刺激的なことについて

生を駆動させるエンジンは世界の捉え方に対応している。

世界を箱型に捉えると有限である刺激的な集合の一部を刺激的でないことにしていく作業は刺激的なことの総量を同時に減らしていく。

より精確に捉えてみよう。

対象が刺激的か否かは自らの状態との関係性により規定される。

つまり、刺激の享受(=刺激的な集合の一部を刺激的でないことにしていく作業)は、刺激的なことの総量の増減とは相関しない。※増減量のボラティリティについての二次相関は存在する。

捻りを加えてみよう。

主体と対象との関係を優遇することなく、私自身が私以外に対してどれほど刺激的なのか?

その刺激的なことの総量を考えた時に、私は世界と結ばれ、刺激的なことというのはすべてのノードに潜み、そのノードのあり方は常に変化している。

このあり方においては、世界全体が生を駆動させるエンジンとなり、つまりはある種の器官を持った世界(=身体)となる。


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