FC東京とホームで対戦。
結果は２－１で勝利。
アディショナルタイム劇的な勝ち越しゴールで連勝。

フォーメーション

出場停止のエウベルに代わり宮市が先発。GKは引き続き飯倉、一森は脳震盪の復帰プログラム中？。サブには負傷から復帰した角田、新加入のナムテヒが入った。

試合展開（得点経過）

１得点目　前半12分　永戸 勝也(マリノス)

ロペスから前線の宮市へミドルパスが通る。これはGKにブロックされるが西村が詰める。さらにこぼれたボールに永戸が反応。フワリとしたループシュートがゴールに吸い込まれ先制点を奪う。

１失点目　前半23分　ディエゴ オリヴェイラ(FC東京)

カウンターをくらい、仲川から左サイドの俵積田へ。ドリブルで仕掛けられクロスを上げられてしまう。ディエゴのトラップは流れるが、これを素早く押し込まれ同点に追いつかれてしまう。

２得点目　後半46分　渡辺 皓太(マリノス)

相手陣内左サイドでボールを回し中央が空いたところでボールは渡辺へ。渡辺がペナルティーエリア外からシュートを打つとこれがゴールに突き刺さり、アディショナルタイムに劇的な勝ち越し。

気になったこと３つ

１．最後まであきらめない気持ちでつかんだ勝利

前節に引き続き先制するも追いつかれ勝ち越すという展開だが、この試合は最終盤までどちらに転ぶかわからなかった。FC東京側も終盤にポストに当たるチャンスを作っており、勝敗を分けたのは運に近いものがあった。

ただ、試合を通してはマリノスがボールを支配しており、チャンスの一歩手前まではできていた。ただ、最後のパスやシュートがなかなか決まらず、違いを出せるエウベルの不在を感じさせた。

２．覚醒の渡辺

この試合勝ち越しゴールを挙げた渡辺だが、得点以外の場面でも活躍が目立った。中盤ので守備はもちろん攻撃のリンクマンとしてボールを前に運ぶために重要な拠点の役割を果たしていた。

元々、ボールの受け方やボールの散らし方に玄人的な上手さがあったが、得点も決められるようになるといよいよ手が付けられなくなる。

今年は西村やマルコスも含め中盤の選手の得点数が少ない。西村はもちろんだが渡辺や喜田にも積極的にゴールを狙ってもらいたい。

３．今後に期待のナムテヒ

攻撃に停滞感のあったマリノスだがナムテヒ投入によって、パス回しにリズムが生まれ推進力も上がった。この日がマリノスデビュー戦とは思えないほど周りとの連携もスムーズで試合には入れていた。

特筆すべきはボールキープ能力と、前にボールを運ぶドリブルの上手さ。決してスピードやフィジカルがあるわけではないが、テクニックで前に運べる選手だ。

マルコスの移籍による戦力ダウンは否めないが、ナムテヒは思ったより早くチームに貢献してくれるかもしれない。

全体感想

前節に引き続き厳しい試合となったが、結果的には連勝できた。ガンバ、FC東京という中位でありながら調子の良い相手に取りこぼさなかったのは大きい。

ヴィッセルが引き分けたため首位に返り咲いたが、まだまだリーグはこれからだ。角田が復帰したが、畠中が負傷するなどチーム状態は万全ではないが目の前の試合を一つ一つ勝っていくしかない。

次の試合に向けて

次は8月26日（土）にアウェイで横浜FCと対戦する。横浜FCは直近5試合で１勝１分３敗、現在１７位と不調。ただ、8月6日にはヴィッセルを下すなど底力はある。また横浜ダービーともなればいつもと違う力を発揮してくるだろう。

マリノスはエウベルが出場停止から戻ってくる。畠中の代わりは上島か。また、一森が復帰してくるかもしれない。いずれにせよ、その時点の最大限の力を発揮して目の前の敵を撃破するしかない。

それではこの辺で失礼します。