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味がわかる父とシジミ

高齢化してくると、舌の味覚が鈍化してくると言われます。
甥や姪は「お祖父ちゃんは味がわからない」というのですが、これは嗜好の違いと思っています。
その理由は
シジミの味噌汁にあります。

シジミの味噌汁と父

父は毎朝自分で朝食の準備をします。
ご飯と生卵、黒豆の煮物、イナゴの佃煮、漬物、そしてシジミの味噌汁が定番です。
シジミの味噌汁は、カップに入ったもの。
旭松の製品がお気に入り。
他のカップシジミ味噌汁とちがってだしに鰹節が入っているというのです。(ほんとかしら?)
牛乳もコンビニブランドではなく、明治の美味しい牛乳しか飲まない。
私が作ったものは用心して食べないので困ることもあります。

加齢で味覚が低下する?

さて、どうして若い世代はお祖父ちゃんは味音痴と思ったのでしょうか?通説ではいくつか理由が述べられています。

  1. 味覚細胞の減少:年齢とともに味覚細胞の数が減少し、味を感じる能力が低下することが一般的です。

  2. 唾液の減少:加齢に伴って唾液の分泌量が減少することがあり、これが味覚に影響を与えます。

  3. 薬の影響:高齢者は薬を多く摂取することが一般的であり、その副作用で味覚が低下することがあります。

  4. 歯や口腔の問題:歯や口腔の問題が加齢とともに増えることがあり、これが味覚に影響を与えます。

年をとると新しい味にチャレンジするのは苦手になるかもしれませんが、毎日食べるものはより美味しいものを選ぶようになるのではないでしょうか。
また、父の場合、亜鉛不足は味覚が低下すると言われますが、シジミは亜鉛を多く含みますので、味覚異常、衰退が生じないのかも。

年齢と味覚の低下は一定の関係がありますが、個人差や遺伝的要素、生活習慣なども影響するため、一概に年齢が原因とは断言できません。
シジミの味噌汁は父の味覚を保つのに、一役買っているのでしょう。
万歳! シジミの味噌汁♪


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