『ヴァチカンのエクソシスト』(アマゾンプライム吹替で視聴)の感想
薄っすらとした記憶しかないが当時、オカルト系などかなり人類に希望が無いという終末思想的なものが流行っていたような気がする。私の大好きな石坂浩二金田一耕助の映画シリーズも日本の陰鬱な因習などが背景になっていて、映画業界の一種のトレンドになっていたのではないかな。
その中で『エクソシスト』という有名な映画がある。怖くて最初から最後まで見たことはないが、グニャっとなってカサカサカサ…となんか人じゃない動きをする悪魔に取りつかれた少女と、悪魔をやっつける神父さんの話というざっくりすぎる情報しかない状態で、「似たようなもんやろ」と『ヴァチカンのエクソシスト』を見た。
神父の役にあの『グラディエーター』のラッセル・クロウ。年を取られたのはわかるが、なんかその胸板が以前よりパッツンパッツンしておられる。というか胸板以外もでっかくなってないか?『グラディエーター』しか見てないのでその印象で止まっているだけだからか?
ともかく、悪魔をやっつけるにはまず拳で。祈る前に殴れというか祈る暇があったら殴れという感じの神父だった。「力こそパワー」とか言いそうな神父さんである。
少年が悪魔に取りつかれたという情報をヴァチカンが得、グラディエーター神父を派遣する。ヴァチカンから単車でスペインの少年の元に行く。単車で。グラディエーター神父なので単車が小さい。小さく見えるのか小さいのかわからんくらい小さい。少年の元に到着するまで3回くらいタイヤ破裂していると思う。
結論:グッドエンド。
テンポもよくさくさく話が進む。ホラーやスプラッタ映画は嫌いなのだが、大丈夫だった。日本のホラー映画より驚かすタイミングが分かりやすかった。ただ、思ったより拳で戦っていなかったのが残念である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?