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味を感じなくなった友へ

友人にがん治療の経過で味覚が無くなった方がいます。
おいしいもの大好き、体重も気にしないガッツがある人でした。
入院してがん治療を行い味が無くなっているのに気づいて、もう生きていても仕方がないと退院したいと話します。

おいしい!を分析
料理の見た目、味、匂い、そして音すべてが重なって美味しいって感じます。
見た目 
カラフル、特に暖色系のほっこり感、緑色野菜のクールな印象が組み合わさりおいしさを盛り上げます。
反対なのが、マッシュルームのポタージュスープ、見た目は地味ですが、口に含むと美味しいという裏切り感もありますね。
味 
もちろん、酸っぱい、辛い、あまい、コクがあるなど多彩。甘辛い歌舞伎揚げつい食べ過ぎてしまいます。
匂い 
香ばしい、あまい、フルーティーなど、ワインでなくても匂いはおいしさの一部。
音 
両手のナイフとフォークを鳴らさなくても、石焼ビビンバがテーブルに来た時のジュっという音、ミルクをコップに注ぐときのトクトク、美味しい食事の前奏曲です。
雰囲気 
付け加えました、気の合う人たちとスマートなサービスのスタッフに囲まれた食事は満足度が高い。自宅でのリラックスした空間ですと簡単なお惣菜も美味しく感じます。

友人にはおいしさは味だけではないので、また一緒に食事しましょう、あなたがごちそう💕と手紙を書きました。
一緒に送ったものは、本当に柔らかい、季節の果物が入ったジュレ

のど越し、舌触りも美味しさの大切な要素でした。
食が細くなっている友人が気にいると良いのですが。


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