命の選択をどうするか?

今回は少し重たいテーマになります。

「命の選択」

命は何よりも代えがたい大切なモノ

それを選択する


そんな経験(汗)?

あなたはきっとそんな経験をしないと思うでしょう。

命を選択する

そんな場面を少し考えてみました。

映画のシーンみたいなのもあります。

たとえば、

家族が誘拐され、指定された相手を殺めなければ家族が殺められる

出産中に状態が悪くなり、母か子を選ばなければならない

他にもあるのでしょうが長くなるので


なかなか命をあなたが選択する場面に出会うことはないかもしれません。


ただ、多くの人は将来的に命の選択をすることになります。


命の選択

そう呼ぶとイメージがつきにくいと思います。

なので、イメージがつきやすく言い換えると

延命治療を望みますか?

結構、パワーワードですねコレも


ただ、延命治療の選択するときは必ず来るんですよね。


例えば、自分自身が亡くなるかもしれないとき


交通事故に会うかもしれない

脳梗塞や心筋梗塞になるかもしれない


治療をしても助かる見込みはない

そんなとき、どこまでの医療を望むか、、


僕ら医療者はは多少呼び方は違うかもしれませんが

延命治療をする、しない

で略語があります。

しない=No CPRまたは、DNR

する=フルコース


若い方であれば、延命治療は程遠いのかもしれません

しかし、高齢の方であれば入院の際には聞かれることが多いと思います。


例えば、87歳の寝たきりの父親がコロナに感染し入院することになった

僕の病院であれば、

入院時には必ず医師から家族に説明します。

延命治療を望みますか?


その時、家族は命の選択をすることになります。


要は、心臓が止まったときや、止まりそうなとき

心臓マッサージや電気ショックを望むか? 


また、呼吸が止まりそうなとき

人工呼吸器を使用するか?


もし、あなたの家族がその選択が必要になったとき

突然言われることも多いです。


そうなったとき、どういう決断をあなたはしますか?


僕の場合は、

両親と既に話し合っています。

また、僕自身も延命治療は望みません。


若い方であれば、延命治療で命が助かる場合もあるでしょう。

しかし、高齢者で延命治療となった場合

一命を取り留める確率はかなり低いです。


こういう仕事をしていないと、ほとんど経験することはないと思いますが、


心臓マッサージをすると肋骨が折れる感触がわかります。

それだけ、されてる方にも負担が多いです。


このコロナ禍で、第六波となり

高齢者の入院がほとんどになりました。

家族にとって延命治療を望むかどう、、

決めるのは苦渋でしょう。


だけど、延命治療の有無を決めなければもしもの時は全ての治療をされることになります。

なので、自分自身や家族が延命治療を望むかどうか、

これはお互いが元気なときに話し合う必要があることです。

日本人は「死」を悪いイメージで捉える方が多いです。

だけど、この世に生まれたら必ず死は訪れます。


だから、いつかは「死」について考えなければならない時が誰しもやってきます。


このコロナ禍

高齢の家族がいてる方はお互いの意思を確認し合ったほうが良いと思います。


今日はこんなお話でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?