき運動神経の良さを見せてくれました。

その後のシーンで、凌介(西島秀俊)が誰かに押されて道路に転がり、危うく自動車にひかれるところを、ちょうど居合わせた二宮瑞穂が危機一髪で助けます。
 
あれは恐らく二宮瑞穂が押したんだと思います。

助けられる自信があったのでしょう。


二宮瑞穂ほど頭脳も運動神経も優秀な人なら、自分が押したんじゃないなら誰が押したか見ているはずです。

二宮瑞穂は警察に通報しようとしたけど、あの男が押したとか言わなかったし追いかけませんでした。
自分が押したんでしょう。

謎の男(前野朋哉)は目撃したんだと思います。

もし二宮瑞穂が真犯人だとして、なぜ凌介を押したのか?

定番としては、助けた人は犯人と思われないから。

でも私はもう一つの理由からだと思います。

凌介に危機感が無さすぎるので注意喚起するため。

二宮瑞穂は真犯人だとしても、憎しみの相手は真帆であり、凌介のことは守りたいと思っていると推察しているので(4話考察に書きました)、

頼りない凌介に「しっかりして!」と喝を入れたんだと思います。



二宮瑞穂がドラレコで見つけた誘拐される前の家族写真ですが、2話の考察から書いていますが、傘の女は真帆ではなく二宮瑞穂だと思います。

もし二宮瑞穂でなければ、本木はるか(生駒里奈)。

凌介が言いました。
「真帆なら篤斗を車道側に歩かせない。篤斗は3年生くらいから、子供じゃないんだからと言って手を繋いでくれなくなった」

母親と手を繋がないのにママ友の菱田と手を繋ぐはずがありません。

でも子供扱いしない綺麗なお姉さんの申し出なら、篤斗は子供としてじゃなく男子として手を繋ぐと思います。

前の考察で、二宮瑞穂の共犯は住宅メーカーの林(深水元基)と書きましたが、林なら凌介の家族と親しくしているので、真帆を連れて行くことも傘を取ることもできると思います。
 


黒い服の背が高い男がサッカーボールを蹴った人物だそうで、刑事は聞き込みをしていました。

背が高くサッカー経験者と言えば林ですね。


初回で真帆の隣に立ち、相良家の家族写真に入った林。

あのシーンも脚本的に強い色彩が感じられました。
林は確実にキーマンです。

林は婚約者に「洋くんのためなら」と耳打ちされ、相当に驚いた顔をしていました。
婚約者は何か知っていると思います。


回想シーンで真帆は凌介の受け答えに相当イライラしていました。

真帆は車道側を歩いた篤斗が車にひかれそうになったことの恐ろしさに共感してほしかったのに、凌介はその話のエピソードである「以前、真帆が車道側でお気に入りのワンピースが汚されたため、篤斗は自分が車道側を歩こうとした。」
ことに、篤斗は大人になったと感動したのです。

「今の話でなんでそんな」と呆れる真帆。
「でも無事だったわけだし」と凌介。

このシーンは面白いと思います。
私には凌介の思考回路がわかります。

真帆が「すごい怖いことがあって」と話し始めた時から、篤斗がひかれそうになった話だと予想できるのです。 
でも篤斗が怪我してないことを知っているので、創作好きな凌介は枝葉のエピソードの面白さに反応しているのです。

真帆は当たり前の反応を求めている人で、凌介のようなタイプを好意的には思っていないことがわかります。
少なくとも真帆にとっては、凌介が理想ではないんだと思います。


その一方で二宮瑞穂は凌介のことを関西人のお笑いのノリで、しきりに好きだと言います。

「課長が捨てられた子犬みたいで母性本能をくすぐってくる」

と今回も言いましたが本心だと思います。
二宮瑞穂のようなしっかり者には、凌介は好ましく思えるのでしょう。

前回の考察に書きましたが、誘拐した真犯人が凌介を憎んでいるのはミスリードだと思っています。

💙♥️💙♥️💙♥️💙

「真犯人」とは何か?

このドラマのメインは凌介の家族の誘拐ですね。

もう一つ事件があります。

5年以上前に亡くなった子供の冷凍遺体です。

私は前回の考察で、その子供は二宮瑞穂の弟だと書きました。

子供の遺体の内蔵損傷は車にひかれた為であり、真帆がひき殺したんだと予想しました。
(今回、真帆の口から篤斗が車道を歩いて車にひかれそうになった話をしたのは、ドラマ的に匂わせだと思います。)

二宮瑞穂は誘拐して真帆の口を割らせようとしていて、凌介のことは守ろうとしていると思います。

凌介の情報を売って陥れようとしている人は、真犯人とはまた別にいて、男の誰かの嫉妬だと思います。


橘一星が冷凍遺体のことをユーチューバーにリークした人物のアカウントを突き止めました。

「アフロディーテの下僕」
という9年前からのアカウントで、グラドルにクソリプを送っている。
片思いをポエムにしている。

これは太田黒部長(正名僕蔵)かな?と思います。


太田黒は本社のお偉いさんにキレた二宮瑞穂のことをかばっていたし、いつも二宮瑞穂のことを気にして、凌介に嫌味を言っています。

配送の望月も二宮瑞穂を好きそうですが、望月は9年前は14歳なので、アフロディーテの下僕じゃないと思います。

あるいはもし二宮瑞穂が真犯人ならアフロディーテの下僕は瑞穂で、男と見せかけて、冷凍遺体の事件を表に出した可能性もあります。

あるいは策士の橘一星が嘘をついた可能性もあります。
アフロディーテの下僕が情報をリークしたというのは嘘で、本当は別のアカウントを突き止めていて、嘘つくことで疑っている人物たちの反応を見たり、すきを与えて動かそうとしているのかもしれません。


橘一星はパン屋のご主人から「元気なさそうだったから」と言われて「顔に出ちゃったのか。良くないな」と言いました。

彼女のひかりが誘拐?されたなら心配なのは当然であり、顔に出ちゃったのが良くないと思うのは不思議です。 

本心を見せたくない人なんだなと思います。

橘一星はかなり裏表がある策士なんでしょう。


5話では真帆(宮沢りえ)の性格もよく表れていました。

篤斗のサッカーボールにピンクのペンがついてしまった時、真帆は了解も得ずに勝手にピンクの油性ペンで文字を書いて誤魔化そうとします。

そしてその文字が間違っていて、さらに篤斗を落ち込ませます。

私は真帆が過去に子供をひき殺して隠蔽した、その子が二宮瑞穂の弟ではないかと考えたのですが、
このサッカーボールの件からも、何とかして誤魔化そうとし、勝手に突っ走る性格が描かれていたと思います。


ママ友の息子のキヨくんが前回押入れで何かを見て腰を抜かし、今回は罪悪感に押しつぶされそうになっていました。

キヨくんは篤斗と同じサッカーチームなので、恐らく何かイジメのようなトラブルがあり、ママ友の菱田が何かをやらかしていると思います。


菱田朋子を好きっぽいサッカーコーチの山田(柿澤勇人)は恐らく嘘の証言をして、菱田ママをかばっていますね。

菱田ママは真帆と同じ限定品の傘を手に入れたりしているので、真帆あるいは凌介に執着しているのは間違いないです。
ただ本筋の真犯人ではないと思います。


凌介のポンコツぶりが回を追うごとに増していきますね。

でも私は嫌いじゃないです(笑)

ポンコツな西島秀俊を楽しんで見ています。

けれど今回一つだけ、疑問に思う点がありました。
初回で凌介は篤斗の背番号の10番がエースだと知らなかった、と言うシーンがありました。

今回世間に疑われる原因となった家族旅行のキャンセルですが、
「あれは篤斗が10番をもらって冬休みの強化合宿に行きたいって言うからキャンセルしただけです」
と理由を言います。

あれ? 10番が重要なポジションって知ってるんじゃん。

とは言え、主人公の凌介が真犯人とは思っていません。
そういうのは見たくないので(笑)

なので10番が重要なポジションというのは知っていたけど、エースだとまて知らなかった、ということにしておきます。😉

次回は大学の文芸サークルの親友の河村編集長(田中哲司)が、小説の主人公になったつもりで考えてみろ、とアドバイスするそうです。

凌介は小説の才能がずば抜けていた、と何度も言われていますよね。

なので前半は思いっきりポンコツに描いておいて、
後半から凌介が自分のことを客観視することで、頭脳が覚醒して冴えていくんだと予想します。✨😍


初回からずっと考察を書いています。

次週も楽しみに見て書きたいと思います。

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