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実は日本が1番エシカルだった。~日本的エシカル創ったらいいんじゃね?と思った巻~

お久しぶりです。株式会社ラントレ代表取締役のナオトヌリノです!

今日のテーマは、『実は日本が1番エシカルだった』について話していこうかなと思っています。

テーマを見て、え、なんで?となる方も多いでしょう。
その通りです。なぜなら、日本で、エシカル消費はまだまだ進んでいませんし、なんならエシカル消費という言葉も国民の2割程度しか知らないからです。

では、なぜ日本が1番エシカルなのか紐解いていってみましょう。(これから話すことはあくまで、ナオトヌリノ個人の見解です。)

今回、2つのポイントから紐解いていってみることにしましょう。

①世界最大級の都市「江戸」のサーキュラーエコノミー
②日本の「美しさ」の考え方

まず、

1つ目の”世界最大級の都市「江戸」のサーキュラーエコノミー”


実は、江戸は当時世界最大の都市であり、江戸の人口は100万人、江戸時代後期の日本の人口は3300万人程度でした。
そして、江戸は、エネルギーや農業、商品がすべてオーガニックで循環していたそうです。

サステナビリティを推進していこうとう今の時流の中で、よく江戸時代から学ぶというのはよく耳にすることですが、
例を取りながら解説していこうと思います。

例1)”下肥”
下肥(しもごえ)は、江戸時代の循環の中でも一番有名と言っても過言ではない。僕も昔社会の授業で習ったような気がする(笑)
下肥とは、人の糞尿を肥料にしたものである。大都市である江戸から排出された下肥は農村に買い取られて、その後、肥料として利用されていた。つまり、江戸は消費地でもあり、肥料の一大産地としても機能していたというのがおもしろいですよね。

例2)”5R”
江戸時代では5R(Reuse, Reuse, Repair, Recycle+Return)が実現されていました。
「基本的に製品は有機物で成り立っていて、土に還る原料でできていたため、Returnが江戸時代の一つのポイント」だそうです。
また、江戸時代は、リサイクルやリペアも発展しており、紙屑拾い・紙屑買い・古着屋・古傘買い・灰買いなど、あらゆるモノを修理して使う、リサイクルをして使うことが実践されていた。

そういえば、僕も昔、おばあちゃんに、服は着れなくなったら雑巾にして、雑巾はボロボロになるまで使うんだ。と教えてもらいました。
”資源が限られていた”からこそ、ダウンサイクルして土に戻そうという文化だったです。

ここの”資源が限られた中”というのが、日本が1番エシカルだったことのポイントであると思います。
日本は、他国と違って、島国で資源が限られていた。なので、その限られた中で、「どのように豊かにするのか?」「どのように有効活用するのか?」に富んでいたのだと思います。

結局は、江戸時代に日本で起こっていた、資源のキャパオーバーが今、地球規模で起きている。
その解決の為にSDGsが採択されているわけで、
この限られた資源の中での、「豊かさを見出す力」は日本人の”強み”なのじゃないのかなあと僕は思っています。

ちょっと、ニュアンスは違うかもしれませんが、”限らた中で豊かさを生み出す”というのは、
日本の素敵な文化である、”侘び寂び”もまさに日本らしい考え方だなあと思いました!
(侘び寂びとは、日本の美意識の1つ。 貧困と孤独のなかに心の充足をみいだそうとする意識。 閑寂な中に、奥深いものや豊かなものが、おのずと感じられる美しさをいう。)(weblio辞書参照)

なんだか、大量生産、大量消費の社会の中で、日本人のこのような文化って薄れていってるんじゃないかなあと思う節もあり、
なんだか寂しいなあとも思います。

まずは、日本のこの文化のリバイバル!

つまり。日本人こそ、日本の文化にもっと目を向け、今のサステナビリティに対して向き合っていくと、
もっともっと可能性があるのではないかと思っています!

さてさて、どんどんいきましょう。
2つ目、

日本の”美しさ”の考え方について。


上記で、述べたように、侘び寂びも日本の美の考え方の1つですし、
今回紹介したい”美”の考え方は「調和」と「制限の中の美」です。

簡単に言うと、

日本庭園って、自然との調和を”美”として捉えていますよね。でも西洋庭園ってシンメトリー(左右対称)や、規則性が”美”の考え方というのが見えてきますよね!
つまり、西洋庭園では、木は規則正しく切りそろえられ、水の流れも制御されています。
それに対し、日本庭園では、あくまで土地の特徴や自然の形を活かすようにして、構成されるのです。

西洋庭園
日本庭園

この調和を”美”として捉えるのは、日本ならではの素敵な考え方ですし、「調和」はまさに、エシカル消費との相性がよく、ヒントになることが多いと思います!

そして、2つ目の「制限の中の美」について。
これは、まさしく、俳句がそうですよね。五/七/五/七/七の中でいかに美しく、伝えたいことを伝えるか。
この制限の中の美は、侘び寂びにも親しい考え方ですし、日本の文化としての特徴だと思います。

この2つの日本的な”美”は、サステナビリティやエシカルを考える上でとても鍵になってきますし、
重要な考え方であると思っています!

今日のお話をまとめると、
江戸時代は、世界最大級の都市であり、めっちゃくちゃエシカルだった!
日本の”文化”と、”美”の中に、エシカルの勝ち筋があるのではないか!
です。

このお話を書いてる中で、発見したことがあります。

これだけ、日本と西洋で”美”についての考え方の違いがあるのだから、
変に、西洋のエシカル消費を無理に真似や、実践しようとするのではなく、
日本人に向いている、日本人なりのエシカル消費を考えて実践するほうがいいんじゃないかな〜と思い始めました(笑)
結果、日本的エシカルを創ったらいいんじゃね?ってなりました(笑)

さて、最後まで、お付き合いしていただいた皆様、
本当にありがとうございました!!
一緒に、日本の文化を学び、
日本の特徴、強みを活かした
日本的なエシカル消費を創っていきたいです!

興味の湧いた方は是非僕にご連絡くださいませ!!!
では、また次の投稿で〜

株式会社ラントレ 代表取締役
ナオトヌリノ

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