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『やばい人』〜祖母の戦争体験〜

世の中にはいろんな価値観の人がいますよね

けれど皆平等に持っているもの
それは
「命」です

今日はその「命」について
祖母の戦争体験をもとに感じた事を
伝えていこうと思います

この記事を読んであなたが少しでも
今日目が覚めたことに
「ありがとう」
と思ってもらえたら
嬉しいです

1.祖母が空襲を体験した話

まず私の祖母ですが現在83歳になります
戦争時祖母は5歳だったそうです

空襲があった日たまたま祖母は高熱で
当時親戚の方のおつやがあってたので
家族はいなかったそうです

ただ2番目の6年生のお姉さんが
末っ子だった6番目の祖母の面倒をみてくれていたそうです
(当時疫病がはやっていたので熱があったら
お通夜に行けなかったそう)

そんなお留守番中になんと空襲警報が発令され
急いでお母さんが帰ってきてくれたそうです

警報が鳴る中お母さんにおんぶされ
6年生のお姉さんと3人で防空頭巾をかぶり
家から飛び出し逃げたそう

でも空からは沢山の火の粉
辺りは火の海・・・

祖母はお母さんの背中におぶられて
後ろから6年生のお姉さんが水をかけてくれて

「どうせ死ぬならみんなで死のう」と
お母さんから言われほかの家族がいる防空壕へ
避難していたそうです

しかしその途中で馬があらわれ
3人の行く手をはばみ
右に行けば右 左に行けば左と
邪魔してきてとうとう前に進めなくなったらしく

仕方がないので近くにあった小学校のプールに3人で入ったそう

その時その小学校に空襲は落ちた後だったので
プールの水がお風呂のようで熱があった祖母には
気持ちよく感じたそうです

けれどそのプールには沢山の死体が浮いていたと・・・

祖母は「死にたくない」とワンワン泣きじゃくっていたけれど
お母さんから「仕方がないでしょ!!」と
叱られていたそうです

でも幸い夜が明け朝になったので
プールからあがり3人で家族のいるであろう防空壕に
向かうと
お父さんもほかの姉妹も皆無事で再会できたそう

あのまま馬がいなくて進んでいたら
熱もあった祖母はどうなっていただろう
と言います

その時に「生かされた」と感じたそう

2.価値観の違う同じ歳の2人

そんな九死に一生みたいな事
あなたもありませんか??

私も病気を何度か患ったり交通事故にあったり
沢山経験してきましたが
命があるって事は何か自分に使命があるんだと
感じています

今回、私は今この記事を書いている
2週間後に出産を控えています

この命もそんな祖母からの奇跡から
産まれて継承されていくのか
と思ったら感謝でいっぱいです

祖母は毎回出産をする子どもや孫のために
ご先祖様にお祈りをしてくれます

今回も
「毎日ご先祖様にお祈りしてあげてるから大丈夫よ」
「安心して産んでおいで」

と言ってくれました


私は涙が出そうなほど嬉しく
心穏やかな気持ちになります

ですがその反面 
祖母と同じ年齢の方から

私は2人目の出産が帝王切開になったので
今回の出産も同様で

「帝王切開痛いんだよなぁ・・」
と嘆くと

「自然分娩は痛いよ〜?私達からしてみたら帝王切開は楽そう」

(その方は自然分娩のみの経験です)

と言われギョギョっとしました・・・

そんな風に思われていたのか
と悲しさと憤りと

「私達」の言葉やその他の言葉から
自分と同じ考えの人が他にもいるって事を確信している
誰かとその話をしたんだなって読み取れて

「OH~ジーザス笑」
って感覚になりました

同じ年齢でもこんなに出産に対する価値観が違うんだと

みんな産んでるんだから痛いなんて当たり前でしょ!って感じの
スタンスなんですね。

それに対して祖母も
自然分娩のみだけれど
痛いと思うし不安だろうとの気持ちから

『頑張ってね』との言葉をかけてくれました

正直『帝王切開は楽でしょ』
なんて言葉に対しては当初

何を言っているんだ?この人は?
なぜこんなこと言ってくるんだ?
なんて思いました...

私は1人目で自然分娩を経験してるので
どちらの痛さも経験してるのですが

ここを比べるのは浅はかだなぁ・・・
と感じます

ただこの方のおかげで
将来自分の進みたい道を
気づかせてもらいました

その方もそうなりたくてなった訳ではなく
平和に平凡に自分の価値観だけを信じて
年齢を重ねてこられたのでしょう

その他の関わりからもそれは
読み取れます...

3.こう思えるのも『命』あってこそ

何事も経験したり苦労してないと
人の痛みって分からないんですよね

その方からの言葉のおかげで
改めてそんな気づきを得ました

その方に言われたことでまた
私自身の成長の糧にできました

だから私もまだまだ経験豊富なんて言えないですが
「命の尊さ」
継承されてきたこの命を大切に生きていこう
と思えています


時には
「私はだめだ・・・」
「こんな人生になるなんて・・・」
「人生不平等だ・・・」
とか思う事ももちろんあるかもしれません

けれどその経験があるからこそ人を救えたり
人の心を癒したりできます

そして自分は孤独だ・・・
と思う時には
私達の命には沢山の人の奇跡と愛が入っている事を
忘れずに
ご先祖様に感謝して生きて行きたいですね


もうすぐお盆ですね
祖母をおぶってくれたひいおばあちゃんの
お墓参りに行きたいと思います

それではあなたの今日が
人生で1番「青春」生きてる!
って感じる日になりますように


鬼嫁RIC

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